2019年12月25日水曜日

ヨロイヅカとかエクシブとか


このところ娘となかなか濃い時間を過ごしている。高校3年だが、いまだに父親を毛嫌いせずに何かと誘ってくれるからハッピーである。

一緒に暮らしていないから父親のデロデロな姿を見ていないことも毛嫌いされない理由だと思う。

泊まりに来れば今も同じベッドで寝るし、私の靴下だって平気で履く。なかなか良い心構えである。

冬休みに入ったし、クリスマスだし、第一希望だった大学に合格したこともあって、私としてはついついお祝いという名の甘甘ぶりを炸裂させている。

先日は真っ当なお寿司屋さんで腹一杯たべさせたからバカ高い値段になったのだが、その2日後に今度は贅沢スイーツの宴である。






京橋にある「トシ・ヨロイヅカ東京」のサロンで食べたスイーツである。私が食べたのは全部のうち3分の1ぐらいで、あとは娘の胃袋に消えた。

目の前で一品ずつ仕上げるサロンコーナーに陣取ったから妙に高いスイーツ大会となった。

大衆居酒屋なら大人が34人はヘベレケになれる値段でただただ甘味だけを食べた。贅沢な話である。こんなことは甘甘父さんと一緒だから可能なわけで、ヤツにはしっかり感謝してもらいたいと思う。

その数日後、私の母と娘と3人で山中湖に出かけた。1930年代生まれの母と60年代生まれの私、そして2000年代生まれの娘との三世代一泊旅行である。

御殿場のアウトレットで父親と祖母はアレコレと買わされた。甘甘父さんと甘甘バアサンに囲まれ娘は大喜びである。

すっかり散財してしまった私は、当然、お高いものは買えずに、やたらと格安だった部屋着や寝間着をチマチマ買う。まあ仕方ない。

泊まったのはエクシブ山中湖。エクシブのことは10年前にこのブログで書いていたからそちらをご参照。




今回は娘が主役だったから、夕飯はイタリアンにしてみた。普段はオヤジメシばかり食べているが、イタリアに行けば毎食イタリアンをしこたま食べる私である。時にはワイン片手にカタカナメニューを味わうのも悪くなかった。

すっかり少食になった母の分まで娘と私で奪い合うように食べただけでなく、コースとは別にパスタを追加注文してガツガツ食べた。



三世代の旅となると、真ん中世代の私は何かと気配り担当である。頼まれてもいないのに勝手に気遣いばかりして結構バテた。

でも、それ自体が有難いことだと思う。80を過ぎた母親が元気でいてくれて、18の娘は父親と過ごす時間を楽しんでいる。これって幸せな話だろう。

日頃から一人でいることを好み、自分の時間を侵されるのが苦手だとか言って、勝手気ままに暮らしているわけだが、そんな態度でいられるのも、親や子がいてくれればこそなんだと思う。

天涯孤独の身だったら逆にそんな生意気な感覚ではいられないかもしれない。親と子の楽しそうな顔を見て、ふとそんな殊勝な思いが頭に浮かんだ。

年の瀬になると、なんとなく日頃の行動を振り返って、ちょっとした総括みたいなことを考えてしまう。それも惰性で生きている日々にとっては大事なことだろう。

親に甘えられる時間には限りはあるし、娘に甘えてもらう時間にも限りはある。当たり前のことだが、そんな当たり前のことが幸せなんだと常に自分に言い聞かせようと思い直した。

私だって時には真面目なことも考えるというのが今日の結論だ。

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