2013年6月24日月曜日

あまちゃん 女優 ビンビン


NHKの朝ドラ「あまちゃん」を欠かさず見ている。ハマっている。脚本の面白さ、出演している俳優陣の巧みさもあって毎朝8時が楽しみだ。テーマ曲もウキウキする。

朝ドラを一生懸命見たことは数えるしかない。「ちゅらさん」、「ふたりっこ」、あとは20年ぐらい前に鈴木京香をブレイクさせた「君の名は」ぐらいである。

「あまちゃん」の場合は、見られない日は録画予約までしている。過去にないハマり方だ。宮本信子は文化財級だ。昔から小泉今日子は苦手だったが、実にうまいポジションを獲得したと思う。アッパレである。

平泉成、杉本哲太、吹越満、荒川良々あたりの脇役陣が見事に機能しているし、世代を問わず楽しめる上手な作り方だと思う。

主演のコもいいが、親友役の橋本愛がいい感じだ。昨年NHKで放送されたドラマ「はつ恋」で主人公の木村佳乃の少女時代を演じていたときに知った女優さんだが、将来性タップリだと思う。

俳優の世界、とくに女優の世界は美貌に関係する要素が大きいから大変だと思う。美人なんて毎年毎年生まれ出てくるわけで、トップで活躍し続けるのは並大抵のことではないだろう。



だいぶ前に「大原麗子物語」というドラマを見た。ナンバー1女優の苦悩と下り坂をたどっていく現実が哀しい話だった。

うまい具合にオバさん役、お婆さん役に転換できればいいのだろうが、あれほど一世を風靡した女優だから事はそう簡単ではなかったのだろう。その点、松坂慶子なんかは実に上手な転換ぶりだ。

それにしても全盛期の大原麗子ほど日本中の男性をシビレさせた女優はいないのではないか。

ムードという言葉の正確な意味は分からないが、まさに「ムードたっぷり」だった。眺めているだけで惚けてしまう感じ。

いまどきの女優のようにそこらへんを歩いていそうな親しみやすさとは違う。「絶対にそこらへんにいないけど、なぜか身近にいてくれることを妄想したくなる」希有な存在だった。

早逝が悔やまれる。

夜の街で、話のとっかかりとか、会話に詰まったホステスから「どんな女優さんが好みですか?」とか尋ねられることがある。

たいてい、「室井滋」とか「片桐はいり」とか「吉行和子」とかの名をあげて、空気をドンヨリさせる私だ。そんな質問をされてもとっさに名前は出てこない。

「檀れいが嫌い」という一言はすぐに出るのだが、好きな方はなかなか思い浮かばない。

人生で恋い焦がれた芸能人はキャンディーズ時代の蘭ちゃんと十代の頃の桜田淳子ぐらいである。

その後は、夢の中になぜか出てきた香坂みゆきがちょっと気になったこともあった。

変な夢はそれ以外にもあった。交差点でクルマにはねられた女性を助けたら、なぜかその人が木村佳乃で、助け起こした瞬間、これまたなぜか「あなたが好きだったんです」と告白されるアホな夢だった。

おかげで、その後半年ぐらいは、木村佳乃をテレビで見るたび、「好きなタイプじゃないのに困っちゃうんだよな」とつぶやいていたアホな私だった。

さてさて、「女優」と聞いて頭に浮かぶのは大原麗子の他に「栗原小巻」である。超絶的な美人だった。「松原智恵子」も美しかった。「名取裕子」や「坂口良子」もタマランチンだった。

美しい人は見ているだけでこっちが嬉しくなる。人に見られるために美人に生まれたのだろうから、世の中の美人さんは皆さん女優さんになればいい。

話は変わるが、先月、シンガポール空港で一枚の大きなポスターにしばし見とれた。なんとも美しい女性が起用されていた。



帰国後に調べてみたら、リー・ビンビンとかいう中国の女優だった。聞くところによると大の日本嫌いだそうだ。反日女優という呼ばれ方もあるらしい。

出演したハリウッド映画の日本公開用ポスターから自分の写真を外せと申し立てるぐらい日本が嫌いなんだとか。

ちっともビンビンしない話である。最悪だ。

ということで、ホレやすい私が、ちっともホレずに済んだ。

ああ~、大原麗子サマが懐かしい。今度の週末はレンタルビデオ屋に行って、いにしえの出演作品でも探してみよう。

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