2010年7月7日水曜日

同窓会症候群

同窓会症候群みたいな話が世の中結構あふれている。いい年して昔の同級生との再会に燃え上がってチチクリ合うみたいな話だ。

そういう人が凄く多いらしい。

なんだかなあ~って感じだ。そんな安直な発想でよいのだろうか。勝負していない感じというか、頑張ってない感じがちょっと気にいらない。もっと新しいフィールドに攻め入らないといけない気がする。

必ずしも頑張って勝負しなきゃならないわけではないが、やはり男女の関係って、もっと謎めいて、険しい道?であって欲しい。

まあ、いつも手近なところで安直な行為にふけっている私なので、そんなエラソーなことは言えない。

私だって同窓会ナントカ状態的な場面になれば、きっと安直な行動に出るような気がする。

といっても、小学校から男子校だったから、同窓会があってもオカマ同級生からディープキスを喰らうぐらいで事件は起きていない。

そんな私だが、先日なかなか楽しい会合に参加した。中学高校当時に遊んでいた女友達連合との再会だ。

20年~25年ぶりだろうか。レッキとしたオジサンとオバサンの集まりなのだが、昭和50年代、1980年代の若者に戻った気分でワイワイと騒いだ。

四半世紀ぶりに会うのに、最初から打ち解けている変な感覚がきっと冒頭で書いたような同窓会ナントカ状態につながるのだろう。分からなくはない。

当時、こちらが男子校だったので、仲良くしていたのは女子校の人々。この日久しぶりにあった女子チームはセーラー服に白いハイソックス、髪型はたいてい松田聖子だったわけだが、皆さん随分“進化”している。

まあ、腹部大膨張とか顔面大崩壊みたいな変化を遂げていたらそういう会合には出てこないだろう。そういう意味では皆様「全然OK」(?)なのだが、私としてはセーラー服にハイソックスの幻影がちらついて何となく落ち着かなかった。

逆にいえばこちらだって相手チームから同じように見られたのだろう。現在の姿形、態度なんかを当時の凛々しい詰め襟姿にダブらされたらきっと変な感じだ。

男ももちろん、20年、25年も経てばあの頃のツヤツヤ感?は消え去っている。私自身、最近は髪にも白いものが増殖中、鼻毛なんて白いものばかりだ。

加齢を渋みと読み替えてもらえれば御の字だろう。

大学生のお子さんがいるママもいた。びっくりだ。そのコが不良だったら、すぐにでも“祖母”になれる。。。ちょっと飛躍しすぎか。

たまたま私の姪っ子が彼女たちの母校に通っている。姪は高校生だから、あの頃の彼女たちとまったく同じ格好をしている。凄く不思議だし、そう考えるとやはり年月を感じる。

でも姪っ子のことを考えると、当時の彼女たちは真面目そうに見えて不良だったんだなあと実感する。自分のことを棚に上げてそう思う。

この日、夜更けまで騒ぎながら、ついついふた昔前の感覚に戻って沢山のことを思い出した。タイムマシン気分だ。

酩酊して帰宅。あのぐらい呑んだら若い頃はゲロゲロ太郎だったはずだが、新陳代謝が鈍化した今、そういう恐れはない。これもひとつの加齢的変化だ。

自分自身何も変わってないつもりが、20年、25年という時間の経過によって随分変化したのだろう。いろいろなものを積んだり下ろしたりしてきたんだなあと妙に哲学的な気分になる。

最近どうも“振り返り”が多くなってきた。いかんいかん。最晩年じゃあるまいし、こんなことではいけない。もっと前進しなければ。

また新しいフィールドに“狩り”に出ることにしよう。

2010年7月5日月曜日

インチキ消費税

なんかキナくさくなってきた。選挙前だから媚びまくった大衆迎合発言が飛び交うのは仕方ないが、首相の消費税に対する考え方は、現政権の性質を端的に示している。

正体見たりって感じ。

現政権は何だかんだ言って労働組合がバックボーンであり、旧社会党系の左寄りの勢力が大勢いる。

今更、右だ左だの議論は不毛なように見えて、経済政策に如実に反映される以上、やはり見過ごせない問題ではある。

労働組合的発想、社会主義的発想にとって、あくまで主役は労働者である。資本家や経営者は敵視の対象であって、彼らの稼いだカネは「富の再配分」という名目で収奪すべきターゲットになる。それが現実だ。

菅首相の消費税に関する考え方は、低所得者層には消費税を還付しましょうという一見温情に溢れた内容。

消費税の税率アップが既定路線として議論されるなか、例の“逆進性”とやらの対処策として低所得者へ配慮する形で導入を検討するらしい。

年収400万円あたりまでカバーするつもりだというビックリな話も出ている。バカなんだろうか?。

税率アップの際には、間違いなく、生活必需品への軽減税率とかゼロ税率が導入されるだろうが、それに加えて税額還付制度も誕生したら、まるでトンチンカンな話。アホかいな!と言いたくなる。

軽減税率やゼロ税率プラス還付制度という手厚い?施策によって、消費税という名称などインチキになる。あくまで“中堅・高所得者層狙い打ち課税”という新税にも似た制度に生まれ変わる。

そもそも逆進性という考え方自体が抽象的。単一税率だと何を買うにしても税率が均一だから、収入が低い人ほど不公平だという理屈だ。果たしてそうだろうか。

消費税導入以来、消費税批判のためだけに錦の御旗のように声高に主張されている「理屈」だろう。

同じクルマを買うにしてもロールスロイスを買う人と、壊れかけた中古の軽自動車を買う人では、税率が一緒でも税額の差はもの凄く大きい。単一税率だから不公平だとは思わない。

どんなジャンルのものを買うにしても、高級品、中級品、廉価品がそれぞれに存在する。現実社会では収入階層、クラスごとに違うものを求めている以上、必然的に公平は保たれている。

百歩譲って逆進性を考えるのなら、せいぜい生活必需品への軽減税率の導入で済む話ではなかろうか。

年収300~400万円水準にまで消費税を還付していたら単なるバラまきだ。生活保護対象世帯プラスアルファぐらいを想定しているのならまだしも、「年収400万円」という具体的発言に及んだ菅首相の性根というか、イヤらしさは特筆モノだ。

年収400万円をラインにしたら、きっと全国で半数程度の世帯がカバーされるはずだ。それだけの世帯を相手に消費税をチャラにしますよという発想は、中堅・高所得者からガッポリと吸い上げなければな成り立たない。事実、そういう考えを平気でしているわけだ。

選挙PRでさかんに「サラリーマンの息子が総理になれる国になりました」とかなんとか叫んでいるが、あれも何だかな~って印象だ。

きっと、国民みんながサラリーマンであることが理想なんだろう。突出しないでみんな平等にサラリーマン人生を謳歌しようって感じ。社長さんとか金持ちとかは排除しよう!、みんなでサラリーマンをしよう!って聞こえる。

植木等みたい。

弱者救済は政治の使命だ。そんなことは百も承知だ。ただ、弱者の線引きだってもっと真剣に考えないとマズイだろう。ぐうたら弱者、弱者もどきだってゴマンといることを忘れてはならない。

努力して高額所得者になった人を評価せず、高額納税者への感謝もせずに、エセ弱者にまで税金をバラまかれたらたまったものではない。

「金持ちケンカせず」と悠長に構えていると、どんどん逆差別は進行する。苦労して人より多くの税金を納めた人間が逆差別されるような社会は異常だ。

稼ぎたい、成功したいという上昇志向を健全に育成することもせず、横並びだけを美徳として、覇気ある人材を育てていない現実が、昨今の日本の国力衰退と密接に関係してきた。

近隣諸国に得意分野でも追い抜かれ、財政状態は末期的状態。にもかかわらず、中堅・高所得者層を上昇気流に乗せるようなバックアップ政策は皆無。そうした階層からあくまで搾り取ろうという発想で凝り固まっている。

稼いでいる人から取るのは政治的には簡単だろう。稼いでいる人にもっと稼いでもらって、もっと使ってもらうのが政治に求められるセンスじゃなかろうか。

現行のすべての制度が、稼ぐことが悪であるかのような感覚。それじゃあ国自体の力は弱まって当然。

経営者向けのわが社の新聞でも「金持ち優遇税制の必要性」を具体的にドシドシ紙面で紹介する方針だ。

“金持ち優遇”という言葉に闇雲に拒否反応を示し続けてきたのが、戦後日本のマスコミだ。大衆向けメディアとして漫然と無秩序にその呪縛は続いている。経営者向けの立ち位置で新聞を発行するわが社では、まるで別の視点で紙面展開していきたい。

2010年7月2日金曜日

E-PL1 オリンパス・ペン 水中写真 盗撮

バリ島撮影旅行の続きです。

宮崎あおいのテレビコマーシャルで知られるオリンパス・ペン(E-PL1)を水中に持ち込んでみた感想は「小さいことは良いこと」に尽きる。

オリンパス純正の防水プロテクター(ハウジング)はもっとカメラサイズに沿って小型化できそうなものだが、充分扱いやすいサイズ(OLYMPUS「PT-EP01」)。

オートフォーカスの精度、レスポンスのスピード感に今ひとつまどろっこしい感じはあるものの、やはり一眼だ。実用性は高い。オジサンダイバーはこのぐらいで満足しないといけない。





オリンパス純正レンズではないものの、単純に互換性のあるマクロレンズがいい感じ。パナソニック製のくせにわざわざ「ライカ」を名乗るこのマクロレンズは描写力に優れていて楽しい。

一昔前には考えられない小ささ、軽さでこのぐらいの実力があればバンザイだ(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)。

もともとフィルムカメラ時代、100㎜マクロを中心に使ってきたので、この“パナライカレンズ”では最初少し戸惑った。被写体までぐいぐい寄らないといけない。逆に言えばぐいぐい寄ることが出来るわけで、マクロ撮影の楽しさを満喫できる。

まあ、変な話、多少遠目でもストロボの光が回る範囲でピントさえ合っていれば、あとはデジタル写真特有の画像処理で近接撮影風に加工することも可能なわけだからラクなものだ。20ウン年前から水中写真と格闘してきた私としてはチョット拍子抜けする。

マイクロフォーサーズ規格のオリンパス・ペンは、その小ささのせいで陸上でこそもっとバシバシ使いたかったが、同規格の望遠系のレンズがまだ不充分だったので、今回の旅行では結局キャノンのEOS・KISS・X3で陸上撮影。



夕陽を絡めた写真は、帰国前に2日ほど滞在したインターコンチネンタルリゾートで撮影。ビーチサイドのバーで撮ってみた。

これも画像処理を多少施してそれっぽい感じにしてみた。

変な話、夕陽を撮っているフリして相も変わらず出歯亀カメラマンとして人様のお尻を撮ることが目的だったりすることは秘密だ。

バリに行くといつもダイビングの後は、2日ぐらいリゾートホテルでのんびり過ごす。

バリ到着後翌日からでも1日4回のダイビングを連日こなしたりする。そんな年齢を省みない潜水病と隣り合わせの行動のせいでいつも疲労困パイだ。だから帰国前は束の間の休息。

この場合、大型のリゾートホテルを選ぶことが多い。僻地のスモールリゾートで過ごした後だけに大型リゾートの総合力は単純に魅力だ。

リゾートでマッタリといえばプールだが、隠れ家系リゾートだとプールも小さくて楽しくない。今回泊まったインターコンチネンタルはでかいプールが複数ある。暇つぶしにプールに花を浮かべて撮影機材の塩抜きを兼ねて遊んでみる。

この写真が今回の旅で一番のお気に入り。珍しい魚の写真よりも気に入っている。フランジパニ(プルメリア)の涼しげな写真だ。

いつもは花を水面に逆さに浮かべて水面下から煽るように撮影するのだが、この時はちょっと違うパターンに挑戦。片手にカメラハウジングを抱え、片手で花を水中でコントロールし、適度な角度で浮上してくるように頑張って撮影。水面のゆらぎ具合も柔らかい感じで満足。

ハイビスカスでもチャレンジしてみたが、やはり赤色がキツい。花びらもモサモサうるさい。やはりフランジパニの淡い感じが個人的には好きだ。

などと、もっともらしいことを書いたが、プールでこんな写真を撮っているのは、あくまで出歯亀カメラマンとしての本来の仕事をカモフラージュするためだ。

いかついカメラをプールに持ち込んでいると、時にドイツ人あたりが不審な顔を向けてくる。そういう時には撮影済みの上のような画像をカメラ越しに見せてやる。

するとやつらは“ゲルマン納得”みたいに喜んでくれる。そんなこんなで、そのうち私の存在はプールの中で“何か一生懸命特殊な写真を撮ってる人”に変わってくる。

ホテルスタッフなど頼んでもいないのに新しい花びらをわざわざ拾ってきてくれたりする。


そうはいいながら結局、こんなカットを撮影して喜んでいる。高いカメラやレンズを買ったのも、高い水中用機材を買ったのも、行き着く先がコレかと思うと我ながら少し切ない。

端的に言って犯罪である。パパラッチってこんな気持ちなんだろうか。

撮影旅行の話のオチがこれでいいのだろうか・・・。

2010年6月30日水曜日

水中写真 バリ トランベン セラヤ

思えば潜水趣味に手を染めてからもうすぐ25年になる。我ながらよく続いたと思う。

撮影機材をデジタルに一新したついでに、各種の機材も新しく調達してしまった。時代の流れとともに格段に良いものが出回っていてビックリだ。

水中で呼吸をする以上、何より肝心な機材がレギュレーター。安物は2~3万円で買えるが、まともな商品は10万円前後だろうか。まあ命綱だからケチってはいけない。

馴染みのダイビング機材屋の若いお兄ちゃんスタッフにウンチクをかましていたら、うまくおだてられて最高級レギュレーターを買ってしまった。ここ10年ぐらいの間で急に“高級ブランド品”になったATOMIC製のオールチタンだ。

http://atomicaquatics-j.com/index.html

30万円以上の定価が付いたトンデモない商品だ。結構割引してもらったが、自分の見栄っ張り具合に腹が立つ。まあ富豪を名乗る以上仕方ない出費だ。

レギュ以外では足ヒレ(フィン)も新調した。数千円も出せば事足りると思っていたが、私も立派な中年だ。脚力にも問題が出てきた。そのつもりでこれまた3万円以上もするアポロ・バイオフィンを選んだ。

マスクもアポロ製バイオメタルなんたらを買った。妙に高かったが、水中に向かう目的は単純に撮影だ。マスクはある意味一番気を使うべきアイテム。マスク越しにファインダーを覗く以上、バイオメタルなんたらの特性は抜群。

一連のニュー機材を今回のバリ島旅行で使ってみた感想は「今まで何を苦労していたんだろう」という一言。

何事もベテランになると、昔気質こそカッコイイみたいな感覚に陥る。道具類も伝統的な一品が最高と思い込む。でも、ダイビング機材などはさっさとと最新のものをオトナ買いすべきだったと深く後悔。

レギュレーターは想像以上に軽く、まったくアゴや口に疲労感を感じない。おまけに呼吸のしやすさも想像以上。定評のあるマレス製のレギュよりも吸いやすい。

動きすぎ、泳ぎすぎで水中で息があがった時の呼吸の楽さは特筆モノ。これは安全性という意味でも素晴らしい。

フィンがまた思った以上の推進力。ラクでラクで仕方ない。マスクも内容積が小さく目とファインダーまでの距離が一昔前の商品と大違い。

全部高かったが、高いだけのことはある。もう若くないのだから、上等な機材に命を預けた方がよいだろう。

それにしても、昨年あたりから始まった水中撮影機材の新調や一連の潜水機材の買い換えで相当にお金をかけてしまっている。

トヨタ・センチュリーが1台買えるぐらいのコストがかかった。

といっても新車ではない。10年落ちぐらいの中古のセンチュリーだ。回りくどい言い回しだが、新車の軽自動車が買えるぐらいはコストがかかってしまった。

遊びにしては高い。うーん。。。でもせっかく良い機材が揃ったし、今後は伊豆とか近場にも潜りに行こうと思案中。

さてさてバリの話。

今回専属の水中ガイドを任せた現地人はトランベン出身でこのエリアで10年ほど潜っている人物。1日4回の潜水でヘバっていたが、「良い仕事には良いチップ」みたいな私の呪文のせいで頑張ってくれた。

画像をクリックすると写真が大きく表示されます。




ソフトコーラルとかに潜むエビカニ系が好きなようでやたらと撮影させたがる。彼は金属製指示棒を駆使して、1センチや2センチ程度のエビやカニを突っついて撮影しやすい角度に誘導してくれる。

今回、じっくり撮影したかったのがピグミーシーホース。全長1~2センチのタツノオトシゴの仲間だ。

とある日、宿からクルマで20分ほどのアメッド方面へ。「リパ」というダイビングポイントが撮影しやすいらしい。水深12メートルの浅瀬でピグミーちゃんを探してもらう。

結局、3個体ほど見つかったので、撮りやすい個体にレンズを向ける。カメラを嫌がり、反対側を向いてしまうところをガイドさんが指示棒を使って向きを変えてくれる。


肉眼で見るよりもマクロレンズの望遠効果でファインダー越しに見ていた方がカワイイ。萌え~って感じだ。

先日(6月28日)と今日の水中画像は、マイクロフォーサーズ規格のオリンパス・ペン(E-PL1)で撮影したもの。オリンパスオリジナルの水中撮影用防水プロテクターにカメラを格納して撮影(http://olympus-imaging.jp/product/dslr/accessory/underwater/ptep01/index.html)。

外付けの水中ストロボはイノン製のS2000を2灯使用。肝心のレンズはマイクロフォーサーズ規格のライカ45㎜マクロ(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)。

一部の写真は、プロテクター前面に水中着脱可能なイノン製クローズアップレンズを装着している。

ゴテゴテとアームやストロボをつけても、一昔前の撮影機材に比べれば相当な小型軽量化だ。画期的だ。画像の下に映っている100円ライターと比べればかなり小さいことがお分かりだろう。

今回泊まったリゾートでフランス人ダイバーにご自慢の撮影機材を見せてもらったが、あり得ないぐらい巨大で重かった。まあ彼らはその巨大で重い撮影機材を持っていること自体が誇りであり喜びらしい。実に前時代的だ。

見せてもらった撮影画像は「別に」って感じだった。

今回、オリンパス・ペンはマクロ撮影専用機にして、ワイド画像はキャノンのEOS-KISS・X3を使用。レンズはトキナーのフィッシュアイズームレンズ(AT-X 107 DX Fisheye)。

フィッシュアイのクセにズームも効くという画期的なこのレンズがある限り、撮影機材をすべてマイクロフォーサーズ規格に移行するわけにはいかない。

マイクロフォーサーズ規格のカメラにも間もなく魚眼レンズがラインナップされるが、あくまで単焦点だろうから、このトキナー製レンズは捨てがたい。



ギンガメアジが渦を巻くこの場面でも、フィッシュアイズームなら1本のレンズで雰囲気を随分変えることが出来る。

もともと私が水中写真を撮りたくなったのは、25年ほど前にダイビング雑誌で見た超ワイドアングルの沖縄・西表島の青い水中世界がきっかけだった。

ワイド画像はなかなか撮影が難しいが、その分、見ていて単純に気持ちのいい写真が多くなる。

小さな被写体を狙うマクロ撮影は透明度などのコンディションに左右されにくい。ただ、息をこらして必死にほふく前進をして、肩凝りガッチガチになりながら撮影する感じだ。時に激しく疲れる。

次回の潜水旅行は気持ちの良いワイド画像が撮影しやすい場所を候補にしようと思う。

2010年6月28日月曜日

SCUBA SERAYA RESORT バリ島 セラヤ

水中写真を撮りにバリ島に行ってきた。水中写真といっても魚なんか撮っても面白くないので、今回は「お尻」の撮影が目的だ。

今まで20年以上、水中撮影の経験を積んできたのは、この手の「お尻」画像を集めるためだ。


というのはウソで今回も懲りずに魚の写真を一生懸命撮影してきた。

当初は、バリ西部のムンジャンガン島エリアに行こうと予定していたが、出発直前に急きょ心変わり、半年前にも行ったトランベン周辺を目指した。

泊まったことのないホテルに滞在してホゲホゲとマイペースで潜りたくなったので、日本ではまったく情報がないリゾートを選んだ。

(今日の画像は画像をクリックすると大きく表示されます)。

「SCUBA SERAYA RESORT」(http://www.scubaseraya.com/)という宿がそれ。全部で12部屋しかないプチリゾートで、名前の通り、ダイビングするには何かと便利な造り。

もともと、このエリアはダイバー以外はやってこない僻地だが、ダイバーじゃない人でも1日か2日ぐらいノンビリ読書にでも励むには良いリゾートだ。

空港からは3時間近くかかる。でも水中環境は抜群。私自身、この周辺エリアには過去に5回以上来ているが写真派ダイバーには飽きない場所だ。

半年前のバリ旅行の際に、マクロ撮影に最適な小物探しの面白いダイビングポイント「セラヤポイント」に来た際に、小洒落たホテルを発見して覗かせてもらったのがこのホテルを知ったきっかけ。

その時の印象が良かったので、今回はるばる訪ねたわけだ。

JALのバリ便は遅めの午後発。午前中ちょろっと仕事して成田へ。さんざんツマミを持ち込み、「THIS IS IT」と「釣りバカ」を見ながらウイスキーの炭酸割りで酔っぱらう。

到着は夜の11時頃。さすがに3時間のクルマ移動はゴメンなので、この日は空港から1時間ちょっとの「ALILA MANGGIS」で1泊。

ALILAは一応高級リゾートなので、送迎用にチャーターするクルマも綺麗で快適。おしぼりや冷たい水も用意してある。長いフライトのあとのこうしたサービスが結構嬉しいので、10時間位しか滞在しなくても高級ホテルを選ぶ意味がある。

バリのチャーハン“ナシゴレン”とバナナパンケーキというトンでもない組み合わせの朝食をタンマリと食べてから目的地まで移動。この日もALILAのクルマを頼んでゆったりのんびりドライブ。


「SCUBA SERAYA RESORT」は、適度な広さの敷地に気持ちの良い芝生が敷き詰められ、ノホホンムードが漂う。客も騒々しくないヨーロッパ系のゲストが3~4組しかいなかったので、起きている時間も眠っているようなボーとした感覚で過ごせた。

そうはいっても、私がチェックアウトする日から2週間ほどは大混雑らしい。なんだか水中写真の大会だか何かで連日フルブッキングだそうだ。そんなものにぶつからずに助かった。ヨーロッパのダイバーの間では結構有名なリゾートだそうだ。



ヴィラタイプの部屋は清潔で快適。シャワーも熱いお湯が勢いよく出る。専用の小さい庭にあるバレブンゴン(東屋)が私の特等席。毎日ランチはここに持ってきてもらって食べた。

小さい庭スペースには露天風呂チックなバスタブがあったが、なぜか水しか出ない。意味不明だ。滞在中何度かスタッフがここに花びらを浮かべに来たが、お湯が出ないのに何がしたいのだろう。。。

まあこれで1泊100ドルちょっとだからアリだろう。レストランのメニューが少ないのが困りものだが、田舎だけにお値段は手頃。総合的にすこぶる居心地の良い宿だった。

「SCUBA SERAYA RESORT」の壁ひとつ隔てた隣には「Villa Markisa」(http://www.villa-markisa.com/)という小洒落たプチリゾートもある。トランベンエリアを訪れる日本人ダイバーは数多いが、この2軒のリゾートは穴場だ。

目の前のダイビングポイントも徒歩数十歩だし、英語の出来ない私でも何一つ不自由しなかったので、写真好きダイバーなら絶対気に入ると思う。

目の前のダイビングポイントは珍しい魚のオンパレード。今回も私一人に専用の水中ガイドをつけてもらったが、現地人ガイドはさすがに小物探しのプロ。被写体探しに困ることはなかった。








これらの画像はすべて宿の目の前の海で撮影したもの。とくにフリソデエビと呼ばれる極彩色の小さなエビは、まるで飼育状態。いとも簡単に居場所に連れて行ってくれる。養殖エビみたいなものか。

ちなみに今回は、現地人ガイドとコミュニケーションをスムーズに進めるため、撮影したい魚の英語名を勉強していった。このフリソデエビは和名自体も「振袖」に由来するシャレ者だが、英語名がまたいい。「ハーレクイン・シュリンプ」だ。なんとも優雅だ。

今日はこの辺で。。。

2010年6月21日月曜日

お休み

実はいま、バリ島で潜水中です。なぜか今頃休みを取って沈没中。ブログの更新も1週間ほどお休みします。

新しい撮影機材のテストを中心に潜っている予定。

それ以外では、はたして、バリの田舎でiPodが使えているか、どの程度便利で、どの程度費用がかかるものなのか、そのあたりもチェックする予定。

ではでは。

2010年6月18日金曜日

鶏に感激 ラ・ブラスリー

今日も食べ物の話だ。一生懸命になって食べ物の話を書いていると、自分があさましい人物になった気がする。きっとあさましいのだろう。

帝国ホテルの「ラ・ブラスリー」に出かけた。たまにはホテルメシも良い。お値段は高くても、ゆったり感と人的サービスの面で安心快適。

ラ・ブラスリーも分類上はフレンチレストランなのだろうが、適度なカジュアル感があって、仰々しくないところがよい。

シャリアピンステーキ発祥の店だけに、ついつい注文したくなるのだが、今回は今まで頼んだことのないメニューに挑戦。

ニシンのマリネ。素材の旨味を引き出すような酢ジメの加減にニコニコする。ゴテゴテしない単純な料理がウマいと幸せだ。

魚料理は鯛の塩釜焼を注文。サクラのチップの風味を適度にまとって全体にホッコリした味。日本式洋食ならではの素材の良さを活かした味。ソースが別に出てきたが、それもそのはず。個人的にはソースなしでも充分。


その他、あれこれ頼んだのだが、大感激だったのが、「ひな鶏のココット焼」。結構満腹モードに近づいていた時に出てきたのだが、延々と食べられそうなほどウマい。

鶏の旨味がつけ合わせのベーコンやマッシュルームの旨味と溶け合って滋味たっぷり。鶏好きなら感激できると思う。

一羽丸ごと深皿の中で調理され、ウェイターさんが手際よくさばいてくれる。肉の中では鶏が一番好きな私にとっては官能的な時間だ。

同席者達は満腹気味。私だって満腹だが、こういう鶏なら話は別。人の分まで平らげる。

デザートを食べるべきか迷ったが、私にとっては人の分まで食べた鶏がデザートだ。こういう感覚だから痩せない、いや太るのは当然だ。

今は亡きウガンダ・トラさんは「カレーは飲み物」と語っていたが、私もエンジンがかかると、スパゲッティやピラフがデザートになることがある。

洋食屋さんとか、ホテルバイキングなんかに行ってしまうと、ついつい爆発。お勘定に負けないように意地汚く食べているつもりはないのだが、ついつい食べ続ける。

胃も大きく食道も妙に広いという身体の構造的な問題もあって、脳に満腹指令が届くのに時間がかかるわけだ。

やはり珍味の小皿を舐めるとか、お寿司屋さんのカウンターでチョロチョロ注文するようなパターンじゃないと危険だ。

ドカンとした料理はドカンと大口開けて頬ばっちゃうし、ビュッフェみたいに食べ物が散乱していると、ついついすべてやっつけたくなる。

話がそれてしまった。

ただただ鶏がウマくて死にそうになったという話です。すいません。