やるかやらないか。成功のカギは突き詰めればそこに尽きる。どんなにアイディアが良くても頭の中で描いているだけでは何も生まない。
こんな私でも儲かる仕事を考えるのだが、決断と実行力が無ければすべて絵空事だ。「やるかやらないか問題」は実に深い話である。
宝くじや馬券だって買わない人には間違っても当たらない。買うという行動がすべてだ。
いずれ盛り返してくるインバウンド向けに私もメイドインジャパンの斬新なアダルトグッズ制作でも手がけようかと思ったが、やれメーカーになるのは得策だろうか、在庫管理はどうするか等々余計なことしか考えない。で、結局は何もしないまま終わる。
突破力がある人がいつの世も成功に近づく。そんな当たり前のことを痛感したのが「ホタテ水着」である。
ホタテ水着といえば、中高年世代なら誰もが思い浮かぶのが「武田久美子」である。アノ貝殻水着は衝撃的だった。宮沢りえや樋口可南子のヌード写真集より、愛染恭子の登場より、はたまた藤竜也の本番映画より衝撃的だった。
他のアイドルより売れていたとも思えない武田久美子が、いまもまだちょくちょくメディアに登場するのは、ひとえにアノ水着の衝撃によるところが大である。
あの時代、ちょっと軟派な雑誌全盛期だったから世の中には水着グラビアがやたらと溢れていた。きわどい水着やTバックの水着など百花繚乱状態。誰もがちょっと食傷気味だった。
そんな時代に貝殻を水着に仕立てたアノ画像は世の中に衝撃を与えた。みんな大笑いしながら大いに興奮もした。
この商品をふるさと納税の返礼品に採用したむつ市の英断も素晴らしいが、これを作っちゃおうと考えた人の突破力こそ見習うべき点だ。
「ホタテの貝殻がいっぱい余っているから水着にしちゃうのはどうだろう?」
そんな相談を受けたら凡人である私は「そんなもん、誰が買うんだよ、バカじゃないのか」と答えてしまいそうだ。
「やるかやらないか」でいえば、やったからこそ話題になり、ネットニュースで日本中の人に知られる効果を生んだわけだ。
とはいえ、凡人たる私は、いったい誰が欲しがるんだろうと半信半疑だったが、身近にこのホタテ水着を入手した男がいた。これまた衝撃である。
http://blog.livedoor.jp/kin_nosuke/archives/1079008966.html
友人がしっかり手に入れていた。それもまた英断である。尊敬する。愛妻家の彼のことだから間違っても料理の盛り皿に転用することなく正しく使うはずだ。
この男は、かつてグラビアで世の男達を悶々とさせた水沢アキに大人になってから対面した際に「若い頃ずいぶんお世話になりました」とストレートに伝えたムッツリスケベな人物である。
その現物画像を入手した。解説パンフが秀逸である。だいたい「ライバルに差をつける!」という意味不明なキャッチコピーがぶっ飛んでいる。
「結び目がゆるいと予想外の事態を招きかねません」という注意書きもファンキーだし、ブキミなイラストが実にシュールで素敵だ。
私も欲しくなったのだが、着てもらう人もいないし、自分で着用する勇気もない。でも自分で装着した姿をYouTubeにアップしたら案外話題になるかも知れない。
いずれオジサマバンドの活動を再開させるつもりだ。頑張ってステージ衣装に使ってみることも考えてみたい。
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