2019年12月11日水曜日

ライブで感じた友の有り難さ


この週末、バンドライブが無事に終わった。想像以上に大盛況で楽しい時間が過ごせた。

このブログをきっかけにご来場された方もいらした。大恐縮である。この場をお借りして御礼申し上げます。

8年連続で人様の前でライブをしたことになる。アッという間だ。着実に歳を重ねて疲れかたが重くなったのが残念である。

ひょんなことから始めた音楽活動だが、いまや私にとって大事な趣味になった。8年前に声をかけてくれた友人のおかげである。



今年はちょっとしたハプニングも重なってライブ前日の夜の12時近くに一部演目を変更することになった。

急きょやることになった曲はオリジナル曲で再演ではあるものの今年は一度も練習していない。当日のリハで初めて合わせてみた。

腕っこきのメンバー達のおかげで、何とか良い感じに出来そうだったので、ほぼぶっつけ本番で頑張ってみた。

結果は問題なし。というか、その曲で涙を流してくれたお客さんが結構いたので、逆にこちらが感動してしまった。



これを書いているのはライブ翌日なのだが、イッチョまえに抜け殻状態である。なんだかもう今年が終わっちゃったような感覚だ。

春頃からボチボチやり始めて、最初のうちはメロメロだった演奏や歌がそれなりの形に仕上がっていく。オリジナルで作った曲はまったく何もないところから形が整っていく。
  
この過程を思い起こすと感慨深い。終わってしまったのが淋しい。無事に終わった嬉しさより終わってしまった淋しさのほうが強い。

目立ったミスもなく、特別に4曲だけ参加してくれた14歳の少年ドラマーのパフォーマンスもバッチリだった。

全部で15曲ほどやったのだが、どの曲も練習段階ではいろいろ課題があって、少しずつそれを退治しながら本番に向かう。

ライブ当日まで課題が残ってしまうことも多いのだが、それが本番アドレナリンのおかげでスムーズに出来た時はメンバーそれぞれが実に素敵な表情に変わる。

ライブ当日の緊張感だか高揚感だかよく分からない感覚を味わうのも楽しい。非日常感の極みみたいなものだ。

拍手や声援を浴びることももちろん嬉しいが、それ以前のあの変な汗が出る感覚がクセになっているのかもしれない。一種のマゾである。



今回も130人ほどにご来場いただいた。3040人ぐらいは小、中、高校の同級生だった。そうした友人達からすれば一種の同窓会である。売れっ子俳優のK君や世界一のボクシングカメラマンのF君、他にも連日の舞台の合間を縫って来てくれたベテラン歌舞伎役者や日頃多忙を極める友人達がわざわざ集まってくれた。

いろんな世界の第一線で活躍している面々が子供時代に戻ってハシャいでいた。一気に昔に戻っちゃうから不思議なものである。

高校までエスカレーターの男子校だったから付き合いは濃いほうである。ついでにいえば年齢的にマウンティングしたがるようなヤツもいないし、利害関係を持ち込むヤツもいない。ただワイワイと楽しんでくれたようだ。

何度もMCの最中にたしなめたほどだ。でも、うるさく騒いでもらえることは有難い。クラシックをやっているわけではない。シーンと静まりかえっていたら逆に困ってしまう。

歌いながら聞こえてくる騒々しい感じに妙な安心感を覚えた。同じ釜のメシを食った面々、いや、同じ巣の中で育った者同士の独特の連帯感のおかげだ。

ライブハウスでの打ち上げ宴会、その後の三次会まで大勢が付き合ってくれた。話した内容は相変わらず昔のバカ話ばかりである。

我々のライブがどうだったなんて話はこれっぽっちも出やしない。小学校時代のサッカー大会の話題のほうが一大事である。そんな空気感で過ごせる面々に見守られていたことを実感した。有難いことだと思う。



さんざん飲んで帰宅して、やたらと空腹だったことに気付く。まだウーバーイーツも頼める時間だったが、バテバテだったのでクドくないもので腹を満たしたかった。

で、家にあった袋麺の冷やし中華を2玉、具の無い状態でむさぼり食ってしまった。何だか物凄く美味しかった。

実はライブ前にちょっと体重を落とそうと頑張ったのだが、予定より2キロ多いままで当日を迎えてしまった。とはいえ、深夜の冷やし中華にもかかわらず、翌朝体重計に乗ったら前日より2キロも減っていた。手遅れだっちゅーの!ってつぶやいた。

でも完全燃焼した証だ。


備忘  演目

1、夜明けのスキャット(由紀さおり)
      ~グロリア(ZIGGY)
2、ボヘミアン(葛城ユキ)
3、雪の華(中島美嘉)
4、クリスマスフォーユー(オリジナル)
5、恋人も濡れる街角(中村雅俊)
6、泣き笑い(オリジナル)
7、ラブソースイート(嵐)
8、スパイダーリリー(オリジナル)
9、時の過ぎゆくままに(沢田研二)
10、パプリカ(子供の人々)
11、危険なふたり(沢田研二)
12、マリーゴールド(あいみょん)
13、ケサラ(憂歌団木村)
14、ああ無情(アンルイス)
15、ランナウエイ(シャネルズ)~巡恋歌(長渕剛) ~ギャランドゥ(西城秀樹)~男の勲章(嶋大輔)⭐️メドレー




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