2020年12月2日水曜日

3300円のモンブラン

富豪になりたい! とこのブログを書き始めて13年も経った。ちっとも富豪になる気配はないが何とかプチ贅沢をこなせる程度には生きている。

 

富豪といえば、自家用ジェットを持っていたり、ランボルギーニを日常の足に使うようだ。でも、そんなこれ見よがしみたいな路線は私の趣味ではない。

 

いや、単に無理なだけである。

 

そんな私だって人様が二の足を踏むような散財を繰り返している。もちろん、プチ散財ではあるが、ちょっとばかり富豪気分になる。

 

これまでのヘンテコな散財をいくつか挙げてみる。

 

1万円のふりかけを食べた話

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2014/11/1.html?m=1

 

5千円のそうめんを食べた話

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2017/08/blog-post_7.html?m=1

 

2千円のレトルトカレーを食べた話

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2017/08/2.html?m=1

 

1500円のタマゴでTKGを食べた話

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2018/10/blog-post_10.html?m=1

 

材料費3千円で牡蠣パスタを作ってみた話

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2019/02/blog-post_15.html?m=1

 

それぞれ結構な贅沢品だが、並べてみると富豪を名乗るほどではない。ちょっと背伸びをして少し贅沢な気分に浸っている程度の話だ。

 

そんな私のプチ散財履歴に新しい武勇伝?が追加された。

 

3300円のモンブランである。税別である。牛丼を10人ぐらいに御馳走できる値段だ。凄いことである。富豪みたいだ。

 



 

この秋、あちこちでモンブランを食べてきたが、ホテルニューオータニに「スーパーモンブラン」なる常軌を逸したメニューがあるあると聞いて気になっていた。

 

名前に「スーパー」をつけちゃうわけだから何とも自信満々である。スーパーマン、スーパーカー、スーパースター等々、スーパーをつけているのは物凄いヤツばかりだ。

 

スーパーマーケットやスーパー銭湯というビミョーなものもあるが、そこは触れないでおく。

 

スーパーモンブランはニューオータニのパティスリーで作られているマニア垂涎の一品だとか。ホテル内のカフェでも食べられる。

 

正直、味がスーパーかどうか私には判断がつかない。感想はとにかく「みっちりぎゅーぎゅー」だ。ボリュームが半端ない。



 

上質な和栗をふんだんに使っているそうで、今年は和菓子の名店などとともコラボして抹茶や葛も盛り込まれている。

 

https://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/p-satsuki/super-series/montblanc/

 

モンブランが好きな大人の場合、原体験のモンブランは当然に昭和の頃のモンブランである。説明は省くがアレである。

 

栗クリームがまるで麺のように盛られている魅惑的なアレだ。栗風味があるのか無いのかよく分からなかったが、普通の生クリームとは違う独特なクリーミーさがウリだ。

 

あの頃のベタなモンブランに比べるとスーパーモンブランはまるで別モノ。上質な和栗の練り物という表現が適当だろう。好き嫌いが分かれるかも知れない。

 

まあ、はっきり言ってしまえば「3300円のモンブランを食べたことあるぜ」という10年は使える話のネタとしてはなかなかの存在感である。

 

いい歳したオトナが一人で食べきるのは不可能なほどギューギューぎっしりである。分量的にもスーパーだと思う。食べきれなかった。

 



 

数日後、ちょっと甘いモノが食べたくてローソンのモンブランを買った。300円もしなかったと思う。

 

スーパーモンブランより美味しく感じた。私の舌は富豪を目指すことを拒んでいるのかもしれない。

 

 

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