2010年2月5日金曜日

サラダ問題

サラダが嫌いだ。野菜嫌いだから仕方ないが、「野菜」という言葉よりも「サラダ」という単語自体が気に入らない。

カタカナになって、さもウマいもののようなフリをしている。「要は野菜だろ」といつも思う。

私の中では野菜は敵だ。したがってサラダといえば敵のカモフラージュだ。それがまた気にくわない。

先日、「ボク、野菜が好きなんです」という40過ぎの男に出会った。人の好みに文句は言えないが、「野菜が好きな中年男」って少数派だろう。

野菜は仕方なく食べるものではないだろうか?

中年オヤジに限定して考えた場合、野菜は好き好んで喜んで食べるものなのだろうか?これが肯定されるようなら私の世界観は変わってしまう。

実際はどうなのだろう。世の中のオヤジ100人ぐらいに一斉に聞いてみたい。

ベジタリアンとかいう人々も私にしてみれば宇宙人だ。何が嬉しいのだろうか。

もちろん、体調管理の問題で仕方なくそれを強いられている人はお気の毒だ。同情する。そうではなくて、自ら喜々としてベジタリアン生活をエンジョイしている人々の神経が信じられない。

そんなんで本当に健康で長生きできるのだろうか。どうも怪しい。どんなウン○してるんだろう・・・。

子どもの頃から、野菜を食え、サラダを食えと言われ続けた私は、大学生の頃「マカロニサラダ」に気付いた。

ホントの話なのだが、サラダの定義がよく分かってなかった私は、マカロニサラダもサラダという言葉が付いている以上、健康に良いのだと勝手に思い込んだ。

正体がマカロニであることはさすがに知っていたが、あの味付けがきっと野菜エキスか何かで、たくさん摂取すればヘルシーなんだろうと真剣に思っていた。

当時、母親あたりから野菜不足を心配されても、堂々と「サラダはいつも大量に食ってる」と大真面目に答えていた。

そのぐらい「野菜・サラダ方面」にはピントがずれている私だ。デパ地下なんかでサラダだけを得意になって並べている店が増えたが、見るだけで気分が悪くなる。

せいぜい許せるのはマカロニサラダとか棒々鶏サラダ、カニサラダぐらいだ。

そんな私がサラダを喜んで注文することがある。お寿司屋さんで注文する海草系だ。
厳密に言えば野菜ではないからサラダと呼べるかどうかは微妙だ。

この写真は、高田馬場・鮨源で作ってもらったスペシャルサラダだ。いまだに気持ちだけはダイエット続行中なので、低カロリーでウマい「サラダもどき」は嬉しい。

海草は髪にも良いし、農薬ブリブリの変な野菜を生で食べるよりよっぽど健康的だ。

ワカメを大量に入れてもらって、フグの皮と少々の身を投入してもらう。まともなお寿司屋さんならポン酢はたいてい手作りでウマいので、これまたたくさん注入してもらう。

そしてこの時期の真打ちが白子だ。プリプリジュワジョワ~の珍味の代表である白子を細かくカットしてもらってワカメの周囲に配置。入れすぎるとヘルシー路線と逆行するので要注意。

ワシワシと頬ばると単純明快にウマい。白子が時たまジョワジョワ~ンと口の中で弾けて、ポン酢の味わいを途端にクリーミーに変える。

「白子でクリーミーになったポン酢」。こう書くだけで下半身が熱くなるぐらいの興奮を覚える。

元々は、ウマいポン酢が気に入ったので、ワカメをいっぱいもらって喜んで食べていた。そのうち、貧しい感じに同情されてフグ皮をトッピングしてもらったのがきっかけ。

貧しくなくなった以上、より上を目指そうと旬の白子が参戦したわけだ。どうせなら「富豪サラダ」を目指して、アワビのキモとかカキとかエビだのカニだのイクラあたりもトッピングしてもらおうか。

そんなことばかり考えている。でも「富豪サラダ」だとちっともヘルシーじゃないのが困りものだ。

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