2022年3月16日水曜日

ヘドロマヨ醤油とか


人には言えない変な食べ方。誰もが一つや二つはあるはずだ。納豆に砂糖を入れて食べる人の話を聞いて驚いたのだが、そんなパターンはいろいろあるのだろう。

 

餃子をパンに挟んで食べる人もいるらしい。なんだか不思議な光景が頭に浮かぶ。試したことはないからブツクサ言えないが、好きな人にとっては単にウマい食べ方なのだろう。

 

カップヌードルにお酢をドバドバ入れて食べる知り合いもいた。一種の性癖みたいなもので他人がとやかく言う話ではないが、そういう個性的な食べ方はあまりオモテに出てこないから実に興味深い。

 

世界中で日々こっそりと想像を絶するようなヘンテコな食べかたを繰り広げてニンマリしている人が大勢いるのだろう。

 

私がヘンテコな食べ方に初めて衝撃を受けたのが「巨人の新浦投手」だ。私が小学生の頃の話である。確か月刊ジャイアンツというファン向けの雑誌に書かれたいた話だ。

 

「ご飯にサイダーをかけて食べる」。新浦投手の好物だとか。衝撃である。サイダー好きの子供だった私でも試そうとは思わなかった。それ以来ウン10年もその話を覚えているのだが、いまだに試す勇気がない。

 

私にもそれなりに変な食べ方をしてきた経験はある。子供の頃に好きだったのが、「麦茶のお茶漬け」だ。夏になるとしょっちゅう食べていた。

 

ご飯に冷たい麦茶をかける。具は決まって瓶詰めのなめたけだった。大人になってからは食べていないが、ドンブリで食べるほど好きだった。

 

いま思えばせっかくのご飯に冷たい麦茶をかけちゃうのはヘンテコだが、猫舌のお坊ちゃん!?にはとても魅力的な食べ物だった。夏になったら久しぶりにトライしてみよう。

 

やはり小学生の頃、ご飯に普通のお酢をドバっとかけてそれだけを食べるのも好きだった。いま思えばツンツンきそうで気持ち悪いが妙に美味しく感じた。何杯もオカワリをした。

 

今もお酢は大好きで、いわゆる中華料理屋の焼きそばにはアホみたいに酢を投入したくなる。お酢をかけない五目焼きそばなら食べたくない。お酢が主役になるぐらい投入するのがカギだ。

 


 

酢といえばタラコである。とくに生のタラコだったら絶対に酢にビチョっと浸して食べたい。この画像、タラコの手前の小皿には酢が用意してある。タラコをひたひた浸すためだ。

 

以前、Facebookでこの食べ方を紹介したら多くの友人から奇人扱いされたが、一人だけ子供の頃からそうやって食べるのが標準だと私を支持してくれた人がいた。凄くホッとした覚えがある。

  

子供の頃の懐かしい味としては「次の日の余った天ぷら」も捨てがたい。家庭の天ぷらはたいてい衣が多めでブワっとしている。余った残り物は次の日になるとブワッとどころがグチョグチョシンナリ状態になっている。

 

これを電子レンジで温めると得も言われぬデロデロベショベショ状態に進化を遂げる。こうなったら天つゆではない。ウスターソースである。デロベショな天ぷらモドキから滲み出る油とウスターソースの融合が食べ盛りの少年だった私には刺激的だった。

 

いまは絶対に食べたくない・・・。

 

そして真打ちみたいな食べ物が「ヘドロマヨ醤油ご飯」だ。少年時代の好物だった。なんなら今でも嫌いではない。元々はハムにつけるタレだったのが、熱いご飯に塗りたくって混ぜ合わせて食べると最高だ。

 




 

以前、ハムの食べ方を書いた際にこのブログに載せた画像だ。醤油にマヨをどっぷり投入して混ぜ混ぜする。そこにハムをピチョっとつけて食べるわけだが、ポイントはヘドロマヨ醤油がついたハムをご飯にバウンドさせることである。ご飯が悩ましい味に変わる。

 

それが高じてハムを二の次にしてタレ部分だけをご飯に混ぜ合わせてそれだけで食べることも多かった。未体験の人にはぜひ試していただきたい。

 

世の中にはもっと凄い食べ方を人知れず実践している人は多いはずだ。私の食べ方など極めて真っ当で常識的で上品すぎるぐらいだろう。

 

この歳になると新たな冒険をすることがなくなった。奇天烈な食べ方の中には目からウロコみたいな美味しいものもあるはずだから皆さんが隠している秘技なども教えてほしいものだ。

 

 



0 件のコメント: