2018年11月19日月曜日

「今日から俺は」、「江戸前の旬」


家庭人だった頃よりテレビを観るようになった。“一人暮らしあるある”だと思う。

集中して観たいし、CMで途切れるのもイヤだから、ほぼすべて録画だ。夜中や休日にじっくり楽しむ。

大河ドラマ「西郷どん」は欠かさず観ている。そろそろクライマックスだから何かと大変だ。春夏あたりにはホノボノしていた雰囲気も今では緊迫感の連続だ。


西郷さん役の鈴木亮平はとても良い。細くなったり太ったりと大変そうだが、脇役の誰に食われることなく徹頭徹尾、完璧に主役を張っている。

幕末の激動期ネタだから内容的にもハマる。鶴瓶演じる岩倉具視も怪人ぶりが良い。玉山鉄二演じる木戸孝允がカッコ良すぎるはちょっと気になる。

これから西郷さんは帰郷して、その後は西南戦争で非業の死を遂げる。そんな誰もが知っている世界がどのように描かれるのか、残りの放送は4回だ。終わっちゃうのが寂しい。

「西郷どん」は「せごどん」と読ませる。私もまだまだ現役として「せごどん」ならぬ「性豪どん」として奮戦しようと思う。

話がそれた。


秋の連ドラで抜群に面白いのが「今日から俺は」だと思う。80年代を舞台にしたツッパリ高校生を描いたコメディだ。

なんとなく見始めたのだが、やたらと面白い。50をすぎたオトナが観る番組なのかビミョーだが、徹底したバカっぽさに完全にハマった。観ていない人にネット配信で第一話から見直すことを勧めたいほどである。

主演の賀来賢人という俳優は喜劇役者に舵を切ったら卓越した存在になるのではなかろうか。

前クールの朝ドラ「半分青い」で主人公の親友役だった清野菜名ちゃんも妙に可愛い。「半分青い」では死んじゃったから、元気な高校生として蘇ったことが嬉しい。

もともと、この秋スタートのドラマは「下町ロケット」しか興味がなかったのだが、今や「今日から俺は」のほうを1万倍ぐらい楽しみにしている。

佐々木蔵之介、黒木瞳、中山美穂が出演している「黄昏流星群」も自動録画しているのだが、いまいちハマらず、録画した数回分がいまだに観ないままである。

弘兼憲史原作の原作コミックが大好きで、コンビニで売られている総集編みたいなものはついつい買ってしまうほどだ。

だから期待して見始めたのだが、個人的には、黒木瞳と中山美穂がちょっとピンと来ない。好きな人には申し訳ないが、食傷気味というか、“いまさら感”が強い。


こちらはBSテレ東の深夜ドラマ「江戸前の旬」である。おそらく誰も観ていないと思うが、これまた単純明快に面白くてハマった。

原作は何十年も続いているコミックなんだとか。原作に出てくる主人公や親方の雰囲気とドラマのそれとは全然違うらしい。それでも、原作を知らなかった私は素直に楽しんでいる。


親方役の渡辺裕之が良い。懐かしい顔だ。その昔の『ファイト一発』の人である。それ以外には知っている俳優さんが出ていないところが深夜ドラマっぽくて素敵だ。

アマノジャクだからちょっとチープな香りがする深夜ドラマに惹かれる。でも、飲みの席などで当たり障りないテレビの話をする際に誰からも共感されないのが困ったものである。

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