水曜はうっかり更新を忘れてしまいました。すいません!
今日も食べ物の話。すっかり牛が苦手になった私は肉といえば豚肉ばかり食べている。我が家の冷凍庫にも豚肉と少しの鶏肉があるだけで牛肉はここ数年買ったことがない。
きっと若い頃に焼肉屋のカルビを食べすぎたせいで一生分の牛肉を食べ終わってしまったのだと思う。いま牛を食べるとしたら出がらしみたいな牛丼だけである。これも加齢の証である。
豚肉、鶏肉に続いて好むのは馬肉やラムやマトンで、牛肉は最下位をキープしている。あまり一般的ではないダチョウの肉のほうが牛肉より上位だ。
先日、久しぶりにダチョウ肉を食べてきた。銀座のオネエサンに連行されて出かけた銀座のバーで注文した。7丁目にある「L’essentiel」というバーだ。食事メニューの充実ぶりがウリの古くからある店である。
つまみ系は何でもあるし、餃子もある、唐揚げもある、パスタもある。飲むというより食べるのを目的にしたような時間を過ごした。
エビとタコのマリネ、クラムチャウダー、牡蠣のクリームコロッケ、ビーフシチューオムレツなどを食べたのだが、メインとしてしっかり食べたのがダチョウ肉の盛り合わせだ。
クセのないさっぱりした味わいがダチョウの特徴だ。以前どこかの店で馬刺し風にダチョウ肉を刺し身で食べたときにそのサッパリした美味しさにちょっと感動した覚えがある。
この日はヒレ肉っぽい部位の他に内臓も出てきた。尋ねるのを忘れたが味や食感の印象からするとレバーとハツだったよな気がする。どれもスッキリした味わいで美味しかった。低カロリー高タンパクだったはずだからきっと健康にも良いのだろう。実際にそんな味わいである。
とかく食べ慣れないものには抵抗感を感じるのが人の常だ。ダチョウにしてもその姿を想像してグロい気持ちになりがちだ。でもよくよく考えれば牛や豚、鳥にしても見慣れてなかったらあれを食べるのかと思うとグロい感覚になってもおかしくない。
ナマコやウニ、鱈の白子、はたまたアンコウにしても見た目はちっともウマそうではない。カニやエビだって食べ物として認識しているから平気なわけで、初めてあの姿を見た人がアレをウマい食い物だとは考えつかないはずだ。
そう考えるとダチョウの見た目は決してグロくはない。むしろ美味しそうだと言えないだろうか。少なくともワニやカバよりは美味しそうだ。ちなみにワニも何度か食べたが鶏肉に似た味で悪くなかった。
ヒツジやヤギも見た目からすると食べ物として充分に成立?している。見た目だけで言えば馬よりも食べ物っぽい。そう見えるのは私だけだろうか。
別な日、日本橋に古くからある「ホルモサ」という店に行ってみた。「煮るジンギスカン」をウリにする店だ。特製スープで野菜と肉を紙鍋でグツグツ煮るスタイルである。
肉はマトンが基本でラムもある。もやしやキャベツとともに何とも豊潤な味わいのスープというかタレで味わう。スープはドロっとしてクドそうにも見えるのだが以外にサッパリしている。ナッツの風味が強めで肉の旨味を吸い込むと一段と滋味深い印象になる。
運ばれてきた時は大量のもやしとキャベツにゲンナリしたのだが、鍋に火をつけてしばし煮ているとシナシナしてくれて余裕で完食できる感じになる。1人前あたりスープを飲んでも350キロカロリーとのことだが、あながち誇張しているわけではなさそうだ。
アッという間に肉や野菜を食べてしまったので、ラム肉を追加した。生卵もトッピングしてちょっと味変。よりまろやかになって悪くなかった。ありそうでない料理として知っておいて良さそうな店だ。
ダチョウ肉や煮込みジンギスカンは牛肉が重たく感じてきた中高年にオススメだろう。とはいえ、私の中の肉ランキングでは相変わらず豚肉が不動の一位だ。いまや豚肉もどんどんブランド品種が増えているようで、「ルイ・ビ・豚(トン)という高級銘柄まであるそうだ。
私自身は豚肉の銘柄にたいしてこだわりはない。黒豚を名乗っていても調理次第ではマズいのもある一方で、無名でも熟練職人が上手に揚げたトンカツはすこぶるウマい。要は豚の調理に精通した店で食べていれば安心だと思う。
今日もあれこれ書いたが、結論は結局「豚肉サイコー!」である。
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