2017年7月24日月曜日

連ドラ 年齢 Bm問題


松本清張の名作「黒革の手帳」がまたドラマ化された。銀座のママさんが主役の悪女モノの話である。夜の街を舞台にした作品は何となく見てしまうので、今回も自動録画設定をした。


主演は武井咲ちゃんだ。あまりに若いし、ちょっと悪者感に乏しい。実年齢は24歳だとか。さすがにそれじゃあ厳しいだろう。

まあ、想定視聴者層の年齢は私よりずっと若い世代だろうから仕方がない。それよりも銀座のママさん相手にサヤ当てを演じるのが高嶋政伸や江口洋介という点が驚きである。

青春モノやトレンディードラマのイメージが強い彼らも気付けば銀座で飲み歩くヒヒ親父の年齢である。そう考えたら私がヒヒ親父として生きているのも世の中の必然である。

ホントにアッという間に人生後半戦である。見回せば年下の人ばかりである。池袋の街を歩けば年上らしき人を見つけるのが難しくなってきた。

六本木や渋谷に行っても同じだ。人混みの中でボケっと人間観察をしても年下ばかり。私が銀座に飲みに行っちゃうのは、あの街ではまだまだ若造っぽさを味わえるからかも知れない。

と、言い訳みたいな話になってしまった。

割と連続ドラマを見るのが好きなのだが、妙にハマっているのがテレビ東京の「居酒屋ふじ」である。なんだか掴み所のないちょっとシュールな感じが良い。


飯豊まりえちゃんというヒロイン役のコが愛くるしい。特別美人じゃないし、圧倒的に可愛いいというタイプではない。何となくいい感じだ。

この「何となくいい」が大事である。テレビ東京には「何となくいい」としか言いようのない不思議な番組が多いから、このドラマもそういうジャンルに分類されるのだろう。

稚拙なテレビ評論はさておき、今の私にとって大重要テーマが「Bm問題」である。ビーマイナーである。ギターのコードだ。

ギターをイジりはじめて3年が経ったのだが、これまで「Bm」から逃げていたツケに苦しんでいる。

ギターを始めた人の多くが挫折すると言われているのが「F」コードだ。押さえかたがややこしいので、ちゃんと音が鳴りにくい。

当然、私も「F」で挫折しかけたが、随分前に何とかクリアした。普通の人なら「F」が弾ければ「Bm」は楽勝らしいのだが、私の場合、「Bm」が出てくる曲を避けたり、少しだけ似たような音でごまかしていたせいで、今更ふーふー言いながら練習している。

単発では普通に鳴るのに、コードチェンジで「Bm」が出てくると途端にヘンテコになる。老眼のせいだと自分を慰めたのだが、老眼鏡をしてみても結果は同じだった。

でも、人生後半戦の段階でこんな気分になるのも悪くない。年齢とともに何かを学んだり基礎的な練習に励む機会は減ってくるからボケ防止にもピッタリだと思う。

ギターを衝動買いして3年。ヤメなかったことは自分でもエラいと思うが、3年ヤメなかったということは、3年も続けているという意味である。だとしたらもっと上手に弾けるのが普通だ。

謙遜でも何でもなく、キャリア3年のギター経験者が「Bm」で苦悩しているのは、ありえない話である。ちゃんとしないといけない。

今年に入ってからギター教室には一度も行っていない。休会中である。8月からまたちょこちょこ通おうと思っているのだが、すぐに億劫になる悪いクセが邪魔をする。

女性の尻を叩いているヒマがあったら、もっと自分にムチを打たねばと思う今日この頃である。

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