2012年5月9日水曜日

セブ島雑感

フィリピン・セブ島で1週間遊んできた。直行便で4時間半のマクタン空港から程近いリゾートに滞在してホゲホゲしてきた。

マクタン空港を起点に、いつもはボホール島とかモアールボアールといったダイビングの人気エリアに移動することが多かったが、今回はベタなリゾートでのんびり。

結果的に、マクタンのリゾート滞在でも充分に海も満喫できた。かったるい移動もせずに楽ちんで何よりだった。中年は無理したらイカンので、このスタイルはクセになりそうだ。

ホテルはプランテーションベイリゾート。
http://jp.plantationbay.com/japanese/index.asp

バカでかい敷地だから日々、水中撮影に出かけるには億劫かと思ったが、敷地内を走り回っているゴルフカートを呼べばすぐに来てくれる。かえって歩かずに済んだ。

チップを受け取らないスタイルがラクだったし、スタッフの感じも良いし、バカでかいからちっとも混雑している感じもなかったし、レストランも3つ4つあって総合的に良いリゾートだった。

スタイリッシュとかムーディーといった路線ではないが、清潔だし実に快適だった。同じく近場であるグアム・サイパンの中途半端なリゾートに泊まるならこっちの方がよっぽどいいと思う。


リゾート内のレストランで頼むビールは1本300円程度。街の小綺麗なレストランの2倍以上するのだが、それでも日本のリゾートホテルに比べれば屁みたいなものだから物価の安さは有難い。

バリ島とかタイだったら食事の楽しみもあるのだが、フィリピンに関しては食べるものについてはハナから期待していない。あくまでそれなりに楽しんだ。

滞在中一番ウマかったのは、ホテル特製のマンゴアイスとピーナッツバターチョコアイス。お決まりのマンゴシェイクとかハロハロ(紫芋アイスを乗せたごちゃ混ぜかき氷)も悪くなかった。


こちらの画像はハロハロです。

そのほかの食べ物としては、毎朝部屋のベランダに運んでもらった甘いデニッシュパンと日本風ラーメンとスイカジュースもウマかった。すんごい食べ合わせだ・・・。

リゾート内のレストランで頼んだツナロールにはベタッとチーズがトッピングされていた。エビキムチロールはキムチどっさりでエビの風味は微塵もなかったし、ロブスターを注文してみれば、平然とウチワエビらしきものが出てきた。そんなもんだ。


まあ、南国でただただ遊んで過ごす時間だから、正直、何が出てきてもニコニコと嬉しそうにむさぼり食って過ごした。腹を壊して苦悶した日もあったが、めげずにワシワシと飲み食い続行。

このリゾートは呆れるほどプールがデカイのが特徴だ。敷地中がラグーンのような海水プールで覆われており、中心に真水プールも用意されている。

ラグーンプールはレンタルカヌーをゆったり漕ぐ人までいる規模。その昔、マイ・カヌーまで持っていたカヌーイスト?である私もレンタルしようかと思ったが、暑いし、他にやることもあったので乗らずじまい。ちょっと残念。

だだっ広いプールゆえに人の気配がないのが有難い。ゴールデンウィークで結構な日本人客が来ていたし、韓国人の団体も見かけたが、プールで人のいない場所を探すのは至極簡単。プールの中で着替えたりしたってへっちゃらなぐらい開放的だった。

毎日潜水三昧で、空いた時間はプールでマッタリ。理想的な息抜きになった。ダイビングに関しては、このリゾートから車で10分ほど移動したショップを基地にした。ショップの目の前の海自体がポチャンと潜ればレア物生物に沢山遭遇できるところで、次回の更新でアップする予定のニシキテグリという魚の画像はすべてそこで撮影できた。

ダイビングショップに通うこと以外には、一度だけセブシティに出かけた。その時ついでに立ち寄ったフィリピン料理のレストランで目撃した生演奏トリオが強烈だった。


俳優の大地康男率いる3人トリオの歌が実に切なげで、何とも言えない稚拙な演奏と相まってフィリピンの夜を熱く演出していた。何もしない右端のマラカスオヤジに萌え~って感じだった。

きっともうすぐ夢に出てくると思う。


話は戻るが、連日、タクシーで通ったダイビングショップは「D-DOWN」という日本人経営の店。パックツアーと提携していないらしく、連休中でも気軽にチャーターベースでのダイビングを引き受けてくれた。

車で3時間かけて移動するセブ南部オスロブのジンベイザメダイビングも一人からでも受付けてくれるそうだ。私は眠いから行かなかったが、ジンベイとのランデブーに行く人達は朝3時出発、昼の12時戻りという強行軍。

今になって思えば、せっかくの機会だから頑張って行けばよかったとチョット後悔している。

ビーチエントリーも専属でガイドさんが付いてくれるから、日没直前に入ったニシキテグリ狙いのダイビングでも、ガイドさんはニシキテグリがぴょこぴょこ出入りするガレ場付近を1時間も水中ライトで照らし続けてくれた。実に有難い対応だった。

ボートでのダイビングも完全チャーターが基本で、例え一人でもまるまるすべてを専属でまかなってくれる。

食事について先ほど書き漏らしたが、今回の旅で一番ウマかったのは、チャーターしたボート上に用意してもらったバーベキューだったかもしれない。


チキンやポーク、小海老の串焼き、アジやイカ、貝類を焼いたやつ、カニも用意してくれた。葉っぱにくるまれた米を頬ばりながら延々と原始的に食べた。食べたというかむさぼった感じ。

この日の朝、腹の調子が悪かったのでビールを積まないで出発したことを死ぬほど後悔した。炭酸飲料のシュワシュワをビールだと思い込む。やたらと気持ちの良い昼下がりの時間を過ごした。

なんかダラダラ書き殴ってしまったが、新しいデジタル一眼で撮影した水中画像は次回の更新時に掲載させてもらいます。

1年以上ブランクが開いちゃったから、やはり自分の眼が「水中モード」になかなか切り替わらなかった。などと、大した写真が撮れなかった言い訳を先に書いておく。

いずれにせよ、天気にも恵まれ、うだるような暑さが心地良くて、日頃の雑念を頭から追いやって過ごした時間はアッという間に過ぎた感じ。

尊敬する人が語っていた「旅は転地療法」という言葉をつくづく反芻してみたくなった。まさに♫Amazing grace! how sweet the sound♫って感じだろうか。

遊んでる時間ってどうしてあんなに早く過ぎるのだろう。1週間があんなに早く過ぎるとは驚きだ。

可憐に咲くプルメリアを見ながら、永ちゃんの「時間や止まれ」がずっと頭の中に流れていた。そんな旅だった。

2 件のコメント:

KK さんのコメント...

やはりセブはいいですね!
僕は今回はクライアント同行がなかったので、連日仕事あとにマカティのカラオケ店三昧でしたf(^^;

富豪記者 さんのコメント...

マニラはマニラで捨てがたい魅力がある。セブ一週間、マニラ3泊なんてパターンで遊びに生きたいもんです。