2024年2月7日水曜日

よしもと劇場、揚子江菜館など

 

チャリで転倒してじん帯を痛めてからもうすぐ2週間。着実に回復している。それにしても自転車で激しく転ぶなんて子供の頃には皆無だったから自分の年齢の現実を突きつけられた感じだ。湿布を貼り替えるたびに切ない気持ちになる。

 

ウジウジしていても仕方ないので少しでも楽しいことを探そうと日々アンテナを張るようにしている。せっかく大都会の真ん中に住んでいるのだから能動的に行動すれば結構楽しい場面に身を置くことは出来る。

 




先日は日本橋三越の「あんこ博覧会」に出かけた。先月の北海道展に引き続き近所の強みを活かしてせっせと出向いてみた。

 

大混雑だったので堪能するまではいかなかったが、いろんな種類のあんこを売っている店で白あんやらこしあん、低糖質あんこなどをワンサカ買ってしまった。

 

最近は洋菓子よりも和菓子に惹かれる気分なので我が家の冷蔵庫にいろんなあんこが仲間入りしただけで幸せな気分になる。そのまま食べたりイチゴに塗りたくって食べたり日々あんこを楽しんでいる。

 

同じ日、夕方から神保町に出かけた。バンド練習の拠点として馴染みのある街だが、この日はお笑いライブを見に行くことを目的に足を運んだ。神保町にはいつのまにか「よしもと漫才劇場」が出来ていて、デビューから7年未満ぐらいの若手芸人が日々出演している。

 

せっかくの神保町だから劇場に行く前に昭和っぽい世界観?をウリにする「揚子江菜館」で夕食。以前にバンドメンバーと炭水化物シバりのドカ食い大会を実施した店だ。

 

この日は角煮みたいな乾隆肉やかに玉、水餃子などを肴に熱めの紹興酒を楽しみ、池波正太郎が愛したと言われる名物の上海焼きそばをシメに味わった。

 





町中華ともオシャレ高級中華とも違う独自の路線の味がするのがこの店の特徴だろう。ここが発祥と言われる冷やし中華も一年中注文できるし、店内も広めで使い勝手の良い店だと思う。



 

ほろ酔い気分でよしもと劇場へ。お笑いをライブで見るのは浅草の劇場ぐらいしか経験がない。浅草のシュールな雰囲気の劇場と違って、さすがに近代的でモダンな劇場だった。

  

この日の演者は「おだうえだ」「エルフ」ともう一組名前は忘れた。意外に芸人の名前を知っている私だから前者の2組は一応知っていた。まるで名前も知らない浅草の演芸場の芸人さんを観るのも楽しいが、テレビで見たことのある若い芸人さんを間近に見られるのは新鮮だった。

 




しかし、紹興酒のせいだろうか、ナゼか舞台に集中できなかった。若い女芸人のキンキンと高い声で叫ぶ漫才がちっとも面白く感じない。ネタというよりも声質と音響が私にはマッチしなかった。気づけば客席でしっかり寝てしまった。

 

ところが隣りに座っていたお客さんがこれまた物凄く甲高い声でゲタゲタ笑い転げるので、その都度私は眠りから覚めてしまい何とも落ち着かない時間を過ごすことになった。

 

次に行く機会があったら声の低い男のコンビが出演する時を狙ってみようと決意した次第である。まあ、楽しめたかどうかというより自宅からさほど遠くない距離に手軽に漫才ライブを見られる施設があることを知ったことは収穫だった。

 

都会のド真ん中に住んでみると年柄年中うるさい工事の音など不快なことも少なくないが、近隣にいろんな施設があるという便利さはやはり捨てがたい。

 

今の住まいから一番近い映画館は徒歩5分だし、三越本店やコレド室町にもすぐに行ける。日曜営業の飲食店もいくらでも見つかるし便利さはかなりのものだ。

 

とはいえ、そうした便利さをしっかり享受しているかといえばノーである。実にもったいない。今より10年若かったらもっとマメに動き回ったのだろうが、最近はすっかり隠居爺さんみたいに過ごす時間が増えた。

 

じん帯損傷で動けなかったせいもあるが、動けなかったせいで動きたい欲求が強まったとも言える。せっかく便利な場所に住んでいるのだから積極的に動き回って老けこまないようにしたいものだ。

 

 

 

 

 

 

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