2024年3月25日月曜日

「まるハラ」のバカらしさ


「まるハラ」をご存知だろうか。何でもかんでもハラスメントに分類するアホな世の中の風潮の中でもとくに愚かなテーマだ。

 

ここでいう「まる」とは句読点の「。」である。文末に「。」が付いていると怖いから一種のハラスメントなんだとか。バカもほどほどにしろ!って叫びたいほどバカな話である。

 

こういうバカに付き合って世の大人達が句読点のマルを省略するような自体に陥ってはいけないと思う。

 

「わかりました。」「すぐに処理してください。」など「。」があると、怒ってる、冷めているというニュアンスを感じるのだとか。

 

より良い方向に変えるなら「わかりました!」「すぐに処理してください!」など「!」を付ければいいと大真面目に解説するスットコドッコイまで出てくる始末だ。何だか脱力する。

 

句読点の「、」も「。」も入れずに結構な長さの文章を書く若者が珍しくないそうだ。呆れる。冗談抜きに小学校から学び直して欲しいと思う。

 

「おじさん構文」なる言葉も考えてみれば中高年世代からすればイラつく言葉だ。一種のジョークだとは分かっているが、ロクに文章を書く経験を積んでいない連中にアーダコーダ言われるのは気持ちの良い話ではない。

 

句読点の多さもおじさん構文の特徴の一つだとか。それ以外に長文イコールおじさんだとか。他にも汗や表情の絵文字を多用する、「ナンチャッテ」など中途半端なカタカナの多用や改行の多さなども該当するらしい。

 

若者同士はLINEなどのやりとりでは「了解」を単に「り」と省略するなどやたらと短文で済ませているそうだからマトモな大人たちのやり取りが奇異に見えるのだろう。

 

逆に言えばマトモなやり取りをする文章能力すら持っていない知的レベルの低さの証みたいな話だ。まあ、そんなことに対して真っ当な指摘をしちゃうこと自体が既に「ズレたおじさん」なんだろうが、やはり言語の最低限のルールは一種の文化だから極端に変形させるのは感心しない。

 

もちろん、おじさん構文をバリバリ書いちゃう我々世代だって若者時代はヘンテコな言葉を使っていた。古今東西、若い頃には言葉遣いに奇天烈なアレンジを加えるものなのだろう。

 

放っておけばいずれは収まる話だからグダグダ言うような話ではないのかもしれない。それは分かっているのだが、大人側が変に若者側におもねってそっち側の真似をしちゃうのが気色悪い。

 

昔のお年寄りは時の若者がヘンテコな言葉を使おうとまったく影響されずにお年寄りならではの言葉を平然と使っていた。それが正解だと思う。

 

今の時代はアンチエイジングか何だか知らないが、若者側になびいてそっちの真似をしたほうが格好いいと勘違いしているオッサンオバハンが増えているような気がする。若々しい気持ちでいることと若者のマネをすることは次元が違うという当たり前の認識が欠けている。

 

昨年このブログで「おっさんビジネス用語」について書いてことがある(https://fugoh-kisya.blogspot.com/2023/03/blog-post_03.html)。

 

「よしなに」「幸甚に存じます」みたいな言い回しがもはや絶滅危惧種?みたいになっているという話だ。当然、時代とともに廃れていく言葉はある。「電話のダイヤルを回す」みたいに時代の変化で実際に意味不明になってしまった言葉もある。

 

それでも文章の長さやそれにともなう句読点といった基本的な決まり事は極端に崩してはいけないと感じる。文章を読めば書いた人の知的レベルや教養の度合いだけでなく、人間性そのものだって浮かび上がってくる。

 

他にも、行間から滲み出すニュアンスみたいなものを感じ取ることで、本意を察したり意図を汲み取ったりすることも出来る。句読点も無しにただただ短ければOKという風潮は大げさに言えば民度の低下という残念な結末にも繋がりかねない。

 

何だか大真面目に熱弁をふるってしまった。無視すればいいバカを本気で相手にしてしまったような後味の悪さを感じる。

 

もっと楽しい話だけを書いていくようにしないと私の血圧が上がるだけだ。気をつけようと思う。

 

 

 

 

 

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