2018年6月29日金曜日

交際クラブに入ろうか

目立った進展がない様子の紀州のドンファンの事件。ワイドショーの関心も徐々に他に移ってしまっている。

ボッキュンボンの若い妻、愛犬イブちゃん、デヴィ夫人等々、世間の関心を集める素材にコト欠かないから、動きがあり次第、再びブーム?が再燃するはずだ。

さて、ドンファンさんのおかげで、がぜん注目されているのが「交際クラブ」だ。多くの人がその存在は知っていても詳細がよくわからない世界である。

インチキだ、サクラばっかりだ、デリヘルのボッタクリ版、美人局だろう等々、知らないものに対してはそんなネガティブイメージもつきまとう。

ところが、ドンファン氏が交際クラブをベースに数々の美女とネンゴロになっていたという話が広まるにつれ「ホントに可愛いコちゃんをゲットできるみたいだ」という変な安心感?が生まれているらしい。

というわけで、「交際クラブ」をネットで検索してみた。出るわ出るわ。情報があふれている。入会金、セッティング料金はいろいろだが、男女ともに身元がわかる登録制ということが共通している。

自分の個人情報をさらしてまで登録したくはないが、そんなことを気にしない人にとっては実に簡単な仕組みだ。でも、家庭がある人や勤め先が風紀に厳しかったら二の足を踏むはずだ。実際はどうなんだろう。

男女ともに、そういう場所で知り合ったことは隠すから、実際の体験談を聞きたくてもなかなか難しい。ネットに体験談が出回っているが、あんなものは業者作成のヤラセだろう。

もう15年ぐらい前になるが、仕事で付き合いのあった当時50歳ぐらいの税理士さんが、銀座に拠点のある交際クラブに登録して奮戦していた話を聞いた。

その頃は、あまり興味がなかったのでテキトーに聞き流していた。いま改めて詳細を尋ねてみたいが、その人は2年ぐらい前に若年性痴呆が進んじゃって施設に入ってしまった。残念ながら取材不能である。

ここはひとつ、私が身をもって体験してここで報告したいものだが、そうもいかない。なんとなく躊躇してしまう。

結婚相談所ならともかく、ソッチ系の場合は、はっきり言って肉体関係を前提にした「交際」を有料で斡旋してもらうのが特徴だ。夢見がちなロマンチストである私としては、ストレート過ぎる感じが気に入らない。

セッティングしたらその後は個人の交渉でというスタイルだ。体裁上は管理売春にはならないのだろうが、平たくいえば売春の斡旋には違いない。

別に気取ったことを書く気はないが、どことなくワクワクできない。いや、何だかんだいっても風俗へ行くよりはワンクッションあるからワクワクするかもしれない。

ウダウダ書いている私だって、正直に言えば、個人的に知り合った人と真剣交際というより、ソッチの関係での付き合いを持ちかけることはある。現役の男だし、独身だし、その女性が魅力的なら伏してお願いしたい時だってある。

ぶっちゃけて言えば「チップ」を渡すこともある。人並みにスケベ心を持っているいっぱしのオジサマである。そんな状況になっちゃうこともある。

気の利いたサービスには御礼も必要だろう。心付けを包むのと同じような感覚と言ってもいい。飲みの席に付き合わせて遅くなったらタクシー代を渡すのと感覚的には似たようなものだ。

とりあえず“お金ありき”には抵抗があるが、結果的に相手が何を目的にして、どう思っているかはこっちは知るよしもない。

考えてみれば、いまハヤリの相席居酒屋にしても、パパ活を目的にしている女性と知り合えば同じことだろう。

相席居酒屋に限らず、今の時代は、若い女性と中高年男性を引き合わせる飲み会や食事会などを定期的に開催している飲食店の話をよく耳にする。

そこで展開されている駆け引きや交渉?は、交際クラブのそれと違いはないのかもしれない。

その昔、私が10代後半だったころ、「夕ぐれ族」という斡旋組織が話題になった。俗に愛人バンクと呼ばれて社会問題化したのだが、当時イケイケだった私は世の中のオッサン達の行動が理解不能だった。

あれからウン十年、今の私はバリバリのオジサマだ。当時のオッサン達の気持ちがある程度は理解できる。そこまでして奮戦したがっていた肉食的男気に敬意を表したいぐらいだ。

なんだかすっかり交際クラブ支持者みたいな書きぶりになってしまった。

いろいろと相手にしてくれる人がいなくなったら登録しちゃうのかもしれない。そうなったらここでその事実を白状できるかどうか。。。

ビミョーである。

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