2021年7月5日月曜日

甘味と幸せ

 

昔からスリムとは程遠い体型を維持している。シュッとした体型でいることは大学生の頃までで終わりにした。大の男ならばやはり恰幅の良さは大事である。

 

言い訳はさておき、デブ系の人間にとって糖尿は厄介な相手だ。コロナ禍でますます糖尿の怖さが際立ってきた。

 

私は運良く血糖値はずっと正常だ。たぶんに遺伝的な要素もあるらしいので、こればかりは親に感謝だ。

 

一時期、ボーカリストという立場を自覚してマヌカハニーを毎日摂取したのだが、その時だけ血糖値が基準値を超えた。仕方なくやめたらすぐに数値は戻ったのでマヌカハニーの糖分は結構凄いみたいだ。

 

さて、前置きは終わり。甘いモノの話である。酒飲みは甘いモノを食べないなどという定説は今や昔、世の中、結構スイーツ好きなオッサンが増えているそうだ。

 

私もそうである。わが家の冷蔵庫には常にいくつかのコンビニスイーツがあるし、ハーゲンダッツやゴディバのアイスクリームも10個ぐらいは常備している。

 


 

ほぼ毎日タバコ休憩のために出かける職場近くのプロントでは、スイカジュースをグビグビ飲んでいる、夏場の楽しみだ。

 

市販のスイカジュースはナゼかウマいものが皆無なので、プロントのスイカジュースをぜひパック入りで市販して欲しい。きっとバカ売れすると思う。

 

先日、かき氷にぶったまげる機会があった。上野広小路のパルコに入っている「廚 otona くろぎ 」という店。

 

日本料理の人気店が出した甘味専門店だ。この時期はかき氷専門みたいで、半世紀以上生きてきた私が驚くような斬新なかき氷を食べさせる。

 





 値段は妙に高い。牛丼を4~5人にご馳走できそうなレベルだ。こだれだけ払えばさぞや凄いかき氷なんだろうと思っていたが、確かに凄いかき氷だった。

 

かき氷の概念が変わるような感じだ。「氷和菓子」という新たなジャンルに区分けされるべき出来映えだった。

 

昔ながらのざっくりした氷に毒々しい色のシロップをかけた古典的かき氷の大ファンだったら逆にこの店のかき氷はピンとこないかもしれない。

 

とくに白っぽいほうの「みたらしミルク」は口に入れた瞬間に衝撃を受けるほどのパンチがある。やたらとウマいのだが、チーズクリームがコッテリなので途中でキツくなる。

 

若い人なら最後までウマいウマいと叫びながら完食できるのだろうが、我が身の現実としてはさすがにクドい。

 

もう何年も前からかき氷の世界は昔とは違う方向に進化しているようだが、この店で食べてみて時代の変わり様を実感した気分になった。

 

私のような年齢でこういうイマドキスイーツを楽しめるのは大学生の娘のおかげだ。さすがに一人でスイーツ探検は出来ない。これが息子でもダメだろうから娘を持った父親の特権みたいなものだ。

 

先日もエシレバターと砂糖だけの妙にウマいクレープを食べることが出来たし、少し前には妙にシャレオツなパフェも食べた。

 


 

目白の駅前ビルに入っているデリーモというスイーツ屋だ。チョコレートが人気の店だとか。ピスタチオ好きの私はピスタチオクリームを使ったパフェを堪能した。

 

その昔、甘いモノが食べたくなると、そこらへんで売っているごく普通のチョコレートをかじったり、近所の冴えない和菓子屋で固くなりかけている大福を買って満足していた。究極のシンプルである「すあま」も好きだった。

 

時が経ち、飽食の時代も頂点に達したかのような今、妙に贅沢で妙に美味しいスイーツが世の中に溢れている。愛する娘とそんなものを呑気に食べて四の五の語っていられるわけだから幸せなことである。




 

 

 

 

  

2021年7月2日金曜日

全裸監督シーズン2




 

6月末から配信が始まった「全裸監督シーズン2」。先週某日、待ちに待っていた私はさっそく1日で全話観てしまった。ただただ面白かった。

 

シーズン1の衝撃もそのまま、よりスケールアップした感じで楽しめた。一言で表現するなら「プロ集団の本気」に尽きる。名優達の熱演が印象的だった。

 

かの村西監督に憑依した山田孝之はもちろん、豪華キャストが重要な役どころを抑えており見応え抜群だった。

 



 

國村隼演じるヤクザの親分はやたらと恐いし、リリーフランキー、ピエール瀧は相変わらず不良刑事と怪しげなビデオ屋のオヤジを熱演している。

 

前作から引き続き出演している満島真之介や玉山鉄二も最高だ。玉山鉄二は朝ドラ主演俳優という看板を脱ぎ捨て、今回も激しく自慰行為にふけるだけでなく緊縛宙吊りプレイまで披露している。

 

どの出演者の皆さんも、まさにあっぱれのプロ根性である。

 



 

アノ時代をリアルタイムで覚えている世代にとっては単純明快に面白い。一種の郷愁にも浸れる。

 

新宿や渋谷の風景もCGで忠実に再現され、服装や携帯電話、クルマに至るまで当時の空気感をしっかり漂わせているのが素晴らしい。

 

まだまだアナログだったものの、その分、無邪気で明るいエネルギーに溢れた時代だったことを痛感した。

 

作中にも出てくるのだが、ちょうどヘア解禁の頃である。エロの捉え方がそれ以前の時代とは大きく変化する過渡期だった時代の設定だ。

 

ワキ毛の女王・黒木香が一世を風靡した頃、私は大学生だった。家庭用ビデオデッキが一家に一台から徐々に一人一台ぐらいにまで普及していた記憶がある。

 

若者はレンタルビデオ屋に足繁く通い、普通の映画と一緒にこっそりエロビデオを借りるのが一般的な生活パターンになっていた。

 

レンタルビデオ業界はもちろん、ビデオデッキメーカーだって、好業績を支えていたのは紛れもなくエロビデオだった。

 

スケベなエネルギーが世の中を進化させる典型的な例が当時のビデオをめぐる世相だった。

 

プロ集団の話に戻る。バブルの頃の怪しげな銀行員を演じた吉田栄作も良かったし、村西監督をイビるバブル紳士役の伊原剛志のウザい感じも時代感を表していた。

 

他にも石橋蓮司、室井滋、宮沢りえも良い味を出していたし、ちょこっとした役で永瀬正敏や小雪なんかも出てくるから飽きない。

 

言い古されたことだが、コンプラだの自主規制だとかで自由な表現が出来なくなっているテレビでは絶対に作れない作品だ。

 

裏を返せば、こういうネット配信専用番組がどんどん一般化すれば、テレビドラマのいわゆるオワコン化は想像以上に早く進むかもしれない。

 

思えば、今の自分が思うエロの在り方は「村西監督」が大活躍していたあの頃を境に変わったような気がする。同世代の男性は無意識ながらも村西監督の影響を受けているはずだ。

 

秘め事みたいな感覚が明るく開放的に変わった。世の中全体にそういう変革をもたらしたのは事実だろう。振り返ってみれば「エロのプロ集団」が歴史を作っていたわけだ。

 

セックスのことを「エッチする」と表現するようになったのは1980年代だ。エロビデオが一気に普及して若者男子の必需品となった頃と重なる。そういう時代の空気感の象徴が村西軍団だったのだろう。

 

無邪気だった時代を思い返しながらこの作品を楽しむのもオススメだ。大袈裟に言えば自分の人生の一時期を振り返っているようにさえ思える。

 

 ついでだから予告編動画を貼り付けておきます。


https://www.youtube.com/watch?v=tNTyzHdTvCA





2021年6月30日水曜日

炭水化物を愛している

デブの元だとか言われて何かと敬遠されがちなのが炭水化物だ。よく知らないが、炭水化物は健康のために不可欠な要素だから嫌ってはいけない。

 

ウマいものって結局は炭水化物である。キャビアだフォアグラだ、トリュフだと言われても空腹だったらおにぎりのほうが美味しい。

 

ついに本日限りで閉館してしまう九段下のホテルグランドパレス。名残りを惜しんで今月は5回も出かけた。目的はもちろんピラフである。

 

名物のシャトーソースをビチャビチャかけて食べるピラフともオサラバである。本気で泣けるほど淋しい。

 





 

ホタテ貝柱、ビーフ、シーフードそれぞれのピラフである。別注も含めてソースは全てシャトーソースである。実に名残り惜しい。

 

オムライスもビーフシチューもすべてがすべて美味しかった。さらばだ!グラパレ。50年近くにわたって私をピラフで興奮させてくれて感謝である。

 




 

というわけで、炭水化物に話を戻す。

 

先日、何年かぶりに湯島にある「厳選洋食さくらい」に出かけた。ここは都内の洋食屋さんの中でもトップレベルだと思う。何を食べてもウマい。

 

メニューの多くがハーフサイズでも注文できるところが“散らかし食い”を得意とする私には嬉しい。

 




 

チキンドリアだ。ベシャメルソースが抜群の美味しさである。昔から“ベシャメラー”を自称する私だ。丁寧に仕上げられた正統派洋食にただただ悶絶。

 

ベシャメルソースの下にはトマト味のチキンライスである。これだけでも充分ウマい。そこに官能ソースをたっぷり乗せてオーブンで完成するわけだ。ヤバい味だ。

 



 

こちらはハーフサイズの鶏の照り焼き丼である。前半、中盤とコッテリ系、しっかり系の料理をいくつも食べると、こういう優しい味が欲しくなる。仕上げに最適だ。

 

この日は、トリッパ、イカの墨煮、オックステールシチューなども頼んでいたから、白米で食べる照り焼き丼は、やや異質だが“ニッポンの洋食”は一種の日本料理だからこういう組み合わせもアリだと思う。

 





 

もっと頻繁にこの店で食べまくってみたいのだが、なかなか上野方面に行く機会がない。今の住まいに引っ越す前は湯島界隈には割と出没していたからマメに訪ねなかったことを後悔している。

 

炭水化物の話を書こうと思ったのだが、結局、洋食バンザイみたいな話になってしまった。

 

グラパレにちょこちょこ出かけていたせいで、最近の私の舌はすっかり洋食モードになってしまった。

 

ニッポンの洋食といえば陰の主役はバターである。きっと6月のバター摂取量はかなりのものだと思う。炭水化物の善し悪しを語る以前の問題かも知れない。

 


というわけで、毎日飲んでいる青汁を通常より多めにグビグビすることにした。野菜には手をつけずにウマいものを堪能する上では、各種のサプリと青汁が頼みである。

 

でもウットリするほどウマいものを食べた時のアノ幸福感は間違いなく健康に良いと思う。

 

笑うことが免疫力を高めたりする「お笑い健康説」と同じく、抜群にウマいものを食べた時のハッピーな気分も健康に影響があると信じている。

2021年6月28日月曜日

銀座のクラブと空気感

今月、2~3回ほど銀座のクラブ活動に出動した。この1年半ですっかり縁遠くなってしまったが、多くの店が何とか営業している。

 



 

当然だが、こんなご時世だから繁盛というには程遠い。あの世界は東京の大事な文化みたいな存在だから壊滅しないで欲しいと願うばかりである。

 

「夜の酒」がすっかり悪者のように扱われている今、クラブという業態を維持するのは厳しい。いつか人波が復活するにせよ、以前のような活況に戻るのはかなり先だろう。

 

顧客の行動パターンは、習慣というか、一種のリズムのような感覚に左右される。通うことが習慣になっているから通うという側面は大きい。

 

その証拠にコロナ以前は、正月明けやお盆休み明けは意外に空いている店が多いという話をよく聞いた。

 

すなわち、長い休みのせいで客も店に通うリズムが狂ってしまい、また通い始めるには少しばかり時間がかかるわけだ。

 

長期化したコロナ禍のせいで、なんとなく夜のクラブ活動を“卒業”しちゃった人は相当な数にのぼるはずだ。私自身、たまたま長い付き合いの黒服さんに上手に誘導されなければ行かずじまいだったと思う。

 

で、久しぶりにじっくり過ごして感じたのは負の連鎖だ。勝手な思い込みだが、私があの世界に足を突っ込むことになったきっかけは「気」である。

 

空気感の気、雰囲気の気である。賑わっていた銀座のクラブに漂っていた「気」は独特な魅力があった。

 

2年前にこのブログで銀座のクラブの「気」について書いた。その観点からみれば現状は厳しい状況である。

 

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2019/04/blog-post.html

 

悪い気を背負っている人は必然的に集ってこない。言葉は悪いが負け組的な気配とは無縁の「上向きな気」に溢れている点が銀座の強さだったと思う。

 

今かろうじて営業している店にそうしたアゲアゲな気が漂うことはない。混雑していないことだけが理由ではない。やはり「夜の街」に押されてしまった負の烙印が影響している。

 

時短要請、休業要請等々の影響で「夜」「酒」はすっかり悪者扱いされている。緊急事態宣言が解除されても東京では「酒は夜7時まで」「営業は夜8時まで」という意味不明なルールが罷り通っている。

 

そんなスタイルが何となく受け入れられている以上、基本的に夜8時ぐらいから活動が始まるクラブという存在は浮き世離れそのものという話になる。

 



 

おまけに、どっかの議員センセイがウソまでついて銀座のクラブに通っていたことがバレて党を離党する騒ぎになった事件なども、銀座のクラブ=悪い場所というネガティブイメージを強調してしまった。

 

実際、銀座のクラブの中には、店の入口を閉じた状態で扉には休業の貼り紙があっても、実は中では営業中というパターンが少なくない。

 

こうなると、まさに人目を避けてコッソリという状態だ。「気」という点では上向きな空気にはなりようがない。むしろドンヨリした空気感につながる。なんとも残念な状況だ。

 

ほろ酔い気分で店を出た後も同じ。遅めの時間の7丁目8丁目界隈に人の流れは無い。目に付くのは黒服など夜の街関係者ばかりだ。上機嫌でウェイウェイ闊歩しているオジサマ族など見かけない。実に淋しい。

 

淋しい場所に人は来ない。ましてやアゲアゲな気を持った人々ほどドンヨリした気が漂う場所を嫌う。夜の銀座がどうにもならない悪循環のまっただ中にあることを痛感する。

 

極端に人の流れが無くなったにもかかわらず、悪名高きタクシー乗り場規制は今も続いている。夜10時以降、流しのタクシーは拾えず正規の乗り場からしか乗車できないルールだ。

 

実にバカな話。タクシー乗り場では乗車待ちのタクシーの赤い空車サインが延々とつながって灯っている。シュールな光景というより哀しい光景だ。

 

つくづく街に活気が戻って欲しい。そうすれば上向きな空気をまとった人々も戻ってくる。ドンヨリした空気が街に染みこんで取れなくなる前にそんな日が来ることに期待したい。


ついでに13年前にこのブログで夜の街のアレコレを書いた話を貼り付けてみる。ひと昔以上前の話だ。今と比べると違う星の話のように感じる。

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2008/03/blog-post_14.html








2021年6月25日金曜日

ジャンク飯、半藤一利さんの本


太田胃散をしょっちゅう飲む割にはジャンクフードを喜んで食べている。胃腸が若いのか単なるバカなのか、多分後者だろう。

 

身体に悪そうなモノは美味しい。これは間違いない。許されることなら半熟ゆで卵にタルタルソースをべっとり塗りたくって飽きるまで食べたい。

 



 

相変わらずウーバーイーツでアレコレ注文しているのだが、この画像は悪名高き!?チキン南蛮である。この画像を見るだけでウットリする。

 

タルタルソースへの愛はこのブログでも以前から熱く語ってきた。

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2014/03/blog-post_7.html

 

我々の世代はマックのフィレオフィッシュで初めてタルタルソースに出会い、一瞬で恋に落ちた。

 

その後、エビフライ、カキフライではエビの味、カキの味が分からないほどタルタルまみれにすることに喜びを感じて大人になった。

 

そして気付けば西の方からチキン南蛮という「肉&タルタル」という素敵な料理がやってきた。そして今、タルタルへの愛と喜びは変わらないものの、しっかり胸焼けにも苦悶するようになった。

 

ジャンクフードと言えばハンバーガーだ。先日、ウーバーで「フレッシュネスバーガー」からいくつか運んでもらったのだが、やはりあの暴力的な味は男の舌を喜ばせてくれる。

 



 

クラシックアボカドチーズバーガーという大きめなヤツがウマかった。1000円ぐらいしたから本格派なんだと思う。

 

アボカドが入っているだけで良いことをした気分になるから不思議だ。ジャンクフードを食べた罪悪感が消える。アボカドだけ食べたように自己暗示をかけて幸せな気分になった。

 

先日、息子が来たので、具を入れない冷やし中華と牛丼を食べさせた。食べ盛りの男子がこういうメシをかっ込んでいる姿を見るのは楽しい。

 



 

これまでの人生で私は牛丼の「並」を買ったことがない。常に大盛りか特盛りか、最低でも「頭の大盛り」である。「並」を注文するのは負けたような気がするからイヤだ。

 

さも息子の食べっぷりを微笑ましく見ていたような書きぶりだが、この画像のこっち側では同じく冷やし中華1.5人前と牛丼の頭の大盛りを並べて食べている私がいた。同じである。その後、太田胃散を飲んだのは私だけだった。

 

さて、おうち時間の楽しみは食べることだが、さすがに四六時中食べまくっているわけではない。その他の楽しみは寝る前の読書だ。

 

映画化もされた「日本の一番長い日」の著者である半藤一利さんの本に妙にハマっている。

 



 

今年初めに亡くなられたのを機に発売された追悼ムック本がとても良かったので、半藤さんの本をまとめて購入した。

 

とくに近現代における歴史探偵ぶりで評価が高い人だから、幕末の諸々を考察した本から読み始めている。非常に面白くて、ちっとも眠くならずに逆に目が冴えてしまうのが困りものだ。

 

薩長史観で作られてきた近現代史の見方を江戸っ子の視線でぶったぎっているのが痛快だ。

 



 

ちょうどNHKの大河ドラマでは幕末のドタバタが描かれている時期でもあり、今年の私の“プチ教養修養”はこの時代を中心に攻めてみようと思っている。

 

 

2021年6月23日水曜日

冷やし中華を冒険する


「市販の冷やし中華の味にはさほど大きな違いは無い」。今月初めにこのブログでそう書いた。はたして本当にそうなのか。

 


 

自分で書いておいて何だが、世の中にある数え切れないほどの冷やし中華の味に差がないと言い切ってしまうのは乱暴だ。

 

冷やし中華好きとして軽率な発言を反省するために、この1ヶ月ほど改めて「お取り寄せ」に励んでみた。

 

ネットの評判はアテにならないといえども、さすがに人気商品だったらハズレはないはずである。ひたすら市販の冷やし中華に関するクチコミを読みあさってみた。

 

フムフム、世の中には冷やし中華ラバーは思った以上に多いようで嬉しくなる。私の場合、具は乗せずに麺だけを皿に盛り、おかずは別皿で食べるという変態スタイルなのだが、同好の士が見当たらなかったのが残念。

 

さて、取り寄せた商品にマズいものはなかった。理由はただ一つ。私が冷やし中華ラバーだからである。ちっとも参考にならずにゴメンナサイ。

 

もちろん、特徴はそれぞれなので好みは分かれるだろう。太麺か細麺か、縮れ麺かストレート麺か等々、それぞれのカラーがあるが、私の好みはやや太めの縮れ麺だろうか。

 




 10食3900円という値付けだが、麺そのものが非常に美味しかったのが福島県の「白河ラーメン」の冷やし中華だ。頑固な麺匠が竹踏み製法で作っているらしい。

 

具を乗せずに食べる私にとって麺のコシは大事な問題。そう書いてあっただけだが、頑固な職人が竹踏みしながら作っただけのことはある。

 



 

コシといえば日本の麺類を代表するのが讃岐うどんだ。讃岐うどんの業者さんが手がける冷やし中華も食べたくなって2カ所から取り寄せた。

 

「麺屋どんまい」「さぬきうどん小松屋」というお店から届いた冷やし中華は、どちらもコシがしっかりあって麺好きなら満足する味だった。

 

どっちがどういう味だった覚えていないのが冷やし中華の恐ろしさ?である。それを言うと「冷やし中華の味に大した差はない」という話に戻っちゃうから話を進める。

 



 ネット上でやたらと評価が高かったのが九州福岡の「鳥志商店」の冷やし中華だ。こちらはストレート麺だ。

 

届いて初めて気付いたのだが、こちらは乾麺である。日持ちする点も人気の高さに繋がっているのだろう。

 

博多豚骨ラーメンのあの細めのストレート麺を思わせる麺を冷やし中華として楽しむイメージである。

 

ゴマダレは嫌いで普通は使わないのだが、ここの「ごましょうゆ味」のタレは非常に美味しかった。

 

パっと見は普通の冷やし中華の“酸っぱ醤油系”のタレなのだが、ごま風味がガッツリ効いていてバランスの良い味わいだった。

 

夏の終わり頃にまとめ買いをして、冷やし中華がスーパーの陳列棚から消える秋冬春のためにストックしようと思う。

 



 こちらは独自の「きねうち麺」で知られるサンサス食品の冷やし中華。最近取り寄せた中では一番個性的だった。

 

もともとこのメーカーのきねうち麺の食感が好きで以前にもここの蕎麦をまとめ買いしていた。

 

良くも悪くもゴムっぽい食感なのだが、イヤな感じのゴムっぽさではなく、麺のコシの強さを感じる独特の食感がウリみたいだ。

 

冷やし中華は何となく冷麺みたいな食感で好みが分かれそうだ。冷麺好きな人なら間違いなく気に入るだろうし、一般的な麺に飽きたらこの麺で冷やし中華を味わうのも大いにアリだと思う。


というわけで、冷やし中華を求める私の冒険はまだまだ続く見込みだ。



2021年6月21日月曜日

パリピベッドルーム


以前より家にいる時間が増えたから、少しでも快適に過ごそうとアレコレと工夫している。

 

数ヶ月前に「豊かな暮らし」と題して悩ましい照明器具を使ってバスルームをエロ仕様に変身させたことを書いた。

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2021/02/blog-post_26.html

 

音楽を流しながら怪しげな灯りの中、ボンヤリ入浴するのは自律神経を整えるのに有効だと思う。

 

LEDの普及で手軽に怪しい照明グッズが手に入るようになったのは嬉しい。


大昔の若い頃、自分の部屋にフラミンゴだったかペリカンだったか、プラスティック製の置物インテリア照明を置いて喜んでいたことがある。

 

バドワイザーの看板なんかも壁にセットして「ウェストコーストの風が吹いているぜ」などと気取っていた日々が懐かしい。

 

懐かしがっているばかりではダメである。今は便利なグッズが多いから我がシングルライフに少しでも彩りを加えたい。

 

というわけで、新たな怪しげグッズを購入した。テープライトと呼ばれるシロモノである。

 


 

今では元嫁サマの持ち物になってしまった以前住んでいた家は自ら設計に携わった。設計段階でかなり力を入れたのが照明。こだわってアチコチに足元証明を多用した。

 

テープライトを使えばあの頃随分こだわった間接照明が手軽に実現できる。コンセントの場所さえクリアすればどこにでも手軽に貼り付けられるスグレモノだ。

 

とはいえ、意外にしっくりくる場所が無かったので、とりあえずベッドヘッドに沿って貼り付けてみた。

 


 

なかなかステキである。貼る場所を少しズラしたくなって一度剥がして位置を変えて張り直したら、剥がした部分の木目部分が一緒に剥がれるという悲惨な事故もあった。そこは見なかったことにする。

 

寝室にあるそのほかの間接照明も色が変えられるので、気分に応じて部屋の雰囲気が様変わりする。

 




こんな感じで心地よい音楽を流していると何ともホッコリする。ヒーリング効果はバッチリだ。まるでラブホテルみたいだという指摘は禁止である。

 

私にとってはスピリチュアルなイメージなのだが、我が娘に言わせると「パリピみたい」、「まるでヤカラ」だそうだ。

 

スピリチュアルと思っていたのをパリピと評価されるのは忸怩たるものがある。でも、確かにいい歳したオジサマが一生懸命こんな風に部屋を仕上げるのは滑稽ではある。

 

なんだかんだ言っても日常にちょっとした遊び心を加えることは大事だと思う。それなりの年齢になれば日々の暮らしに刺激がない。意識して面白がることでQOLを高めたいものである。

 

「いい歳して問題」のついでに、まったく話は違うが、最近の私のお気に入りを一つ紹介する。

 

セブンイレブンのバウムクーヘンだ。常温で日持ちするバージョンと冷蔵コーナーに置かれている小さめバージョンがあるのだが、[「しっとりバウムクーヘン」という冷蔵小さめバーションがやたらと美味しい。

 


 

バウムクーヘンといえば一時期爆発的人気になった「ねんりん家」が有名だが、アレよりもウマいんじゃなかろうか。

 

還暦まであと数年だというのに、セブンのバウムクーヘンにハマりそれをことさら熱く語る私は幼稚な人間なのだろうか。

 

「幼稚」って「若々しい」と同義語だったような気がするからまあいいか。