6キロほど体重が落ちたのに誰にも気付かれない。「分母」がデカいから仕方がない。この1ヶ月、真面目に体重調整に励んだ結果だ。
人に気付かれなくても自分ではちょっぴりラクチンになったから良しとしよう。
6キロのおもりを身体にくっつけていたわけだから、さすがに少しは軽くなった。歩いているぐらいでは感じないが、階段の上り下りがちょっと軽快になった。
娘に「少しは腹を引っ込めろ」と言われたことがきっかけだからアイツには感謝しないといけない。
誰かの参考になるかは分からないが、この1ヶ月の節制について書いてみたい。
ポイントその1。運動はしない。普段の生活を変えてまで節制するのはシャクである。運動っぽいことは休みの日に散歩したぐらいである。
ポイントその2。朝はドカ食い。これは以前と変わらずキープした。当然、炭水化物がメインである。
とある週末の朝なんて、わざわざ「なか卯」に行って特盛りの親子丼と牛丼を買ってきた。店で二つ並べて食べるには少々恥ずかしいのでテイクアウトである。
ご飯は少し残したが、こんな息抜きも取り入れながら体重をちょっとずつ落としたわけだ。
昼はもともと食べない。でも、以前は小腹がすいたら煎餅やお菓子をちょろちょろ口に入れていたが、この1ヶ月それもやめてみた。
問題は夜である。酒は飲みたい。サラダみたいな草だけで我慢するのもイヤだ。何となく負けた気がする。
そんなワガママのせいで、やたらとお寿司屋さんに行ってしまった。いくつかのワガママを言える店にお世話になった。
ヤボを覚悟で握りは一切食べず、揚げ物も食べず、味が強めの珍味類をいくつか用意してもらい、日本酒も我慢して焼酎だけをグビグビ飲んだ。
刺身もほんの一切れ程度で我慢した。あとはやたらとカニを食べた。カニはほぼ水分みたいなものだから優雅な気分?を味わいながら体重が落ちる。
珍味類は、スジコ、イクラ、タラコなどの魚卵系やアンキモや白子みたいなチビチビつまめるものばかりで過ごした。
こちらはワカメどんぶり?である。ワカメをドッサリもらって腹を膨らます作戦だ。ワカメだけでは寂しいから白子をトッピングしてもらう。白子も1個か2個を細切れにしてもらう。
白子ポン酢に添えられているワカメのほうを10倍ぐらいにしてもらうわけだ。これはオススメ。チビチビとつまみを口にするだけだと欲求不満になるが、これだとムシャムシャ食べられる。
朝食べたきりだから焼酎の酔いは早く回る。酔ってくればこっちのものである。ちょこっとつまんだだけで食べた気になって、帰宅して風呂に入って酔いを加速させて寝る。
ぐるぐる回るような気分になる。心臓に悪そうだ。不健康な話だが、体重を減らしたければ不健康になるのがてっとり早い。
酒のカロリーもそれなりに意識して、時にはまっすぐ家に帰って、酒抜きで侘びしい夕食を摂ったこともある。
何度かやったのが「モヤシ攻撃」である。茹でたモヤシにポン酢をかけたり、時には焼肉のタレをかけて味わう。
モヤシだけだと切ないので、レンジでチンしたプレーンのサラダチキンをトッピングした。シミったれた中にも肉っぽい感じが加わることで何とか耐えられる。
問題は酒を抜いた夜は寝付きが悪い点だ。こればかりは睡眠導入剤か安定剤の力を借りるしかない。ここ1ヶ月はいつもより服用したからボケが加速するかもしれない。
なんだかこうやって書いてみると、ちっとも身体に良いことをしていない。複雑な気分だ。
ちょっとばかり体重を落とすために、あえて不健康な暮らしを選んでいる。まさに本末転倒だ。まあ、それも私らしいのかもしれない。
こんな生活スタイルに慣れてきたので、まだまだ体重は落とせそうだが、残念ながら「ケツカッチン」が近づいている。そろそろ終了である。
今週末は1年に1度の我がオジサマバンドのライブだ。一応、その日を期限に設定して節制を続けていた。ちょっともったいないけど期限切れだ。
おそらく来週からはカツ丼やウナギやピラフといった面々が私の身体を膨張させるのだろう。
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