2022年7月25日月曜日

バンド活動の奥深さ

 

またまたコロナが広がっている。面倒な事だ。今年80歳になるバイデンさんも99歳の宮様も報道では重症ではないようなのでウイルスが弱毒化しているのは確かだろう。

 

感染爆発で世の中が止まってしまうことはすべての分野に悪影響を与えるのでこれからは上手に付き合っていくしかない。

 

3年ぶりにライブを予定している私のバンド活動だが、感染爆発の状況次第では今年も中止せざるを得ない。こればかりは秋頃の様子を見ないと判断が付かないのが困りものだ。とりあえず11月末の本番に向けて真面目に練習を続けている。

 

万一、今年も出来なかったとしてもこの何ヶ月間の練習は無駄ではない。昨年、一昨年とまったく練習する機会が無かったから、リハビリみたいな練習は今後のために大いに意味がある。

 

「還暦まで続けよう」というのが目標だ。それを維持するためにも集まってガチャガチャ練習することは大事だ。


ヘタレボーカリストである私だって今年の初め頃に比べればだいぶ声が出るようになってきた。ライブの有無に関係なく活動する時間を持てることは悪くない。

 



その昔、草野球に精を出したことがあったのだが、野球そのものの楽しさに負けず劣らず、その後の飲み会がとても楽しかった。運動の後にカツ煮を大量に注文して生ビールをグビグビする時間のために野球に取り組んでいたような気もする。

 

バンド練習にもそんな要素がある。練習後にバカ話をしながら飲むのは貴重な時間だ。いい歳したオジサマが仕事などまるで関係なく邪念抜きでワイワイ飲める機会はなかなか得がたい。

 

極端な話、さほど遠くない未来にヒマな年金生活を送る際の良い準備だとも言える。会社という居場所を失った途端に人生をもてあましてしまう男性は多い。実に淋しい事態だ。

 

そんな悲劇を避けるためにも趣味の時間を長く楽しめるようにしたい。還暦どころか古稀まで活動を続けることを密かに目標にしようと思う。

 

先日のバンド練習には新人ドラマーが参加した。彼も小学校からの同級生だ。先月の飲み会で彼がドラムを叩けるという話を聞いて急遽“入団テスト”を実施することになった。

 

ドラムなどには縁のなさそうな男なのだが、聞くところによるとコロナのせいで行動制限が厳しくなり、職場のお達しで趣味のゴルフも禁止されやることが無いからドラムスクールに通い始めたという。

 

というわけでキャリア2年ちょっとの腕前である。まだまだヘロヘロな感じも予想していたが、思った以上にしっかりパワフルなドラマーぶりを見せてくれた。

 

学校では私と同じく勉強には背を向けた一派に属していた男なのだが、ドラム用の譜面もきっちり読めることに驚いた。私などはギター教室に通っても譜面関係の話は全部パスした不届き者だ。彼の熱心さに感心した。

 



やはり人生50年を過ぎてから趣味を持つことは素敵だ。それこそQOL向上に役立つ。私もちゃんとギター練習に取り組まねばと大いに反省した。

 

ちなみにドラマーの彼とはたかだか15、16歳の頃、放課後に立ち寄った喫茶店で不良ぶって一緒にタバコを吸っていた間柄である。この歳になって真面目に演奏について語ったりするとは思いもしなかった。

 

ひょんなことで始め、何となく続けていたバンド活動である。時に面倒くさくなったりモチベーションが無くなったりしたこともあったが、40代の頃より50代の今のほうが愛着が湧いてきた。

 

それが積み重ねの大事さだと思う。もし、今の段階で一から始めようと思ったら腰は重いはずだ。歳のせいもあるがきっと一歩目を踏み出せないままだと思う。

 

そういう意味でもせっかく続いている以上、まだまだ続けていきたい。今年のライブの演目も9割方固まった。以前はメンバーそれぞれが勝手気ままに自分のやりたい曲を選ぶだけだったのだが、すっかりベテラン?バンドになったから今年はあくまでお客様目線での選曲を心がけた。

 

これから演奏順と合間のMCについても考えなきゃならない。例年私のしゃべりすぎが糾弾されるのも我がバンドの特徴である。今年も批難ゴーゴーになるように頑張らないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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