眠気と戦うことが増えた。というか、朝がちっとも起きられない。それも8時間、9時間も寝たのにである。何かの病気じゃないのかと心配しちゃうほどだ。
若い頃はやたらと寝るタイプだったが、社会人になってからは人並みに過ごしていた。6~7時間も寝ればスッキリ過ごせていたのだが、ここ半年ぐらいはやたらと寝まくるようになった。
年を取ると睡眠時間が減ってくるというが、逆もあるのだろうか。よほど起きたくないほどのツラい事情があるわけでもないし、自分でも謎である。
自律神経がおかしくなっていると起きられないらしいが、そんな理由だと何だかちょっとスカした感じ?だからそれも違う気がする。ひょっとしたら糖質過剰がもたらした体調変化ではないかと睨んでいる。
とはいえ、糖質を減らすような努力もせずに漫然と日々を過ごしている。健康に悪いからコンビニ飯はやめようと決意していたのに、結局は毎日のようにコンビニのパンを朝から頬張っているからダメダメである。
それもホイップクリーム入りクロワッサンだのカスタードクリーム入りデニッシュだの冷静に考えて不健康そうなものばかり選んでしまう。
60歳近くになって好きなものを好きなだけ食べられることは物凄く幸せなことだ。だったらそんな状況をしっかり堪能しなければもったいないというアホバカ思考が私を支配している。
血圧もコレステロールも薬のおかげで基準値をちょこっとオーバーする程度で済んでいる。そのせいで何も制限をせずに好き勝手にジャンクフードまでむさぼっている。裏返せば幸せの塊だが、その反動が日々の眠さやダルさという形で跳ね返ってきている可能性は強い。
ダルさと疲れとは違うはずだが、私の場合、ダルいとすぐにスタミナ不足だろうと思い込んでウナギを食べて復活を試みる。ウナギをしっかり食べても翌日になって急にスッキリしていたことはない。でも私の中に「ウナギ信仰」が染み付いているからそんな行動を繰り返す。
先日も築地の宮川本廛に立ち寄って肝串と山かけで一杯ひっかけてから鰻重をがっついてきた。それも中入れ重である。すなわちウナギが2段になっている贅沢品だ。
糖質過剰が日々のダルさの原因だとしたら鰻重の白米までしっかり食べることは逆効果だ。にもかかわらずウナギパワーに加えて山かけのとろろパワーを信じてガツガツと食べてしまった。
で、翌日の朝がどうだったかというと、9時間も寝てしまったのに目覚めてもダルくてしばらく動き出せないでいた。ウナギパワーまるで効果なしという結果だった。
寝すぎちゃったからダルいのかもしれないが、疲れてもいないのに9時間も眠れちゃうこと自体が普通ではない。困ったものである。
おまけに夜の9時や10時にのんびりテレビを見ていると必ずと言っていいほどうたた寝までしちゃうようになった。朝まで十分すぎる睡眠を取っているのに不思議で仕方がない。
そんなこんなでまた新たなサプリを試してみることにした。眠さ解消とは違う気もするが、男性の主要なホルモンであるテストステロンの錠剤だ。
テストステロンなどと聞くと男性機能だの勃起障害だのソッチ系のイメージだが、そんな目的ではない。気分が沈んだりやる気が出ないという男性更年期的な症状はテストステロンが減少することで生じる。
生活習慣病やガンの予防のためにもテストステロンの補充は効果があるらしいので、しばらく飲み続けてみようと思う。功を奏して活力がみなぎってくることを願っている。
ちなみにテストステロンが足りている状態で追加補充をしすぎると、精巣が錯覚を起こしてキンタ◯袋が小さくなってしまうという副作用があるらしい。
それはそれで怖い話である。これからしばらくはキンタ◯袋が日に日に小さくなり続ける悪夢にうなされそうである。
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