2018年4月2日月曜日

マイレージ エバー航空 ANA


基本的に飛行機は嫌いだ。正直に言って単純に怖い。待ち時間や搭乗手続きまでのじれったさも苦手だ。でも旅が好きだから割と頻繁に乗っている。

狭い席で圧迫されるとパニックになりそうだから、日頃からせっせとマイルを貯めてビジネスクラスの無料航空券を確保している。


ANAが加盟しているスターアライアンスのほうが他の航空連合より個人的に使い勝手がいいと感じる。だからいつもANAカードを使ってマイルを貯める。

クレジットカード利用額に応じてマイルが貯まるから、いまや現金払いが物凄くムダに感じるようになった。

養育費や子どもの学費なんかもカード払いできないものだろうか。時々遊んでくれるオネエサン達への小遣いもカードで払いたいものだ。

話がそれた。

通常の買物、飲食の他にもふるさと納税や自動車税もカードで処理している。

スマホに入れてある電子マネーもANAカードに直結させているから、コンビニでグミを買ってもタクシーをワンメーター乗っても、ラブホで休憩しても全部マイルが加算される。

ネットショッピングでも登録してあるのはANAカードだ。ネットスーパーから運ばれてくるネギや挽き肉もマイルの元になっているわけだ。

ついでに言えば、Amazonで手に入れるオトナのおもちゃだって私にとっては無料航空券の原資になる。飛びっこや各種拘束具?なんかもマイルを貯めるために仕方なく買っているようなものだ。

そんなもので手に入れた航空券で娘を乗せているのかと思うとチョッピリ複雑な気分になる。

ANAカード以外のクレジットカードも適当にポイントが貯まれば、すべてANAマイルに移行できるようにしてある。

ANA便だけでなくスターアライアンス加盟の航空会社のチケットに代えられるわけだから、これまでもルフトハンザ航空、オーストリア航空、タイ航空、アシアナ航空などを利用してきた。

今回のヨーロッパ旅行は行きも帰りもパリ便を使った。行きはANAの羽田発直行便が取れたが、帰りは台湾経由のエバー航空だった。

パリとローマの往復は、パリ市内に近くて便利なオルリー空港を使いたかったのでLCCのブエリング航空を利用した。高めの値段のチケットを買うと荷物制限も大幅に緩和され、隣の席を空けてくれる特典がついてくる。

さて、本題はエバー航空である。よく知らなかったが、死亡事故歴が一度もなく国際機関の評価が高く、サービスも充実しているらしい。


台湾の航空会社と聞けば、昭和の人間は何となくネガティブに捉えるが、今回初めて乗ってみたら実に良かった。

灯りを消しても天井に星がまたたいている。ムーディーである。ビジネスクラスのシートもかなり広めだった。



食事も丁寧にサーブされたし、シャンパンはKRUGが標準装備だ。大したものである。

パリから台北までの長時間フライトでは、日本の映画も結構用意されていた。高性能ヘッドフォンは他の航空会社よりも上質だった。

ちなみに、アイスクリームはバニラ以外の味もあったし、小腹が空いたら本場感たっぷりの牛肉麺を食べさせてくれた。


メインはトンボーロー定食。これがウマかった。ヨーロッパからの帰国便でこう言うものを出されると素直に感激する。

台湾での乗継ぎも非常にスムーズで、待ち時間1時間半程度で成田便に乗り継いだ。台湾の空港はゲートのそばに喫煙室があったから単純にエラい。

台湾発成田便では、わずか2時間半のフライトだったのに、あのディンタイフォン(鼎泰豐)の小籠包が出てきた。これは画期的だ。爆睡していた娘も寝ぼけながらこれだけは食べていた。


行きのANA便も充分快適だったが、シートが旧型だったので、今回はエバー航空のほうが好印象だった。

良いものを体験するとついついそれを基準にしてしまう。これはこれで問題だ。

ANA便だってフルフラットシートだったから充分快適である。サービスもきめ細かい。でも、小物を入れる場所がないとか、どうでもいいことでアーダコーダと言いたくなる。

贅沢は敵である。でも贅沢は素敵でもある。年齢を重ねるごとにワガママになるのは大人の悪いクセだ。若い頃の貧乏旅行精神を思い出さないといけない。

さて、今回のANA便で特筆すべきは音楽プログラムである。私からすれば世界一だと賞賛したくなった。


なんのことはない。わが師匠であるハマショー先生のチャンネルがあった。もうそれだけで拍手喝采である。

「パリ便でハマショー」。

なんかちょっと違う気もする・・・。

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