このブログを読んでくれている友人から「最近は硬派っぽい話を書かないな」と指摘された。
何かに噛みついたり、もっともらしい自説を主張する路線から遠ざかっているという意味合いだ。
特に理由は無いのだが、言われてみればそうかもしれない。逆にいえば、自分自身の心理状態が平和なのだろう。穏やかに暮らすのが一番である!?。
正直に言えば、気に入らないことや噛みつきたいことは常にある。例の氷水をかぶる不思議な風潮とか、ネットに溢れるエセ正義感の押しつけとか、朝日新聞のこととか、いくらでも素材はある。
闇雲に暴論を書き散らかすのは簡単だが、ただの感情論に終始するのは自分としてもシックリこない。ヒステリーオバチャンみたいなのはカッコ悪い。
硬派な論陣?を張るにはエネルギーが必要だ。結構疲れる。軟派な話題ならさらっと書き殴れるが、マトモな話題だとやはり神経を使う。
軟派路線の話ばかり書いているのは、気合いが足りないせいかもしれない。もっと気合いを入れねばなるまい。
もう5年以上も前だが、その頃やたらと話題になっていた派遣社員のリストラ、すなわち「派遣切り」について、経営者サイドの視点からアレコレ書いたことがある。
平たく言えば、経営判断としてそういうことも当然起こりえると書いただけである。
当たり前のことを書いただけなので、荒れるようなことは無かったが、その前後の日のブログ閲覧者数が猛烈に増加した。
ネットの世界の情報の拡がり方は活字媒体の仕事をしてきた私には驚きだった。トラックバックというのか、転用というのか、よく分からないが、こっちの知らない間に想像以上の数の人に読まれていた。
このブログは仕事ではない。いわば趣味で雑文を書いているだけなのだが、そんな経緯もあって、あまり乱暴なことは書かないようにしている。
などと、もっともらしく言い訳しているが、予定調和的なチキンな性分のせいで、ハジケた内容がなかなか書けない。反省しようと思う。
先日、このブログの解析データを見ていたら、ある日の閲覧者数が爆発的に増加していた。普段の十倍ぐらい。たまにそういうことがある。
それなりのレギュラー読者をもつ見知らぬ人のブログか何かで、このブログが引用されたり、転用されたりすると、当然、一気に閲覧者数が増加する。
今回は、「セックスは遊びか恋か」という今年初めの小文にドカンとアクセスが集中していた。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2014/01/blog-post_20.html
どうやら、結構な人数の固定読者をもつブロガーさんが引用してくれたせいで、多くの人が覗いてくれたらしい。
このブログ、7年以上も続けてきたから、全部で1千を超える雑文を載せたことになる。
データ解析ページを細かくチェックすると、過去に載せたすべての回それぞれにトータルの閲覧数が表示される。
改めて分析すると、延べ1万ページビューを超えるような「ヒット作」?は軟派系ばかりである。
まあ、文芸雑誌よりもお色気雑誌の方が売れるのと同じである。そう考えると、今後は柔らかいテーマばかり書きたくなる。ちょっと悩む。
トータルでの閲覧数トップは、銀座のクラブ活動をちょろっと書いた話。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2010/10/blog-post_27.html
銀座の部活シリーズ?は何度も書いてきた。これよりも面白おかしく書いた話もあったつもりである。でも、この日の分が栄光の?第1位である。不思議な感じだ。
第2位は靴をパリに買いに行った話である。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2011/07/blog-post_22.html
上位にランクインしているのは、内容がどうとかではなく、ブログやSNSで引用された頻度によるものだと推察している。
第3位はこれまた軟派の極みみたいな話である。セックスと腰痛の関係を高尚に?リポートした話である。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2008/04/blog-post_16.html
第4位には真面目な話が入っていた。ちょっと安心である。上位にずらっとセックス方面の話題が集まっていたらさすがの私も切なくなる。
ダウン症に関する話も何度も書いているが、そのうち最も多く読んでいただいたのがこれである。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2010/02/blog-post.html
第5位はまたまた銀座のクラブネタである。数え切れないほどのシキタリというか、暗黙のルールみたいなものが存在するという内容だ。第1位になった銀座ネタより、第5位になったこれよりも面白く書いた話はあるのだが、閲覧数とこちらの意図はまるで一致しない。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2012/02/blog-post_17.html
キリがないので、適当にするが、このほか、ざっとベスト20に入っているのは、「固有名詞モノ」が目立つ。
★オールドパーのウンチクと思い出を書いた話
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2008/03/blog-post_10.html
★同級生でもある俳優の香川照之についての話
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2012/06/blog-post_08.html
★いにしえのAVクイーン小林ひとみに関する話
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2011/05/blog-post_11.html
★AVという言葉がまだポルノと呼ばれていた時代の愛染恭子についての雑文
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2009/10/blog-post_28.html
★壇密についての雑文
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html
いやあ、軟らかい話ばっかりである。ベスト20位ぐらいには堅い話は少ない。まあ、何かのついでに引用、転用されるのはとっつきやすいテーマが中心になるのだろう。
上位ランクの中に入っていた真面目な話をいくつか紹介してみる。
★中小企業経営者の公私混同に関する話題
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2009/04/blog-post_15.html
★赤ちゃんポストやダウン症に関する話
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2012/05/blog-post_16.html
★焼き物に関する実に高尚?な話
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2008/02/blog-post_8872.html
それ以外には旅行ネタも結構上位に入っていた。ネット検索では、ホテル名などの固有名詞が多く含まれているほど検索に引っかかりやすいと聞いたことがある。そんな関係もあって、旅の話が読まれることも多くなるのだと思う。
今日は何だか分からない内容に終始してしまった。それにしても、何年にも渡って代わり映えのしないことを書いているものである。我ながら感心?する。
偉大なるマンネリと呼ばれるまで頑張ろうと思う。
2014年8月27日水曜日
このブログを分析してみた
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2 件のコメント:
派遣切りの記事にリンクが貼ってないのが不親切だなあ。
リンクさせてなかった派遣切りの話です。
2008年12月19日
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2008/12/blog-post_19.html
2008年12月24日
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2008/12/blog-post_24.html
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