2026年10月23日金曜日

馬肉、鴨肉よりも…

 

牛肉、豚肉、鶏肉が肉料理の王道だ。大半の人が肉と聞けばそれらを思い浮かべるが、それら以外の肉にも魅力的なものは多い。ワニだのカエルだの珍味系はさておき、羊や馬、鴨やガチョウあたりは時々やたらと食べたくなる。

 

臭みの問題で敬遠されがちだったのも今や昔、鮮度や品質の向上によって専門店で味わえばたいていはウマい。何となく敬遠しちゃうのはもったいないと思う。

 

なかでも馬肉はスタミナ食としても定評がある。私向きである。馬刺しとスライスしたタマネギをニンニク醤油で食べていれば途端に元気になるような気がする。

 

気のせいかもしれないが、気のせいも大事だ。その気になることが肝心である。高タンパク低カロリーという点も放っておけば太っちゃう中高年オヤジ向きである。なにより結構な量を食べても胃もたれしないのが嬉しい。

 



銀座にある「馬菜」という店で食べた馬刺しだ。初めて訪ねた店だがなかなか良い店だった。場所柄、値段は高めだが、しょっちゅう行くわけでもないから仕方ない。その分、対応も丁寧だし居心地も良かった。

 

名前は出せないが、何度も行ったことがある別な銀座の馬肉専門店が以前よりシャバダバになってしまったから今後は銀座だったらこの店に行くことになりそうだ。

 




 ユッケやレバ刺しをぶりぶり食べられるのも嬉しい。一昔前なら焼肉屋はもちろん、居酒屋でもレバ刺しは定番だったが、いつだかの食中毒事件のせいで今やいろんな規制がかかって絶滅危惧種だ。規制の細かな内容は知らないが、どうやら馬肉は別モノ扱いみたいだから有難い。

 



この日は馬肉のすき焼きをメインにしてみた。これが良い意味で軽い。牛霜降り肉のすき焼きだと重たくてシンドくなってきた私には実に好都合だ。しっかり食べたが食後がラクチンだった。食後感って見過ごしがちだが外食ジャンルにおいて大事なポイントだ。

 

話は変わる。続いては鴨肉だ。鶏肉とはまるで異質の美味しさがある。コクと旨味が独特だ。その昔、かつての極道作家・安部譲二さんが任侠道現役時代に鴨南蛮を注文したのに鶏肉が使われていたことに怒って店を破壊したというエピソードを聞いたこともある。

 

鳥といえば鳥だが、食肉として考えた場合、まるで別モノだ。個人的には鴨の脂身のウマさは鶏肉のそれとは比較にならないように感じる。

 


 

東銀座にあるその名も「鴨亭」。久しぶりに訪ねてみたが、かなり辺鄙な立地なのに大賑わいだったから鴨ファンが結構多いことを実感した。

 

上の画像はもも肉の炭火焼だ。この店ではいろんな鴨肉のメニューがあるが、こういうオーソドックスな一品が素直にウマい。焼酎片手に味わえばウットリする。




写真は撮り忘れたが鴨肉の北京ダック風などあれこれを食べながらメインには鴨のすき焼き。やはり牛肉のすき焼きとは違う軽さが嬉しい。軽さを評価しちゃうこと自体が加齢の証である。そう考えると歳をとってきた著名な料理評論家の皆さんはいろいろとキツそうだと要らぬ心配をしてしまう。

 

シメに出てきたのが鴨せいろだ。蕎麦はともかく、つけ汁がとても良かった。つゆ自体も深みのある味だったが、たんまり入っているネギと鴨肉との相性、バランスが実にオッサン泣かせ。まるでカニを食べている時のように無言になってしまったほどだ。

 



やはり私は蕎麦派だと痛感した。「東京人はうどんじゃないぜ」と気取っているわけでなく単純に蕎麦のほうがウマいと思う。

 

話がそれた。牛、豚、鶏ではない肉のウマさについて語るのが今日のテーマだった。

 

グルメぶった人のようにいろいろと書いてきたが、最近とくに美味しく感じたのはやはり赤ウインナーである。前回のブログにも書いたばかりだが、その後も何度か食べている。私の味覚なんてそんなものである。

 


 

肉だか何だか分かりやしない怪しげな原材料で作られているのが赤ウインナーである。何の根拠もないが間違いなく身体に悪い、はずだ。でもケチャップをベチョっとつけて味わうアイツのウマさは格別だ。

 

本格的なソーセージを粒マスタードで食べるのも嫌いではないが、赤ウインナーとの二択だったら私は迷わず赤ウインナーを選んでしまう。

 

それが結論だ。

 

 

 

 

 

 

 

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