東京はソメイヨシノ発祥の地とあって、結構あちらこちらで桜の名所がある。有名どころは別として、誰もが自分のお気に入りの桜鑑賞スポットを持てるぐらい色々な場所で楽しませてくれる。
私の場合、中野区の哲学堂界隈、練馬区から豊島区に向かう千川通り界隈が、自宅から近いエリアでは有名どころ。毎年結構な人出になる。
自宅から近ければ親しみは湧くが、秘密スポットという感じはさすがに薄いので、お気に入りとしては「会社の裏」が一番。今日の画像もそこで撮影した。
会社の裏といっても、徒歩2分ほどかかるのだが、いい感じのお寺の参道と境内に桜がウワーッっと咲いている。
大きな寺ではないが、一般道につながる参道部分が風情のある石畳なので、桜の舞い散る様子は情緒タップリ。いつも「裏の寺」と呼んでいるため名前を知らなかったが、寺の名前は法明寺だとか。
会社は池袋の明治通り沿い。したがって、このお寺は明治通りからほんの少し入っただけで、都会の喧噪がウソのような風情を漂わせている。
近くの音楽大学の学生が通り道にしている関係で、その眺めもまた悪くない。。。
毎年、時期になると相当遠い場所からスケッチ軍団とか撮影軍団がやってくるので、穴場スポットしての人気は高いのだろう。私も毎年、弁当を境内で広げて束の間の花見を楽しんでいる。
満開の晴れた日に桜を眺めていると、なんとも穏やかな気持ちになれる。ついつい、娘の名前を「さくら」にすれば良かったなどと意味のないことを考える。
親戚の子に「さくらちゃん」がいるので、この時期は、毎年ちょっとうらやましい。
ところで、花を題材にした女の子の名前のなかで「さくら」は確かに雅な響きがある。すぐ散っちゃうところは考え物だが、色合い、大きさも可憐な感じで剛毅な雰囲気はない。
同じ花でも「ゆり」とか「百合子」の方がどことなく力強い感じがある。まあ好みではあるが、いずれにしても美しく愛されるという点で、花の名前を女の子につける気持ちは良く分かる。
「すみれ」とか「桃子」なんかも可愛らしい。「楓」とか「蘭」あたりもお洒落な雰囲気だ。
私が一番好きな花は梅だ。梅だとどうにもお婆さんみたいだ。梅とか菊はやはりイマドキの命名には使いにくい。咲いている花はあんなに美しいのだが、どうしてだろう。お婆さんイメージって結構強烈だ。
わが家の娘も、私がそんなことを気にしないでいたら、梅子とかウメになっていたのだと思う。なんか微妙だ・・・。
2009年4月7日火曜日
花の名前
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿