2010年6月4日金曜日

朝の闘い

先週わが家の嫁様が尿路結石で入院あそばされた話を書いたが、その続きを書く。

いったん痛みがおさまったので、1週間後の手術日を決めて退院、だましだましとはいえ主婦復活。必然的に主夫活動にいそしんでいた私も気が抜けてしまった。

気が抜けたついでに3年ぶりに厄介な持病が出てしまった。私の天敵「扁桃腺炎」である。子どもの頃は扁桃腺が腫れることなどなかったのに、大学生の時、突然、扁桃腺炎と付き合うようになった。

喉が腫れるだけだろ?などと言われると悲しい。結構しんどい。私の場合、こいつがやってくると39度、40度ぐらいの熱が出て、全身関節痛、脱水症状寸前まで行ってしまう。

今回はやや軽度。38度ぐらいの発熱で2、5日程度で復活できたからバンザイだ。ひどい時は4日ぐらい熱が下がらない。他の病気になっちゃうんじゃないかと心配する。

大体1年か2年に一回ぐらいの頻度で襲ってくるのだが、今回は3年ぶり。3年に1度ぐらいなら付き合うしかない。

3年前は、本厄だったか後厄だったせいもあってか実に半年間で3度も扁桃腺炎に襲われ、そのうち2回は入院するハメになった。

扁桃腺炎で入院などというと大げさ馬鹿野郎みたいに聞こえるが、ひどい時は呼吸にも支障が出るので仕方ない。入院していると点滴のお陰で回復が早い。とはいえ、通常回復まで4日かかるのが3日になる程度の違いだ。

そのために個室を取って入院するのは著しく経済的合理性に欠ける話だが、その辺は富豪なので許してもらおう。

変な話、「風邪で会社を休みます」という表現より「入院しちゃったので会社に行けません」と言った方がなんとなく収まりがいい。少しは同情もしてもらえそうだ。

さてさて、今回は軽症だったので、なんとかやり過ごし、私の回復とともに再び嫁様が入院。私の扁桃腺炎が嫁様の入院と重ならなかったのでホッとする。かぶってたらと思うとゾッとする。

それにしても普段は一人で寝ているせいか、二人の子どもと川の字で寝るのは思ったより大変だった。

よほど私が好きなのか、二人とも熟睡しながら妙に擦り寄ってくる。擦り寄ってくるだけなら可愛いのだが、キックやパンチ、あげくにカカト落としも繰り出してくる。

仕方ないので股間に枕を挟んで大事な箇所を防御しながら寝る。熟睡できるはずもない。

目覚ましは5時45分だ。異常だ。早すぎる。娘が7時頃家を出るので余裕を持って逆算すると妙に早い時間になってしまう。

ご飯を炊いて、味噌汁を作って、ぬか床から漬物を出して、七輪で魚を焼かないとならない。大変だ。戦場みたいだ。

というのはウソで、実際はレンジでチンするだけだが、一応、子どもの食事の世話をする。洗い物もする。ゴミ出しもする。忘れ物チェックも手伝う。

そしてちょっと離れたバス停まで送る。一匹片付いたら下のチビだ。まだまだサルとか犬レベルなので面倒だ。こいつはまだ何も自分で出来ない。

食事だって私が口に運ぶ。トイレに何度も連れて行く。テレビの子ども番組を見ながら一緒に歌わされたり踊ったりさせられる。

着せるものも私が選んで着替えさせる。歯磨きもさせられる。保育園に持っていく着替え一式も用意する。保育園との往復ノートにもアレコレ記入する。

時たまひっぱたきながら手なずけて、なんとか準備OK。靴を履かせて出発。雨の日はレインコートを着させて保育園まで連行する。

保育園ではロッカーに着替えをセットしたり、前掛けを用意したり、連絡帳に○を書いたり×を書いたり保母さんと「あらまあ、いやだわあ」とか言いながら少し世間話をする。

これが終わると間もなく9時だ。朝なのにもうヘトヘトだ。会社は自宅から15~20分程度なので、息つく暇なくバタバタモードのままデスクに到着。

まったくダメだ。こんなテンぱった状態でまともに脳みそが活動するはずはない。

やはり出勤前にはゆっくり座禅を組んで茶室で茶を点てて精神統一するような余裕がないとダメだ。そうでなければ良い仕事など出来るはずもない。

そんなこんなで、扁桃腺はおとなしくなったものの、咳はいつまでも止まらず、鼻水は出っぱなし、頭痛は慢性化。

絶不調だ。

2 件のコメント:

悶々 さんのコメント...

いつもは大富豪らしく高級お寿司とおねえちゃんと美しい海のバカンスが多く格差を感じていましたが、今回は庶民感覚で何だか安心しました~
扁桃腺辛そうですねぇ。
どうぞお大事に。

富豪記者 さんのコメント...

コメント有難うございます。
確かに富豪だったら、家庭のピンチも
大勢の執事や下女が救ってくれないと
おかしいですよね。。

家政婦紹介センターに連絡してみます。。。