2020年9月28日月曜日

銀座 連日の焼肉に想う



 

立て続けに焼肉屋に出かけた。私にとっては異常事態である。若い頃に食べ過ぎたせいで焼肉が苦手になって久しい。

 

とはいえ、世の中は焼肉好きだらけだから付き合わないわけにはいかない。なんと2日連続で夕飯が焼肉という事態に陥った。

 

奇しくも2日間とも同じビルの中の店だった。銀座4丁目交差点近く。一件目は「サロンドエイジングビーフ銀座」という店。

 

山形牛の熟成肉がウリらしい。ちょっとバブリーな装飾で若い人には嬉しそうな雰囲気だ。焼肉屋さんの風情もこの30年ぐらいで随分変わったものである。

 

今ではすっかり“焼き奉行”専門の私だ。同行者が食べる肉をウンチクをいいながら焼きまくって、自分はチャンジャかキムチで酒を飲むばかりである。

 

ところが、ここでは店員さんが最適な焼き加減を見極めながら焼いてくれる。贅沢だ。焼き奉行の仕事がないから、私は飲みに専念。



 


肉は熟成タンと通常のタンを一切れずつ食べ比べしたのと、スライスわさびを乗っけて食べる肉を一枚もらったぐらいでツマミばかり食べていた。

 


久しぶりに味わうユッケがとてもウマかった。甘すぎるタレで意味不明な味になっている店も多いが、こちらのユッケは生肉の味わいを堪能できた。

 

銀座でそれなりの店構えの焼肉屋が上等な肉を出すのは当然だろう。焼肉以外のちょっとした工夫やアレンジが気が利いていると、偏屈オジサマである私は途端に嬉しくなる。

 



 

こちらの店で私を嬉しくさせてくれたのが「センマイの三杯酢和え」なる一品。抜群だった。

 

センマイといえばたいていはデロっとした怪しげなタレに付けて食べる。三杯酢和えというスタイルは初体験だったが、個人的にはこの食べ方のほうが断然ウマいと思った。

 

さて、次の日の夜に出かけたのは同じビルの違うフロアにある「にくTATSU 銀座店」。こちらは近江牛の専門店だとか。

 

オーソドックスに自分で焼くスタイルだから、この日は同行者のためにシモベのように肉を焼いて過ごした。

 

20代の頃、一人でカルビ5人前ぐらい平気で食べていた私だが、いまや霜降り肉を見ると胸焼けしそうになる。哀しい退化である。

 

牛丼みたいな出がらし肉だったらドカ食い出来るのに不思議で仕方がない。

 

おまけに近頃のちょっとした焼肉屋では、赤身肉を頼んでも結構サシが入っていて、2枚ぐらい食べれば満足してしまう。

 

この日のヒレ肉も名前の割にはアブラギッシュだったから、結局、キムチだチャンジャだセンマイで飲み専門モードになる。

 



 

とはいえ、何かしらトピックが欲しいからメニューをしっかり点検。すると「タンカツサンド」という気になる一品を発見。この店の人気メニューだとか。

 

煮込んだタンを元にしたタンカツを甘めのソースとパンで味わう。これは大いにアリだ。焼肉にゲンナリしがちな中高年には嬉しい一品だと思う。



 


 

さすがに銀座の一等地に構える店だけあってニクいメニューがあるものだ。こういう新発見が楽しめるなら焼肉屋さんに出かけるのも楽しい。

 

ちなみに2日連続で焼肉屋に行ったのに体重が減っていた。やはりチャンジャやセンマイでは太りようがない。

 

「焼肉屋って案外安いなあ~」などと金満オヤジみたいに感じていたのだが、考えてみれば私は肉をほとんど食べていない。そう考えるとやはり安くはない。

ヘンテコな結論である。

 

 

 





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