今年も間もなく終わりだ。今日で仕事納めの人も多いみたいだが、どなたさまも1年間お疲れまさまでした。
たかだか1年前には思いもよらなかったことが身の回りに起きるのが世の常である。
私自身、今年は大きく変化した年だった気がする。
細かいことは数限りなくあったが、個々のあれこれはさておき、最近、自分自身を振り返る時、着々と「偏屈ジジイ」に向かっていることを実感して困っている。
年をとると怒りっぽくなるといわれる。死んだ祖父もそうだった。老境に入ってからはいつもブリブリ怒っていた。
多分、いろんなことがもどかしくてイライラするのだろうが、私の年齢ではチト早い気がする。もっと大らかで悠然と構えていようと反省している。
作家・伊集院静のエッセイがかなりの売行きらしい。週刊誌の連載が元になっているようだが、大人がシガラミ抜きに放つ正論の小気味よさがウケている。
私も読んでみたが、いちいちうなずく論調が多い。ただ、一方で感じたのは、昔、この人が書いていたエッセイと比べると怒っている場面が増えたということ。
勝手な推測だが、これも年齢の影響だろうか。腹が立つことが社会中に蔓延しているからこその怒りなのか、年齢による怒りっぽさなのか、大いに気になるところだ。
さて、私自身の偏屈ぶりというか、イライラの原因は何が原因だろう。やはり社会状況のせいなのか、単なる加齢のせいなのか、つくづく前者であって欲しいと願っている。
先日、クリスマス嫌いを反省して、何年か前に公開されたディズニー映画「クリスマスキャロル」をレンタルして見てみた。街中で嫌われている偏屈ジジイが聖夜に改心するストーリーなのだが、あまりに教条的だったのでイライラして途中でやめてしまった。
先日もクリーニング屋さんのオバハンと少しばかり揉めた。1万円札しか手持ちが無いことをきちんと低姿勢で詫びながら代金を支払おうとしたのだが、オバハンがことさら迷惑そうな態度に出やがった。大いにキレてしまった。
詳細は恥ずかしいから書かないが、そんなことばかりだ。タクシーを拾っても、道を知らないことを悪びれない運転手だったらサッサと降りるクセも付いてしまったし、席が空いているのに平然と待たせるような店では毒づいてしまう。
我ながらカッチョ悪いと思う。でも、すぐにイラついてしまう。きっと重度のワガママなんだろう。毎日5回ぐらいは心の中で「短気は損気」とつぶやいてみるのだが、低レベルの対応に直面すると、スイッチが入ってしまう。
でも、状況に応じた神経の使い方が出来ない人が世の中に増殖しているように思えて仕方がない。
何でそこでそういう言い方をするのかなあ、何でこういう時にはこういう対処が出来ないのかなあ等々、自分を棚に上げて悶々としてしまう。
何様だ!?オレ・・・って感じである。
こういうことって書いてみることで、意外に自己反省につながったりするからダラダラと書き殴ってしまった。
猛省しようと思う。
偏屈になると何が困るかというと、自分自身が楽しくない。これは最悪である。自業自得だから誰のせいでもないのだが、大げさにいえば、振り上げた拳が迷走しちゃう感じだ。
笑うことで免疫力が上がることは医学的にも常識だし、いまや「笑い療法士」なる資格まで注目されているそうだ。
来年は「笑うこと」を人生の重要課題に位置付けようと思う。「笑門来福」をモットーに過ごしてみようと思う。
年末年始は、きみまろのCDを聞きまくったり、寄席に出かけたり、ユーチューブでオバカ動画でも探して、今更ながら「ミスター・ビーン」でもじっくり鑑賞しようかと考えている。
手軽に爆笑できる映画とか動画とかご存じの方は是非教えていただきたい。
皆様良いお年を!
年明けは1月7日から更新を再開する予定です。
2012年12月28日金曜日
偏屈だから笑っていよう
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4 件のコメント:
今年も1年、楽しませていただきました。
ありがとうございます。
今回の記事、同感です。
私は、55歳ですが、年々、社会と自分に怒りを感じることが多くなりました。
こんなときは、葉巻をゆっくり燻らせながら、ジャズかクラシックを聴いて、心を落ち着かせています。
来年も楽しみにしています。
良い年をお迎え下さい。
コメントありがとうございます。
「社会と自分に怒り」。。激しく同感です。
もっとホゲホゲした心境にならないといけませんね。
お互い頑張って騒々しい世の中を乗り切りましょう!
良いお年をお過ごし下さい!
富豪記者様
今年も一年、沢山の面白いテーマで愉しませて下さり、有難うございました。飾らない率直なお言葉の数々に沢山笑わせて頂き、また元気を頂きました。来年も引き続き楽しみにしております。もちろん、松富会のご活躍も‼
玉
玉さま
過分なるお誉めの御言葉、感謝です!
良いお年をお迎え下さい!
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