2022年6月1日水曜日

ボアナタ、翠江堂 至福の時間

 

前回のブログで近所にやたらとウマい和菓子屋と洋菓子屋がある話を書いた。すっかり甘党オジサマである私の幸せを支えてくれている。前を通ればついつい多めに買ってしまう。

 

まず洋菓子屋さんについてだが、店の名前は「BOA NATA」(ボアナタ)。ポルトガル由来のエッグタルトをウリにするお店だ。エッグタルトはもちろん、その他のすべての商品が美味しい。

 https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13240159/

 

卵黄ケーキや半熟カステラ、チョコムース、アーモンドケーキ、チョコバスクチーズケーキなどがラインナップされているのだが、不思議なほど全部ウマい。キャロットケーキまで野菜嫌いの私がウマいと思うほど。

 


 

特徴は見た目の普通さにもある。エッグタルトは別としてケーキ類は家庭で作ったような何の変哲もない素っ気ない見た目。だから一口食べてみてビックリする。他の店とは違うこの店ならではの濃厚なのに後味爽やかな絶妙な美味しさが堪らない。

 

たまたまこの店の近くにある珈琲専門店(https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13151229/)のコーヒーがウマいのでセットで揃えて近所の公園や隅田川テラスでホゲホゲした時間を過ごす。至福の時である。

 

この店のコーヒーはスタバの5倍ぐらい美味しいと思う。コーヒーに詳しくない私の意見だからアテにならないが、注文してから受け取るまで結構な時間がかかるからそれなりにこだわっているのだろう。

 


 

スイーツと甘めのコーヒーなんて無駄なカロリー摂取の代表である。でもだからこそ幸せな味がする。人生って結局はどれだけ無駄な時間を満喫するかで充実度が変わるのだと思う。

 

そんなことをボケっと考えながら過ごす時間はこれまた大いなる人生のムダみたいで実に魅力的だ。せわしなく仕事に追われたりアタフタと用事を片付けることばかりではQOLは零点である。ちっとも楽しくない。

 

嗜好品と無駄な時間。手っ取り早く幸せを実感できる組み合わせだろう。

 

話が逸れた。

 

ボアナタのエッグタルトは運がいいと焼きたてに遭遇する。そりゃあそりゃあ官能的な味がする。卒倒しそうになる。コレステロールだの糖質だのといった厄介な雑念のことなど瞬時に忘れる。

 

続いては和菓子屋さんの話。「翠江堂」という創業80年のお店である。ここもまた何を買ってきても美味しくて嬉しくなる。近所にこういう店があるのは運が良い。

 https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13007680/

 

名物はいちご大福だ。すっかりポピュラーになったいちご大福だが、個人的にこの店のは東京でもトップレベルではなかろうか。私もあちこちで食べてきたがここのいちご大福はまさに完璧。外側の餅の食感、こしあんの味、そしてそれぞれの分量のバランスに至るまで文句のつけようがない。

 




 いちご大福は昼ぐらいには売り切れになってしまうこともあるが、それ以外の商品もレベルが高い。とにかくアンコが非常に美味しいのが特徴だ。

 

以前はウチの冷蔵庫にこしあんを常備してそれだけをスプーンでチビチビと食べながらお茶をすすっていた私にとってアンコが凄く美味しい和菓子屋さんが徒歩圏にあることは大きな喜びである。

 

ここもまた前を通ればついつい多めに買ってしまう。娘へのお土産のつもりが気付けば自分が食べたいラインナップをごっそり買ってしまう。まさにオトナ買いである。

 

先日、ひょんなことで東京ステーションホテルの中にある虎屋直営の「TORAYA TOKYO」で冷やし白玉ぜんざいを食べる機会があった。この店もアンコのレベルの高さが特徴だが、ご近所の「翠江堂」にすっかり心酔しているせいでさほど心が動かなかった。ただのご近所贔屓かもしれないが、そのぐらいアンコの美味しさが印象的だ。

 


 

何だか甘いモノを熱く語ったが、我ながら随分とマメにスイーツ大会!を展開しているような気がする。お子ちゃまもビックリの味覚である。

 

歳をとると子供返りしていくと言うが、私の甘いモノへの執着も加齢のせいだとしたら問題である。

 

 

 

 

 

 

 

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