適度に狭いところが好きだ。極端に狭いと息苦しくなるし、混雑したエレベーターに乗るとパニックになりそうになるが、一人気ままに籠もっている感じの場所は妙に快適だ。
おこもり。こんな言葉も好きだ。女性とシッポリと掘りごたつの個室で一献傾けるのは大好きだし、一人旅の温泉宿でごろごろするのも好きだ。
以前、寝台特急の個室で北海道まで行った時も車窓を眺めながら小さな部屋で包み込まれている感じが快適だった。
バリ島あたりのアジアのリゾート地に行っても、豪華なホテルのスイートも捨てがたいが、一戸建て形式の独立型コテージを選びたくなる。
今の住まいはリビングが18畳ぐらいあるのだが、そっちのスペースよりも、7畳程度の広さの寝室にこもってテレビを見ていることも多い。
一戸建てに暮らしていた家庭人の頃、家族が旅行で不在の時でも、広々としたリビングより自分の寝室兼書斎にこもっていた。
閉塞感の一歩手前ぐらいの狭さに身を置く「おこもり感」が好きなんだろう。
あの心理はいったい何なんだろう。ベルサイユ宮殿のような家に住む大富豪になっても、3畳ぐらいの茶室を作ってそこでボケっとしていそうな気がする。
まあ、そんな暮らしをすることは有り得ないから妄想したところで仕方がない。
かといって、昭和の若者のように4畳半の狭い部屋で同棲が出来るかと言われたら無理だ。誰かと暮らすなら息が詰まるような空間はキツい。
結局は単なるワガママかもしれない。
ウソかホントか知らないが、子どもが狭い空間に入り込んで快適な気分になるのは、胎児の頃の記憶が関係していると聞いたことがある。
一種の本能みたいなものか。覚えているはずもないが、母の胎内って究極の安全地帯であり、究極のおこもり空間だろう。
私のおこもり願望もひょっとしたらそんなDNAが関係しているのかもしれない。
まあ、いつだって女性の中に入りたがるわけだから、あながちマトはずれな話ではない。
決して私はスケベではなく、帰巣本能がちょこっと強いだけだ。たぶんそうだ。オッパイ星人ではなくお尻フェチなのもそれが理由だ!
スケベなのではなく、DNAのせいだ。ゆっくり癒されたくて胎内に突入しようと頑張っているわけだ。きっとそうだ。
ついでにいえば、つい女性の胸元に突撃したくなるのも母乳時代への懐古であって、決してイヤらしい気持ちではない。フラチな考えなんてカケラもない。
相変わらずソッチ方面に話が飛んでしまう自分がイヤだ。
軌道修正。
なんだかんだ言って、おこもり感を求めるのは、小さな男の子が秘密基地を見つけてそこに隠れたがる感覚を引きずっているのかもしれない。
子どもの頃、小説や漫画に出てくる秘密の隠れ家みたいな話にワクワクした。そこがツリーハウスだったら尚更憧れた。
今は一人暮らしなので、住まい自体が秘密基地みたいなものだ。でも不思議なもので日常生活とは別の場所におこもり場所を欲しくなる。
かといって別荘なんてメンドーなだけだし、時々ふらっと出かける一人旅の時間が今の私にとっての秘密基地なのかもしれない。
年末は沖縄に行こうと考え中だ。もちろん!?一人旅だ。レンタカーも借りず、温泉大浴場があるホテルに泊まって、読まずに放置したままの本を手にホゲホゲしてこようと思う。
温泉、読書、散歩。それだけで3日間ほど過ごしてみるつもりだ。
2017年11月27日月曜日
おこもり感覚とスケベ心
ラベル: 趣味と健康
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2 件のコメント:
温泉大浴場があるホテルに泊まって、読まずに放置したままの本を手にホゲホゲしてこようと思う。 温泉、読書、散歩。それだけで3日間ほど過ごしてみるつもりだ。
最高の贅沢。裏山C!
ポテ珍3号さま
いえいえ、アクティブに動き回れない歳になっただけです!
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