2019年5月8日水曜日

台北ぶらぶら


こんなに長期間、このブログを更新しなかったのは初めてのことである。10連休に甘えてしまった。

連休は台湾に行ってきた。5日間の一人旅である。目的は特になし。なんとなく異空間、非日常に身を置きたかった感じだ。

台湾に行きたかったというより、飛行機が台北行きしか取れなかったという消去法みたいな事情で出かけた。でも結果は大正解だった。


出発前は何かとバタバタした日々だったので、“予習”をほとんどしないまま出かけた。

このウン十年の旅行歴の中で、今回ほど事前研究もせず行き当たりばったりで過ごしたことはなかった。悪く言えば台湾をナメてかかっていたわけだ。

で、行ってみたらビックリ。やたらと楽しかった。一気に大ファンになった。

香港やソウルを始めアジア諸国の各都市で過ごしたことは何度もあるが、30年ぶりに訪ねた台北は、想像以上に快適だった。

何よりも日本人に対する当たりがソフトである。台湾の親日ぶりは有名だが、実際に一人でウロウロ過ごしていると、他の国とは明確に違う。不快な思いは一度もしなかった。

街全体が綺麗だし、日本と同じコンビニはそこら中にあるし、夜遅くでも治安の悪さを感じない。


もちろん、たかだか5日間ぐらいで分かったようなことは書けないが、一応私は数十カ国の旅行経験があるから、それなりにアンテナは敏感だと自負している。

空港から中心地の近さも特筆すべきだろう。台北には桃園、松山という二つの空港があるが、松山空港は都会のど真ん中にある。

今回宿泊したホテルは松山空港からタクシーで15分程度。料金も800円ぐらいだった。世界的にも稀な便利な空港だろう。

羽田から松山空港を使えば国内旅行感覚で気軽に行ける。飛行機の便数も多い。便利この上ない。

タクシー代が安いのも魅力。ガイドブックで電車の乗り方を調べていたのだが、結局、どこに移動するのもタクシーばかり使った。

初乗り料金は日本円で260円ぐらい。台北市内の主要な場所なら400~500円でいける感覚だ。かなりの距離を移動したつもりでも1000円までいかない。



今回泊まったのはホテルセンス(現地表記では伸適商旅)。東京で例えるなら歌舞伎町の外れみたいな場所にあったのだが、ビジネスホテルに毛が生えた程度のホテルとはいえ、スタッフは全員日本語がペラペラ。サービスも良く文句なし。

このホテルを選んだのはベランダ付きの広めの部屋が押さえられたのが理由。飲食店もホテルも室内禁煙が徹底されているという情報だけは事前に知っていたので、快適に煙草を吸うために迷わずに決めた。

ベランダは広く、バスタブも大きかったし、ウォシュレットも完備されていた。ホテル周辺にコンビニ、スーパー、レストランなど何でもあったから、次の機会にもここを選ぶはずだ。

台北の観光名所といえば、故宮博物館や超高層タワービルの101などが有名だが、今回はただただ街歩きをしていたから、観光っぽい場所にはまったく行かなかった。

それでも、あてもなく散歩しているだけで、レトロな路地はあちらこちらにあるし、エリアごとに街のカラーに特徴があったから退屈せずに過ごせた。

日頃から私は昭和レトロな雰囲気を楽しむためにディープな都内の下町に散歩に行くのが好きだ。そういう意味では台北の昔ながらの街並は非常に魅力的だった。


最先端エリアや若者が集まるような地区の発達ぶりとは極端に違う古い街並みが至る所で目についた。新旧の落差が興味深く、連日ブラブラと歩き回った。

漢字がキチンと表示されている点も何かと便利だった。中国では漢字が判別不能に簡略化されていることも多いが、台湾では日本人に馴染みやすい漢字表記ばかりのように思えた。

実際にそうなのかはよく分からない。でも、個人的な印象では、地名や道路名などを目にするたびに読み方は分からないものの、見慣れた漢字だらけだから頭に入りやすかった。



散歩したり、街中の怪しいサウナに入ったり、ホテルで読書に励んだり、ただただホゲホゲ過ごしたわけだが、ウマいものにたくさんありつけたことは言うまでもない。

長くなったので、食べ物の話は次回。

上の画像は男性機能増強に役立つという龍眼肉とカラスミペーストだ。自分用のお土産である。

龍眼肉は、おどろおどろしい名前と見た目とは裏腹で単なるドライフルーツである。いつも怪しい薬物でぶっ飛んでいる悪友がわざわざ旅先にメールしてきて強く勧めるので買ってしまった。

ホントに効き目があるとは思えないが、思い込み効果に期待しようと思う。

カラスミペーストは試食したら妙に美味しかったので即決で買った一品。茹で上がったパスタに絡めるだけで手軽に美味しいカラスミスパゲティーが出来上がる。

なんだかオチがない話になってしまったが、今年中にあと2回ぐらいはふらっと台北に行きそうな気がする。

2019年4月26日金曜日

京橋 煙草 靴 牛タン 


職場が京橋に移って1週間が過ぎた。なかなか落ち着かない。長年、同じ場所に通い続けていたわけだから、新天地に移ったことは新鮮だが、さすがにいろいろと勝手が違う。


オフィスからの眺めも慣れないし、一歩外に出ても、いまだに方向がよく分からない。まあ、そんな状態も新鮮で楽しいのだが、大問題なのが喫煙環境だ。

移転前は社屋内に空きスペースがいっぱいあったから、割とタバコを吸うのには困らなかった。

今回のオフィスが全面禁煙なのは仕方ないものの、ビルに外階段やベランダが無い。これがキツい。ちょろっと一服する場所がない。

おまけに、ビルの周囲も妙にノッペリとしていて、裏路地みたいな場所が見当たらない。人目に隠れて一服するのが厳しい。

徒歩2分の場所に善意の喫煙コーナーを見つけたので、なんとか悶絶死することは避けられたが、「タバコのために徒歩2分」という惨事が豊島区から中央区に移った象徴的なトピックだ。


京橋というエリアは日本橋と銀座の間に佇む良い意味で地味な街だと思う。中心部は再開発されて割と賑やかだが、少し入れば昔ながらの古美術商が点在してしっとりした印象がある。

イケイケっぽい雰囲気がないのが嬉しい。上質な大人の街などと言うとちょっと大げさか。でも個人的には凄く居心地の良い街だと思う。

気のせいか、街を歩く人々の靴がシュっとしている。まあ、魔都・池袋が比較対象だから違いがあるのも当然だろう。

いまどきの若い女性が履いているドテッとした靴が好きではないのだが、こっちエリアではあまり見かけない。キリっとした靴を目にすることが多い。

池袋との大きな違いは純粋にホワイトカラーの労働人口が多いという点だろう。パンクロッカーとかコスプレ姉さんを見かけることはないし、路上で大声で喧嘩している中国の人もいない。

界隈のウマそうな店、居心地の良さそうな店をネットなどで情報収集中だが、まだじっくり散策する時間が取れていない。連休明けから本格始動だ。


こちらは会社の人間とふらっと入ってみた居酒屋で出てきた茹で牛タン。妙にウマかった。ちょっと感動するレベルだった。
「舌菜魚」というお店。

右も左も分からない慣れない場所で、適当に入った店が当たりだと何だかトクした気分になる。これって旅行の感覚に似ている。

旅行気分で職場に通うことが出来たらハッピーである。憂鬱な顔して通勤するより精神衛生上も良い。

慣れてしまったらそうもいかないだろうから、せいぜいこの1,2か月は旅行気分が維持できるようにしたい。

★★次回の更新は5月8日からになります。

2019年4月24日水曜日

ピーナッツバター

子どもの頃に衝撃を受けたものの一つがピーナッツバターの美味しさである。

フィレオフィッシュのタルタルソースも初めて食べたときは感動したが、ピーナッツバターはそれ以上だった。

子どもだから知らなかったこともあるが、40年以上前はさすがに今ほど食べ物がバラエティーに富んでなかった。

マックシェイクにもビックリしたし、カルピスソーダの登場にも驚いたほどだった。マウンテンデューもウマかった。

話がそれた。

甘いパンといえばクリームパン、あんパンが中心だったが、まるで異次元の味わいがピーナッツバターだった。

親に頼んで買ってもらっても、異様な量を塗りたくって怒られた。そのことがまたピーナッツバターの尊さを“増し増し”にした。

あんパンやクリームパン、メロンパンと違って、あれは自分で塗らないとならない。そのメンドーな感じも悪くなかった。

今ではランチパックシリーズのせいで普通にそのまま食べられるようになったのは便利だ。

熱く語っている割には、オトナになってからはすっかりピーナッツバターとご無沙汰していた。

ところが、最近、Amazonプライムビデオで映画「三度目の殺人」を観たことで、がぜん私の中のピーナッツバター熱が高まってしまった。

役所広司が演じた男が拘置所だったか留置所にピーナッツバターを差し入れてもらうと喜ぶ設定だった。

映画のストーリーには無関係なのだが、役所広司がコッペパンにピーナッツバターを塗って美味しそうに食べる姿が妙に印象的だった。

おかげで一気に私の熱が高まったわけだ。


当然のようにまとめて数種類購入して楽しんでいる。日頃、パンを食べる習慣がないので、酔っ払って帰宅した深夜にスプーンでゴソっとすくってピーナッツバターだけを食べることもある。

つくづくパンと一緒に食べたほうが美味しいことを実感するのだが、つい手が伸びてしまう。

最近は「ピーナッツクリーム」という商品のほうが主流みたいだ。製法が違うらしい。

昔の人間としては、あくまでピーナッツバターと呼びたいが、実際に食べ比べてみるとピーナッツクリームのほうがイヤらしい感じで、甘さも官能的でウマいからシャクである。

2019年4月22日月曜日

ちょっとサボりました


今日は更新が滞ってしまったので、過去のネタを二つ載せます。ゴメンなさい。




血液型はBです

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2013/10/blog-post_30.html


川柳

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2013/06/blog-post_10.html




2019年4月19日金曜日

移転の効果


気のせいか自分の「気」が少しづつ変わっているように思う。職場の移転がきっかけだ。

移転コストのうち、引越し代や移転先の造作などよりも高くついたのが廃棄費用である。いわば不要品の中にいたようなものである。



さすがに断捨離の効果はあるようで、どうしたってスッキリした気分になる。やはり動くことには意味がある。淀んだ「気」を振り払えるのは確かだろう。

で、考え始めたのが自分の家の引越しだ。いまは小石川エリアの静かな場所に住んでいるのだが、選んだ理由は職場に近かったことと子どもが遊びに来やすいという点だ。

今回の移転で職場が遠くなっただけでなく、最近は子供と外で会うことが多く、ウチに来る機会は減った。そうなると現在の場所に居続ける理由はないわけだ。

今のマンションに住み始めて4年が経つ。フロントサービスなんかもあって至極便利だし、周りには緑も多くて快適だ。

時々見てもらう謎の占い師さんには「隠居の家相」と指摘されたのだが、気にいった物件だったので躊躇なく住み始めた。

言われたことを気にしているせいもあるのだろうが、家にいると何となくドテ~っとダラけてしまう。

まあ、家なんてダラける場所ではあるが、まるで隠居ジイサンみたいである。家相のせいだとしたらちょっと問題だ。

一人暮らしだし、賃貸住まいだから、気軽に引っ越しができる立場である。人生後半戦だし、ジプシーみたいに放浪を気取るのも悪くない。

ちっとも富豪にならないし、いっそのこと「富豪記者」を「ボヘミアン記者」に変えてしまうのもアリかもしれない。

というわけで中央区で引越し先を物色中だ。中央区といえばタワーマンションばかりである。

高いところが大の苦手な私にとっては困りものである。そりゃあ30階とか40階に住めば、窓を開け放っても蚊が襲ってくることもないだろう。

でも私にとってのメリットはそのぐらいだ。エレベーターを待つのも嫌いだし、エレベーターに長い時間乗るのも恐い。

場所柄、低層のゆったりしたマンションは見つからないから、必然的に高層物件の下の方を中心に探している。

出来れば2階、せいぜい3階、頑張っても4階が希望だ。それなら階段も使える。

噂によるとタワーマンションにはアホみたいなヒエラルキーがあって、エレベーターで乗り合わせた高層階の住人は低層階のボタンが押されると舌打ちするとかしないとか。

ホントだったらビックリである。もしそんな事態に遭遇したら、舌打ちを10倍ぐらいやり返して途中階のボタンを全部押してダッシュで逃げようと思う。

京橋が職場だから銀座あたりに住んじゃうのもアリだ。自宅住所が「中央区銀座」になるのも結構ウケ狙いにはなる。

でも、「銀座」の住所表示で探せる物件はかなり少ない。築地や明石町あたりが中心だろう。あのあたりならタワーじゃなくても適当なマンションがありそうだ。

銀座エリアなら職場まで自転車通勤も可能だ。健康対策としても悪くない。でも、それならいっそのこと徒歩通勤可能な場所に住むほうが賢明かもしれない。

八丁堀、新富町あたりなら徒歩でも職場に行けそうなので、いろんな角度から楽しく検討中だ。

そんなどうでもいいことを考えているだけで気分は上がる。この歳になると、なかなか気分が上向きにならないから、そんなトピックにかこつけて運気を一気に上昇させようと思う。

2019年4月17日水曜日

タマゴ様


医者からコレステロール注意報を出されている私にとって大好きな「タマゴ様」との付き合い方は大きな課題である。


1日1個までという話は今や過去の遺物だ。2015年に発表された厚労省の指針みたいなヤツでは、タマゴを食べてもコレステロール値の上昇には関係ないというのが定説になった。

麺類やパン、お菓子などにもタマゴはブリブリ入っているから、1日1個などと言われたら困ってしまう。

1日1個という説の大元は、100年以上前の動物実験なんだとか。普段、野菜ばかり食べている草食のウサギにタマゴを食べさせたデータが基準だったらしい。

なんじゃそりゃ!っていうレベルの話である。ウサギもきっと迷惑だったはずだ。

というわけで、人間サマはタマゴを積極的に摂取しても基本的には大丈夫だとか。

とはいえ、体質的にタマゴでコレステロール値が上がりやすい人もいるらしく、また、タマゴは他の高カロリーな調味料とともに味わうことが多いから油断は禁物だろう。

私のようなコレステローラーにとって注意すべき存在のタマゴだが、敬遠しすぎるのは愚かだ。

タマゴの良い面に目を向ければ、肌質の向上や免疫力アップなどプラスの効果もいろいろあるらしい。

ましてや、男性ホルモンにも関係あるらしいから、中高年オジサマにとっては必需品と言っても過言ではない。


いつまでも適度に色気のある男でいようと思ったらタマゴとは上手に付き合うべきである。

そもそもコレステロールは、口から入ったものはほぼ身体には貯まらないという話もある。

問題なのは糖質であって、タマゴが目の仇にされるのはピント外れであることは確かなようだ。

まあ、そんなこといっても、極端に糖質制限するのもアホらしいから、何事もメリハリが大事なんだろう。

タマゴをブリブリ食べた日の次の日は控えるとか、その程度の心構えがあれば充分だと思うことにする。


馬肉のユッケだ。タマゴ摂取が多めの日にこういうものを食べる際は、卵黄を半分ぐらい食べずに我慢することがある。

悔しくてツラくて切ないのだが、末永くタマゴと付き合うためには必要な試練かもしれない。コレステローラーの宿命だ。

先日、とある会合で「死ぬ前に食べる最後の1品」を語り合ったのだが、私が即答したのはTKG、すなわち卵かけご飯である。

死ぬ前はおそらく弱っているだろうからヘビーな肉は食べられないはずだ。トンカツも厳しそうだ。冷やし中華も冬だったらちょっと違う。

ウナギもアリだが、死ぬ前に小骨が喉に刺さったりしてイライラするのもゴメンだ。

ドンブリに炊きたてのウマい白米を盛って、極上生卵を卵黄中心に2つぐらい載っけてムホムホ言いながらかっ込むのが最高だろう。

死ぬ前にドンブリ飯を食べようと考えているあたりが、私がちっともスリムにならない理由だと思う。

2019年4月15日月曜日

人生 野菜 我慢


いきなりだが、生きることって突き詰めれば我慢することだと思う。

というわけで、生きる上でもっとも楽しいことは我慢しないことである。すごい結論だ。

食べたいものだけを食べて生きられたら幸せだろう。つくづくそう思う。

私の場合、一人暮らしだから割と好き勝手な食生活である。とはいえ、身体のことを考えて時々は野菜を食べようと努力する。

野菜を食べるということは私にとって我慢以外の何ものでもない。

肉料理の皿の端っこに載っているニンジン、鍋の中でさも主役みたいな顔で威張っている白菜、カレーを食べたいのにナゼか混ざっているジャガイモ、麺を邪魔する存在でしかない五目焼きそばの野菜等々、我慢のオンパレードだ。

野菜不足を補うためにサプリをアレコレと飲み、毎日欠かさず青汁を飲んでいるから我慢は不要かとも思うのだが、どうなんだろう。

「ゴーヤチャンプルーください、ゴーヤ抜きで!」

「チンジャオロースください、ピーマン抜きで!」

堂々とそんな注文をしたいものだが、オトナの矜持?のせいで実行できないのが残念だ。

野菜が主役なら仕方ないが、“付け足し”で加えられている野菜が気になる。


新橋の某酒場で出てきた肉豆腐である。春菊が物凄く目障りだ。彩りのためだけに参加している感じが気に入らない。

カツ丼に載っかっているグリーンピースも意味不明だ。味に素敵なアクセントを加えるわけでもないのに、日本全国津々浦々で当たり前のように登場する。

カツ丼のフタを取ったときにフタの裏にヤツらがくっついて離脱してくれるとバンザイしたくなる。

同じ野菜でも薬味として活躍してくれるなら大歓迎である。というか、私は妙に薬味が好きである。野菜嫌いなのに薬味はドッサリ使う。

鍋にドカンと入っているネギは嫌いだが、薬味のネギならナゼか大量に食べる。我ながら不思議だ。


ラーメンのネギも昔は嫌いだったが、最近は好きになった。ネギラーメンだって食べられる。この点は私にとっては大いなる進化だ。

タマネギもデカいサイズで出てくると敬遠したくなるが、チャーハンに入っているような細々したヤツは好きだ。

この画像のようにゴリゴリとした野菜が入っていると、時間をかけて分別作業に励む。海外の炒めご飯系はゴリゴリ系に遭遇することが多い。要注意だ。


ヒドい時にはオクラがぶりぶりと混ざっていることもある。分別後に食べる頃には小盛りサイズになっちゃうから困りものだ。

寿司屋や鰻屋、焼鳥屋あたりに出かける頻度が高いのも野菜という邪魔者がデカい顔で出てこないからだ。

それ以外でもたいていの飲食店では、コース料理ではなく、ほぼ100%アラカルトで注文する。これも野菜を避けることが狙いだ。

天ぷら屋でコースなんか頼んだら半分は野菜になってしまう。温泉旅館でもアラカルトは現実的ではないから、時々シンドイ思いをする。

抜群に上質な懐石料理も私にとっては野菜との闘いという側面もある。

人様の目線があれば、野菜を美味しそうに食べて「さすがに旬の野菜は旨味が強いですね」などと思ってもいないことを口にする。

若い頃は何かと我慢する場面は多かったが、この歳になると無駄な我慢は避けたい。

我慢はストレスの元だ。ストレスは健康を害する。ということは、私にとって野菜は健康を害する存在という理屈になる。



こういう素敵な食べ物ばかりに囲まれて生きていければ幸せだ。

なるべくそうしようと思う。