2025年7月30日水曜日

さらば倦怠感

 

3月からの節制が実ってかなり体重が減った。30年前ぐらいの水準になった。具体的には134キロ減ったのだが、とくに目標設定をしたわけではないのでゴールが見えないのが困ったものである。

 

リバウンドは簡単である。変な話、体重を今の水準でキープしたいならリバウンドを考えて少なくともあと3キロぐらいは落とさないとダメな気がする。


先日コロナで寝込んだので減量に拍車がかかることに期待したのだが、ちっとも動かなかったせいか残念ながら体重に変化はなかった。

 

体重を減らしたところで誰かが賞金をくれるわけでもない。急にモテるはずもない。だったら何がしたいのか意味不明だが、実は私には秘かな企みがある。あと3キロぐらい落とした状態、すなわち16、7キロほど体重を減らしたら「夢の爆食いリバウンド月間」を楽しむことである。


毎日毎日カツ丼や鰻重やハンバーガーをガツガツ貪って過ごせたらどんなに幸せだろう。ファンタやスプライトもグビグビ飲もうと思う。それで5キロ以上リバウンドしてもまだ10キロ減は余裕で維持できている。10キロ減でキープできたら御の字だろう。

 

とはいえ、胃が小さくなりつつある今の状態だと思ったほどのバカ食いが出来ないだろうから悩ましいところだ。

 

まあ、こんな戯言を書いていられるのは幸せだ。大病を抱えていたら体重が減る減らないどころの話ではない。こんなことで一喜一憂していられるのは実に平和だ。

 

ここ数か月、ストイックに食事制限をしたわけではない。もちろん、絶対量は減らしたが意外に好きなものを食べ散らかしてきた。せいぜいカツ丼のご飯を半分以上残す程度の努力はしたが、サラダばかり食べるような勇気は私には無い。あくまでユルユルと調整に明け暮れていた感じだ。

 



ちゃんと鰻屋さんで白焼きを肴に一献みたいな時間も過ごしている。でも、シメの鰻重のご飯は「超少な目で!」などとシャバダバなリクエストを徹底している。

 

おかげで鰻重の美味しさはコメにこそあるという真理を痛感している。やはりタレのかかった白米をどっさり頬張ってこそ鰻重だと感じる。ちょぼちょぼ盛られたご飯だとやっぱりどこか寂しい。

 




そもそもコメが大好きだから節制目的でコメを控えめにするのはちょっとツラい。ちなみに小麦抜きにも並行して励んでいる。パンやパスタや麺類をここ数か月ほとんど口にしていないのだが、そっちは思ったほどツラくない。やはりコメである。

 

ウソかホントか時々しっかり食べたほうが中長期的な減量には効果的だと聞く。「時々」というのが実に曖昧だ。すぐに自分を甘やかしてしまう私の性格上、油断したら「時々」が毎日みたいになっちゃいそうで危険だ。

 

先日、100日ぶりぐらいに馴染みのお寿司屋さんを訪ねた。100日ぶりなら「時々」どころではない。多いときは週に一度は通っていた店だからかなりのご無沙汰である。

 




煮タコやら小肌のガリ合えやら煮ハマグリなどをツマミにグビグビと冷酒を身体に染み込ませる。節制暮らしで酒量も激減したから早いペースでホロ酔いになる。

 

やはり漫然と食ったり飲んだりを繰り返す日々よりもたまには自分を飢えた状態にしたほうが味覚がフレッシュになる気がする。自分がいかに飽食暮らしに慣れきっていたかを痛感する。

 



握りも78貫は食べた。回転寿司でいえば4皿ぐらいだがダラ飲み効果のおかげで結構満足した。これまでならこの後に牛丼やフィレオフィッシュを食べちゃうのが私の悪いクセなのだが、今の私はそういう悪魔の囁きには負けない。この日も無事に一日が終わった。

 

減量の話ばかりになってしまったが、元々は倦怠感退治が目的だった。キックボクシングジムに通い始め、小麦を摂取しないようにして新たなサプリも飲み始めた。糖質制限はあまり意識していないので、毎日毎日水ようかんやら大福やら水まんじゅうは食べている。

 

ダルくてダルくてデロデロだった状態はいつの間にかなくなり、最近は割とスッキリしている。何が効果があったかはよく分からないのが正直なところである。キックボクシングは続けているが、せいぜい週に2回である。それよりも小麦を意識したことがポイントだったような気がする。

 

もちろん、毎日毎日ラーメンを食べまくっても倦怠感に無縁な人もいるわけだから実際のところは不明だ。ただ、私の場合、コンビニのパスタや菓子パンやクッキー類などかなり過剰に小麦を摂取していたから、そこを改善したことは今の体調と無関係ではないと思う。

 

そのせいで、この夏私は大好きな冷やし中華を口にしていない。冷やし中華は例年、全国からあれこれ取り寄せるほど愛しているので今年は異常事態といえよう。

 

15キロ以上の減量に成功したら大盛りカツ丼をおかずにしながら具の無い冷やし中華2玉を主食としてウットリしながら味わってみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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