2018年5月9日水曜日

フィリピン・ボホールの旅


セブ島から高速フェリーで2時間の距離にあるボホール島。まもなく新しい国際空港も出来るそうで、いまフィリピン政府がグイグイ推しているリゾート地である。

17年ぶりに行ってみた。さすがに随分変わっていた。思った以上に観光客で溢れていた。4月に入ってから手配したのだが、人気ホテルはすべて満室で、かろうじてダイビングに便利な手軽なホテルが確保できた。


フィリピンの人気リゾート・ボラカイ島が衛生問題の改善を理由に4月から半年間閉鎖された影響もあるようだ。その分、観光客がボホールにも流れてきたみたいだ。

なにかと強権を発揮するドゥテルテ大統領の豪腕ぶりに私も影響を受けるハメになるとは思わなかった。




泊まったのは「ロストホライズンビーチリソート」。私専用のワガママチャーターダイビングのアレンジを受けてくれたダイブショップに隣接していたから非常に便利だった。

ベーシックな部屋で1泊7千円ぐらい。古めかしいエアコンの効き目がイマイチだった他は問題なく、寝るだけなら充分快適だった。

部屋から30歩でダイビングショップ。そこから20歩でボートに乗り込み潜りに出かけた。一応ちっぽけなプールもあったから、潜水後はチャポンと塩抜きして、30歩で部屋に戻れた。



チャーターしたボートもかなり余裕があり、ゆったりノンビリできた。ハイシーズンのこの時期は、ダイバー客がかなり多かったからチャーター作戦は正解だった。

通常のダイビング代に加えて、1日あたり1万円弱でボートも水中ガイドもすべて占有できるのだから物価の安さに感謝である。体力の落ちたオジサマにとっては安全対策の上でも有効なやり方だと思う。

滞在したアロナビーチエリアは昔からヨーロッパ方面からのリゾート客で人気があったのだが、今は中国人が一大勢力になっていた。





ビーチにぎっしりと並ぶホテルやレストランも中国系が増殖していた。17年という歳月はこのエリアの様子を一変させていた。

発展した分、食べる店もよりどりみどり。ダイバー客しか見かけなかった昔とは大違いで、ダンキンドーナッツまで進出していた。前の晩に買い置きして、小さなバルコニーで朝食と洒落込んだりした。


潜ったのは4日間。天気も良く、海もベタなぎでマイペースでホゲホゲと水中撮影に励んだ。昔のように特定の被写体を探して一生懸命になることもなく、ただ漠然と綺麗な景色をカメラに収めようというノリである。ちっとも疲れなかった。でも、運動量もちっとも稼げなかった。

昨年、30年来の趣味であるダイビングを引退しようと考えていたのだが、やはり身体が元気に動くうちはわざわざ辞めちゃうのはもったいない。無理のない範囲で死なない程度に楽しもうと改めて感じた。





潜水日程を終えた後は、セブに戻る。昔は日程のすべてをダイビングに充てていたが、最近はすっかりヘタれ気味だから、セブシティの快適なホテルを確保して2日間あてもなくブラブラしてきた。

泊まったのはラディソン。過去にも何度か泊まったが、セブシティでは一番だろう。全体に綺麗だし、サービスもキビキビしている。街中のホテルにしてはプールも立派だ。



この時期、セブのリゾートが密集するマクタンエリアのリゾートホテルは、ボロっちいところでも1泊3万円ぐらい平気で取るのだが、こちらのホテルは1泊1万円ぐらいで泊まれる。

今回泊まったかなり広めのデラックスルームでも1万5千円程度である。マクタンエリアのどうでもいいリゾートに泊まるならこっちのほうが断然オススメだ。

夜遊びにも便利な立地である。タクシーで10分やそこらで街中の怪しげゾーンにもたどり着く。おかげで2晩とも夜な夜な遊び呆けてしまった。



怪しげなゴーゴーバーみたいな店でボラれそうになったり、1時間あたり2千円もするナイトクラブの個室に陣取ってハメをはずしたり、まさに昭和のニッポンのヒヒオヤジ丸出しのノリで過ごした。

命の洗濯が出来た。

ちなみに朝はマンゴーシュース、昼はマンゴーシェイク、夜はマンゴーダイキリと日々、マンゴー三昧だったせいで帰国したら体重が増えていた。

困ったもんだ。最後にあちらで食べたものをいくつか載せておきます。

豚の丸焼きや焦げ焦げバーベキュー、ウベアイスクリーム、チキン丸揚げ料理、中華料理屋で出てきたやたら辛いエビ、豚の顔の皿が可愛かったけど臭くて残した豚料理、冷えたココナッツジュース、ニンジンしか入っていないインチキ海鮮焼そば、シュリンプカクテルの謎のマンゴー添え。











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