2009年2月23日月曜日

戴きもの

異人さん発祥のイベントごとが苦手な私は、バレンタインデーとかクリスマスとかが、なんかコソバゆくてダメ。

クリスマスイブというと若い日の愚行を思い出す。どこぞの気取ったレストランで、他の客と同じ食べ物を同じ時間スタートで食べさせられた。わざわざ予約したなんたらホテルで然るべきコトを済ませるというバカ丸出しの行動をしていた。

あの頃、若者にとっては結構それが普通だった。熱病みたいなものだろう。

バレンタインは、私が貰うほうだから文句は言えないが、やはり若い頃は、アホ丸出しで、わざわざこっちがデートのプランを練らされたりした。

若い頃の無邪気さって今思うとちょっとコワい。そんなイベントに何の疑いもなく巻き込まれていたわけで、主体性も個性もあったものではない。疑うことを知らない行動って、人間をダメにする気がする。

なんか話が大げさになってきた・・。

新興宗教から振り込め詐欺に至るまで、疑わない、というか、疑うことになれていない悪弊が洒落にならない事態を招く。

まずは疑うこと。疑えない甘さが自分の首を絞める。

本当は私だって、何も疑わずに純真にまっすぐに生きてみたい。でも、そんなことだと毎日のように誰かと結婚しなきゃならないだろうから、やはり慎重、かつ、世の中を斜めに見るぐらいじゃないと何事も危なっかしくてしょうがない。

最近のこのブログ、書き始める時に考えていたことがどんどん脱線していく。情緒不安定なのだろうか・・。

バレンタインの話がすっかり関係ないところまで飛んでしまった。

軌道修正。

随分時間が経ってしまったが、今年もバレンタインに愛を下さった方々に感謝します。その愛が義理であろうと営業用であろうと、はたまた憎しみや罠だったとしても、とても有難かった。

中年男としては、チョコレート以外の意表を突いた戴き物にシビれる。ゴージャスにリボンが巻かれた栄養ドリンクや「ウコンの力」盛り合わせとか、すっぽんスープという変わり種も戴いた。

すっぱんスープ。もう名前からして色っぽい。そう思うのは私だけだろうか?おまけによくよく見ると「千疋屋」の商品だ。「ミミズ千匹」ではない。あの千疋屋だ。

“オットセイ本舗”とか“ナントカ元気堂”とかの商品では、お下品になりがちだが、千疋屋特製すっぽんスープは、どこか品があるデザインで、ついつい夜のほうも品格に気をつけようと思わせてくれる。

これ以外にも高級珍味の「このわた」とか塩辛みたいなものも戴いた。考えてみればチョコレートとの関連性はどこをどう探しても見つからない。でも私にとっては有難い。

ところで、頂きもののなかでも男にとって特別な意味を持つ(らしい)のがネクタイだ。

女性が男性にネクタイを贈るのは「アナタにくびったけ」という意味合いがあるらしい。ホントだろうか。最近誰からもネクタイをもらえないからホントだろう。

くびったけになってくれる人がいないからネクタイは海外旅行の“メンジェー店”とかで自ら買うしかない。ちょっと寂しい。

まあ、ネクタイよりニクタイをプレゼントしてもらうほうが100倍嬉しいのだが・・・。

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