最近は以前より酒が強くなった気がする。昨年思い切って体重を落としたことが影響しているみたいだ。おそらく内臓脂肪がそれなりに減って内臓が以前よりも頑張るようになったからだと思う。
飲む量が劇的に増えたわけではなく飲んだ後の不快感が無くなった感じだ。ムカムカから解放されることは大きい。飲んだ後の時間が何かと有意義に使える。
飲み過ぎてゲロッピーになることも10年ぐらいご無沙汰だ。吐きまくっていた若い頃は一体どれほど飲んでいたのだろう。思い返すとゾっとする。
今の季節は熱燗がウマい。身体中に染み渡る感覚が嬉しい。四季のある国に生まれたことを有難く感じるのが冬の珍味と熱燗の組み合わせに悶絶する時間だ。
白子ポン酢やらカラスミをお供に熱々の酒を堪能すると物凄く幸福だ。最近は甘いモノもやたらと摂取しているが酒ももちろん好きだ。この二刀流には努力は不要だ。雑食性の自分がラッキーだと痛感する。
お寿司屋さんなどでシッポリ飲む場合と居酒屋でワチャワチャ飲む場合とで趣は変わる。どちらも捨てがたい。上質な肴が揃うお寿司屋さんでは熱燗でジックリ、ジャンクなツマミが楽しめる居酒屋では生グレサワーをグビグビというのが私の定番だ。
熱燗のツマミにウニを突つくのが好きだ。若い頃は財布の事情もあって遠慮気味に食べていた。それなりに「オトナ食い」が出来るようになってからは青春時代のカタキ討ち?みたいな気分で食べる。
熱燗と生ウニの組み合わせは日本人ならではである。外国人が好みそうな雰囲気ではないが、こればかりはこの先も日本人ファースト?が続いてほしいものだ。
ウニの刺身には醤油だけでなく塩も合う。両方揃えて味変すると飽きが来ない。ウニの握りも大好きだが、酒のアテとなると軍艦より細巻きでチマチマ味わうのがおススメだ。先日、とある店でウニの天ぷらが出てきたが個人的にはイマイチだった。やはりフツーが一番だと思う。
さてさて、居酒屋だとやたらと生グレープフルーツサワーを飲みたくなる。血圧の薬とグレープフルーツの組み合わせは禁忌の代表格だが、血圧の薬は朝の服用だ。夜の時間は問題ないだろうからグビグビ飲む。
肉系のツマミや揚げ物と合わせるとバッチリだ。今の季節ならカキフライも嬉しい。カキも衣とソースをまとうと途端にジャンクな一品になるから生グレサワーの相棒として適任だ。
安さだけをウリにする店だとチョビっとしかグレープフルーツが入っていない。あれは残念だ。安物買いのゼニ失い気分に陥る。半分にカットしたグレープフルーツを自分で絞らせてくれる店は有難い。果肉もしっかり混ざって気持ちも豊かになる。
それにしても日本の居酒屋文化は世界に誇る奥深さだと思う。食べ物や飲み物の種類の豊富さ、店ごとの個性など外食ジャンルの中でも傑物的存在と言っていいと思う。
とくにチェーン店のメニューには感心する。情緒や趣とは無縁だが一種のワンダーランドとして抜きん出ていると思う。和洋中の概念を超越したある意味極めて日本的な世界だろう。
この画像のタマゴが写っている一品は「ツナタマゴドック」だ。ホットドックに使うような大ぶりのパンの中にツナがテンコ盛りになっている。飲み屋さんのメニューとしては異色だ。怒られそうだがパンは無視して中身のツナとタマゴをツマミにした。中身だけでも結構食べ応えがあった。
ここではグラタンやシューマイも食べた。どれもサワーをグビグビするには最適な相性だった。「熱燗と生ウニ」みたいな時間とはまったく種類が違う世界だが、どちらも「酒を飲む」という目的は一緒だ。
思えば背筋が伸びるようなオーセンティックなバーや気安いショットバーも酒を飲む場所だし、酒屋さんの角打ちや街外れのスナックや銀座の高級クラブも然り。「酒を飲む場所」って実に多種多様だ。
TPOに応じてそれぞれの場所で好きなように楽しめる今の時代に生きていることは実に幸せだ。「時代ガチャ」、「国ガチャ」という点でつくづくラッキーだと思う。




