2024年3月13日水曜日

トランプさんの食事

「もしトラ」が「ほぼトラ」になってきたことでアメリカ大統領選の行方が何かと話題だ。トランプ返り咲きの公算が強くなってきたからメディアもさまざまな角度からその影響を取り上げている。

 



わが「富豪記者ブログ」もこれに触れないわけにはいかない。もっとも政治経済の影響なんてヨソにまかせて彼の大食漢ぶりの問題や健康への影響を考えてみることにする。

 

トランプさんの大好物はマックのハンバーガーとケチャップをぶりぶりかけたステーキだとか。実に素晴らしい。巨万の富を築いた男のくせにマックを愛するあたりがアメリカ人っぽくて好感が持てる。

 

かつて側近が明かした話によるとビッグマック2つとフィレオフィッシュ2つ、それにポテトとチョコシェイク。これがトランプさんの定番だったらしい。実に王道である。新参メニューには目もくれず古典的なビッグマックとフィレオフィッシュを選ぶ点が素敵だ。

 

メディアでさんざん批判されたせいで、その後はサラダ中心のヘルシーメニューで減量に成功したとも言われている。でも、ワガママそうなオッサンだからそんなのはフェイクニュースで今もマックをむさぼっていると私は信じている。

 

ケチャップドバドバステーキにしてもマックの話にしても大統領になってからオモテに出てきた話である。少なくとも70歳ぐらいの時にそんな食生活をこなしていたわけだから尊敬に値する。それでもアメリカ大統領という激務をこなしたわけだから凄い。

 

巷にあふれる健康的な食生活のススメみたいな話を無視してもまったく問題ないという“逆教科書”的な示唆に富んだ話だろう。偏食人生を歩んできた私にとってトランプさんの食生活の話を聞くと勇気が湧いてくる。

 



フィレオフィッシュの下のパンとダブルチーズバーガーの上のパンを外してドッキングさせる「フィレオダブチ」の美味しさをぜひトランプさんにも知ってほしいと願う。きっと彼なら強力な理解者になってくれるはずだ。いや、ひょっとするとあの邪道な組み合わせを編み出したのはトランプさんかもしれない。

 

家庭人を卒業してからの私の食生活はなかなかヒドいものだ。第一に好きなものしか食べない。ファストフードはもちろん、コンビニ飯もバンバン食べる。もはや全身が化学添加物で構成されている状態かもしれない。遭難して死体になっても防腐剤のおかげでいつまでも腐らなくて済みそうだ。

 

先日のベトナム旅行から帰国した際も、家に着いて最初に食べたのが吉野家の牛丼特盛だった。普通のオジサンなら海外から戻った直後はお茶漬けとか味噌汁とかでほっこりするのだろうが、どうも私の場合はヘンテコだ。

 

その日の夕飯はこれまたウーバーの宅配で「なか卯」を利用したし、翌日は朝からコンビニパン、それもタルタルメンチカツサンドという若者専用みたいなものを選んだ。その日の夜こそ蕎麦屋で鴨焼きとせいろ2枚というヘルシーメニューだったが、翌日からまた「ロクなもんじゃない」シリーズである。

 

朝からウーバーの宅配で2種類のドーナツとソーセージエッグマフィン、夕方はコンビニのおにぎりと袋麺の即席焼きそばだった。この数日間で食べた野菜は牛丼に入っているタマネギと蕎麦の薬味ぐらいである。

 

次の日の朝はコンビニのツナサンドとたまごサンド。ツナはマヨネーズだらけだし、たまごサンドはいまや毒物とも言われるマーガリンぶりぶりである。夜は銀座の料理屋さんでトリュフソースがたっぷりかかったゆで卵、ウニと卵黄とトリュフソースのグラタン、からすみビーフン、エビマヨにメンチカツである。

 




 普段はもう少しマトモな食事をしているが、旅行疲れを言い訳にこの週は私の日常の中でも特にヒドい食べっぷりだった。一応、毎朝サプリと青汁は飲んでいる。ついでに血圧やコレステロール対策の薬、血をサラサラにする薬も飲んでいるのでそれを免罪符だと思っている。

 

来年にはいよいよ還暦だというのにこんな食生活ではヤバいと心の中ではいつも感じている。でも改善に向けて頑張ろうと思うたびにトランプさんの顔が脳裏をよぎってしまう。

 

もし、このまま大過なく70歳ぐらいまで元気に暮らせたらそれはそれで画期的なことだ。その際には「食生活は健康と無関係」という学問というか流派でも立ち上げて教祖になってみるのもアリかもしれない。その時はトランプさんを勝手に名誉顧問にしちゃおうと思う。

 

 

 

 

 

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