10年ひと昔と言われるが、このブログも長年書いてくると10年ぐらい前に書いていたことと今の自分が書いていることの違いを実感する。
10年前のほうが勢いがあるというか、エネルギッシュな感じがする。40代半ばと50代半ばの違いなのだろう。なんだか負けた気がして悔しい。
人間の細胞は日々生まれ変わっている。半月前と今とでは半分ぐらい細胞が入れ替わっているという話を聞いたことがある。そう考えると10年前なんてまるで別人だったのかも知れない。
当時は離婚問題などもあって今思えばたいしたことではなかったように感じるが、そのテーマに直面しているときはやはり葛藤もそれなりにあったのだろう。そんな心理が影響しているような書きぶりが多い。
なんとなく悶々としているようなウジウジしているような感じだ。自分の殻を破りたいような感覚で必死に書き殴っているような話が多かった気がする。
いまなんてアレがウマいとかダルくて仕方がないとか実に平和なネタばかりである。これはこれで幸せだが、やはり人間は何かしらの壁や葛藤に直面しないと脳ミソや感情をフル稼働させることは出来ないのかもしれない。
次に紹介する話などは自分が中高年という世代になったことでの焦りというか、現実に歳を重ねてきたことによる焦燥感が強い。もがいている感じが出ていて今読み返すと我ながら「若かったなあ」と感慨深い。
茨城のり子さんの誌を引用しているが、この頃はわりと名言や人生訓みたいなものに敏感に反応していた。こういう自分を奮起させるような姿勢は今の自分にはちょっと足りない。
★中年雑記
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2012/05/blog-post_28.html
次に紹介する話もマザーテレサの言葉を引用している。その当時、東日本大震災の直後に感じた無常観や人生観の変化を自分の中でなかなか整理しきれなかった記憶がある。
大袈裟に言えば、人生後半戦を迎えて「生き方」みたいなことを真面目に考えてみたくなったのかもしれない。ボンヤリ惰性で生きてきた前半生を振り返ってやはり焦燥感に駆られていたように思える。
★解脱したい
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2011/11/blog-post_30.html
そして10年ほどがあっという間に過ぎ、今の自分を俯瞰してみると、とくに何も変わったところはない。焦燥感みたいなものにもすっかり慣れている。老け込んじゃったのだろうか。それとも達観しただけだろうか。
まあ、当時感じていたような悶々、葛藤みたいな要素はだいぶ無くなってきているからそれはそれで幸せなことではある。あとはエネルギッシュに行動するよう自分にい聞かせることが大切だろう。
次に紹介するのも自分がソコソコ元気ハツラツだったから遭遇した話だ。このぐらいのノリで今後も世の中を渡っていければ楽しそうだ。
★ラブラブ活動と景気
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2011/10/blog-post_17.html
なんだかバカげた話ではあるが、世の中の空気や景気、高揚感なんてしょせんはフシダラさと大きく関係している。七面倒くさい話をウダウダ書いているよりアッケラカンとポジティブ指向でいることが一番大事だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿