前回、文句ばかり言いたくなる話を書いたが、最近は何となくイラつくことが増えたような気がする。ヤバい。これは典型的な加齢による特徴だろう。ガンジーさんのように怒りを抑えて平和に生きていかなければならない。
わりと大らかな性格だと自負しているが、周りの人からは短気だと思われていることもイラつく。それ自体、短気の証なのだろうか。
イラついた時、ついつい独り言を発してしまうのもオッサン的特徴だろう。テレビをつけて野球を見たくても「なんで地上波で野球中継しないんだバカヤロー」、BSで見始めても「CMが長過ぎないかアホ」などと誰に聞かせるでもなく口にする自分に気付いてちょっとビビる。
もう数年前の話になるが、住んでいたマンションの廊下ですれ違った見知らぬ人に挨拶したのに無視されたので「なんとか言えよ」とつぶやいた。小声で言ったつもりが聞こえちゃったらしく「すいません」と返されて焦ったことがある。
運良くおとなしいタイプの人だったからそれで済んだのだろうが気性の荒い人が相手だったら危険である。私が少林寺拳法に励んだのはもう40年も前の話である。今なら相手に向かって来られたらきっとヘコヘコ一万円札を渡してしまいそうだ。気をつけよう。
話は変わる。先日、話題の映画「ドライブマイカー」を観た。正直言って私にはイマイチだった。途中で何度か「長いなー」とつぶやき、終わった後も「なんだかな~」と得意?の独り言が出てしまった。ファンのかた、ごめんなさい。個人的な意見です。
愛の重さ、苦しみや不幸、ツラさと向き合うみたいな話がもともと好きじゃないのだと思う。私が愛というのを知らないだけなのか、私の知っている愛がシャバダバなのかよくわからないが、あまり印象に残る映画ではなかった。
でもタバコが効果的に使われているシーンが多かったのは喫煙者として喜ばしかった。ヘンテコな感想で申しわけないです・・・。
イライラと独り言が増えたのはおそらく引っ越しが原因だと思う。今回の物件探しを頼んだ仲介業者の担当さんが過去になく仕事が出来ないタイプの人だったことで随分と私の独り言が増えた。
肝心の物件も馴染みのないオール電化とやらでもろもろの手続きや使い方の把握に関していちいち面倒に感じてイライラした。
引っ越し業者も初めて使う業者さんだったので意外に勝手が違って、ため息を連発する場面が多かった。それ以外にも、そもそもの自分の荷物の多さに辟易としてイライラした。ついでに自分に対してブツクサ文句を言う場面も多かった。
でもかなり荷物が減ったのは嬉しい。前回の引っ越しの際には業者さんから「荷物の多い四人家族の量です」と言われて気が滅入った。きっと今回の引っ越しで「普通の3人家族の量」ぐらいにはなったはずである。
あと二回ほど引っ越しをすればマトモなひとり者の量になるはずである。あと10年もしないうちにそうなると思う。
気付けば4月だ。都心では桜も見頃を過ぎた。今年はじっくり花見をする機会は無かった。昨年、見頃の桜を眺めながらウツウツした気分に落っこちたトラウマのせいで今年はあえて桜を敬遠した感じだ。
これもオッサン的偏屈の一つなのだろうか。だとしたらマズい。偏屈な年寄りは人様から嫌われる代表的なパターンである。
素直に桜を愛でるような余裕があってこそ風流な生き方ができるのだろう。桜ごとき?を変に意識しちゃっている段階で余裕がない証拠だ。
転居先で新たな暮らしが始まる。イライラを忘れて大らかに余裕を持って過ごしたいと思う。
それにしても今年のプロ野球は強者と弱者がはっきりし過ぎて退屈だ。もっと団子レース状態になって欲しい。
それより何より「大谷翔平の季節」が始まる。今年も朝っぱらから興奮させて欲しい。私の心の平穏は大谷選手の活躍にかかっている。
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