2011年2月16日水曜日

三原淳雄さん 名言 チョコ

先週、経済評論家の三原淳雄さんが亡くなった。以前にも書かせてもらった(http://fugoh-kisya.blogspot.com/2009/04/blog-post_22.html)が、政府の「金持ちイジメ」の愚かさを常に主張された人で、わが社の新聞でも20年以上前から健筆をふるってもらった。

昨年食事をご一緒した際に、健啖家ぶりに驚いた記憶がある。勝手な想像だが、良く食べる人は長生きすると思い込んでいたので突然の訃報は衝撃的だった。

お会いすればいつもその明快な論調に学ばせてもらった。ウィットに富んだ数々のエピソードを聞かせてもらうのが楽しかったので非常に残念。

三原さんから最後に聞かせてもらった笑い話を紹介したい。長年のアメリカ生活で実感したジョークのような話だ。



日本人が「YES」と答えれば、それは「MAYBE」の意味。

日本人が「MAYBE」と言えば「NO」を意味する。

じゃあ日本人が「NO」と言ったら、「そいつは日本人じゃない」。


舌鋒鋭い辛口評論の合間に、いつもそんな愉快な話をしていただいた。

金持ちイジメに走る民主党政権の迷走が続く今、つくづく惜しい人を亡くしたと思う。

ご冥福をお祈りします。


さて、ジョークや名言の類にはハッとさせられるものが多い。

「日々是好日」とか「旅の恥はかき捨て」あたりは私がしょっちゅう使う言葉だが、「酒は百薬の長」も古典的かつ単純だが、実に素晴らしい表現だと思う。

お酒にまつわる格言といえば、やはりこれだ。

「お酒はぬるめの燗がいい、肴は炙ったイカでいい、女は無口なほうがいい、あかりはボンヤリ灯りゃいい」

阿久悠・作詞、八代亜紀・歌唱「舟唄」の出だしだ。この感覚、この情景描写、もはや「格言」だろう。

熱々の燗が好きで、イカ焼きは苦手な私でもシビれる。

ちょっと話がそれた。格言だった。

「下戸の建てたる蔵もなし」。

これもシブい。酒場で散財する人々を応援するような名言だ。酒代をケチったところで金持ちになんかならないぞという教訓的戒めだ。

最近聞いた名言にはこんなものもあった。

「女が衣服を身に着けるのは、それを脱ぐためである」。

いやはや名言中の名言だ。世の男子を勇気づけてくれる。とかいいながら、口ばっかりでそういう場面がなかなか巡ってこないのはナゼだろう。

最近読んだ靴の雑誌に実に含蓄に富んだ名言が出ていた。ヨーロッパのどこかの洒落者のセリフだ。

「安い靴を買うほど裕福ではない。流行の靴を追っかけるほど浪費家でもない」。

いやあ素晴らしい。拍手喝采だ。突然「靴バカ病」にかかったしまった私にとって目指すべき道を示してくれるような言葉だ。

パリとローマに靴を買うためだけに出かける計画を立てているアホな私だ。気にいった靴を手に悩んだ時、背中を押してくれたり、ブレーキをかけてくれる言葉になりそうだ。

ところで、先日のバレンタインデーには全国津々浦々?、数千人もの皆様?からチョコレートを送っていただいた。段ボールで大量に職場に届いたので会社の前の道路も交通整理の警官が出動したほど。当然食べきれないので各方面に「伊達直人」名義で寄贈させてもらった。

本来なら直接参上してお一人ずつ御礼を申し述べたいところですが、現在、フィリピン・マニラにて「小向某」を追っかけている最中なので、この場を借りて感謝のご挨拶とさせていただきます。

ウソばっかりだ。

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