このブログを書き始めた当初は、職場のSEO対策に貢献できればいいと考えていた。当初は無理やり仕事のネタにこじつけたりもしたが、あまり面白くなかったから途中からは単純な個人的雑記になった。
そんな経緯で十数年もの長きにわたって雑多な話を脈略もナシに書き続けている。今では仕事絡みの話にはあえて触れないことが基本になっている。
税務関係の新聞などを発行していると意外に俗っぽいテーマにぶつかることは多い。愛人にかかるコストを会社の経費に混ぜちゃって税務署とスッタモンダするようなケースがその代表だろう。
15年ぐらい前にはそんな観点でアレコレ書いたこともある。
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2008/03/blog-post_29.html
それにしても「愛人」って響きは何だか素敵だ。愛情より性愛の「愛」の意味合いが強い感じが良い。独身になっちゃった私には使えない言葉だから妙に惹かれる言葉だ。
とはいえ「愛人」が既婚者専用の用語に落ち着いちゃったことは問題だろう。今の時代、結婚という形を選ばない人は増えているから独身オジサマにも愛人という存在や呼び名を解禁?してほしいと思う。
「おめかけさん」「二号さん」などは既婚者限定でも仕方ないが「愛人」の範囲はもう少し広がってもよい。「恋人」というのはニュアンスが違うし、かといって「セフレ」だとあまりに味気ない。やはり「愛人」というポジションは一種独特な意味合いを持っていると思う。
独身である私も当然ながらあれこれ付き合ってくれる女性はいる。「恋人」「セフレ」「愛人」「女友達」のうちどれが適当だろうか。さすがに「女友達」などという表現はあんまりだ。バカな人の答えかたみたいだ。創意工夫も洒落っ気もまるで無い。
なんだかどれもピンとこない。「ガールフレンド」だと子供っぽいし、突き詰めて言うとしたら「お連れさま」が適当だろうか。さすがにそれもヘンテコか。
温泉旅館の仲居さんは怪しげなカップルが来た時には「お連れさま」を多用する。不倫相手なのに「奥様」と呼んじゃったらマズいし、「お嬢様」だとこれまたスケベオヤジが気を悪くする。なかなか難しい問題である。
なんだかんだ言って、どこでもだれでも気軽に「愛人様」と呼べれば一件落着だろう。やはり「愛人」の使用範囲を既婚者や年齢に限らず広げるのが無難だと強く感じる次第です。
私の場合も仲良しの女性は「愛人」と分類するのが適当だと感じるが、ちょっと大げさにも思える。難しいところだ。それにしても既婚者の頃は第三者に説明するのも「愛人」の一言で済んだ。既婚者カードを使えなくなっただけで愛人という用語が使えないのは非常に不便だ。
いま思いついたのだが、男女ともにお互いにとって都合の良い相手ならば「都合さん」という呼び名も悪くない。「2号さん」にも響きが似ているし、一応そっちのニュアンスが感じられる。女性の立場から男性を表現するのにも使える。
「都合さん」。どうだろうか。コンプラコンプラやかましい今の時代にはさすがに受け入れられないか。実に残念である。
まあ、こんな話をあ~だこ~だと書いているのは平和の証である。
ついでだから上の方のリンクで貼った「愛人をめぐる税務署との攻防」について、ちょこっと耳にした話を書いておく。
とあるドクターが愛人を住まわせているマンションの家賃を「資料室」名目で経費処理していたのが税務署にバレた。毎月数十万円の経費が否認されちゃうと追徴される税額もバカにならない。
ところが、ドクター側の顧問税理士もなかなかのやり手で税務署にしっかり反論。いわくその愛人宅には古いカルテが保管されていたからあくまで資料室であると譲らなかった。実際は少量だったようだがたまたま保管していたらしい。
結果、痛み分けのように毎月数十万円を経費計上していた賃料の半分は資料室としてのコストとして損金に認められたそうだ。黙っていたら賃料全額が経費にならなかったわけだから、ちょっとしたポイントに精通しておくことは大事だということ。
なんだか当初の話から随分脱線してしまった。「富豪記者」というタイトルを掲げる以上、こういう話も時には書くようにしよう。
2 件のコメント:
愛人の愛は愛情の愛ではなく性愛の愛、という考察に感銘を受けました。
尚、愛人という言葉の響きやニュアンスは妻帯者と対になっているからこそ深みを持つものであり、未婚者の場合、本命以外はセフレと呼ぶのがやはり妥当かと思います。
コメントありがとうございます!確かに端的な表現はセフレなんだと思いますが、そこにプラスアルファの心情的要素が加わると別な呼称を探したくなります(笑)
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