2024年2月21日水曜日

パイナップルポーク


やたらと豚肉ばかり食べている。我が家の冷蔵庫、冷凍庫には豚肉しか入っていないと言っても過言ではない。得意料理?であるチキンライス用に鶏肉も買うことはあるが牛肉はまったく買わなくなってしまった。

 



 私が手掛ける簡単料理の代表が焼きそばだが、これも豚肉が欠かせない。どっさり豚肉を入れた焼きそばは幸せの味がする。外で食べるソース焼きそばには肉はちょこっとしか入っていないが自家製ならドシドシ肉を入れられるのが嬉しい。

 

一応、焼きそばに使う豚肉とその他の豚肉ではランクの違う肉を使い分ける。焼きそばはソースと麺が主役だからネットスーパーで取り寄せるテキトーな国産バラ肉などを使う。

 

豚肉単体で味わう際には、最近常備するようになった「パイナップルポーク」を使う。個人的にはこの肉が日本一ウマい豚肉だと感じている。ふるさと納税で頻繁に取り寄せている。

 

パイナップルポークと言っても酢豚に入っている気持ち悪いパイナップルのことではない。エサとしてパイナップルをドシドシ食べさせられた豚のことだ。エサだけで肉の味に大きな違いが出るとは信じがたいのだが、とにかく普通の豚肉と比べると味の深さがまるっきり違う。

 



パイナップルポークを知ったのは銀座にある「美らしゃぶ亭」という豚しゃぶ専門店でのこと。後輩が経営する店なので何度も義理?で通っていたのだが、この店で最上級の肉がパイナップルポークだった。https://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/04/blog-post_18.html

 

アグーやキビ丸豚といったブランド豚も用意されているのだが、私にはパイナップルポークが断然美味しく感じた。値段もそこらへんの牛肉のしゃぶしゃぶ屋さんに行くより高くつくのだが、肉の弾力性、脂身の旨味ともに「レベチ」だと感じた。

 

ウチでは軽く塩コショウしてから普通に焼いてタマネギポン酢で食べたり、生姜焼きにして食べたり、しゃぶしゃぶ風にして蕎麦つゆをかけて食べたりする。市販の豚丼のタレとあえるだけでも簡単に極上豚焼肉が出来上がる。

 

豚肉を何となく牛肉より下に見ている人は多いが、こういうレベルの豚肉を知ってしまうとそんな認識は旧時代の固定観念だと痛感する。機会があったらぜひ味わって欲しい。

 

豚肉料理の代表格といえばトンカツである。私のトンカツ摂取率はたぶん普通の人の3倍か5倍ほどだろう。本音では毎日でも食べたい。胸焼けを得意ワザ?にしている私だがウマいトンカツだとナゼか大量に食べても胸焼けしない。不思議だ。

 



 

2枚並べた画像の下側は京橋にある日本料理「婆娑羅」のヒレカツ。ここはトマトすき焼きをウリにする店なのだが、行くたびにサイドメニューのトンカツを頼んでしまう。どちらかといえばそれを楽しみにして過ごしている。

 

上の画像は東銀座「はせ川」のシャトンブリアンと称するヒレカツだ。何年か前に散歩しながらフラっと入ってみた時にあまりの美味しさに悶絶した。それまでアチコチの名店と呼ばれるトンカツ屋を巡ってきたのだが、これを知って以来、トンカツ気分の際は第一優先でこれを食べるようになった。

 

歳のせいもあるが、今では一定水準を超えるトンカツ屋さんでは上モノのヒレ一択になった。テキトーな店のテキトーなヒレカツはバサバサで論外だが、上等なヒレのしっとり感は中毒性すら感じるほどクセになる。

 

ウマいトンカツ屋さんでは酒も楽しみながらダラダラ過ごしたくなる。まずはツマミになりそうな一品料理やメンチカツあたりを単品で頼み、ホロ酔いになったところでメインのトンカツ様を迎え入れるパターンだ。

 

最近は前菜的に「しそチーズカツ」や「梅ジソカツ」といった変わりネタを味わってから上モノのヒレをメインにするような変態的注文をすることもある。揚げ物がメインなのに頭の中がトンカツでいっぱいになっている日はそんな食べ方をしても案外ヘッチャラである。

 




自分がいまだに「男の子」なんだと痛感する時間である。オジイチャンになってもそんな習慣が続けられたら幸せの極みだと思う。

 

 

 

 

 

 

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