2月からキックボクシングジムに通い始めた。
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週2回というコースに申し込んだが、週に一度しか行けない日もある。平均すれば週に1.5回だろうか。
それでももう10回以上は通った。微妙に我が身に変化が生じていることを感じ始めた。最初の頃は10分ちょっとでフラフラになっていたのだが、ちょっとは改善されてきた。
自宅から徒歩3分の距離にあるジムなのだが、最初の頃は超絶的にヘトヘトになって帰路が3キロぐらいの距離に感じた。でも今では2キロぐらいの感覚で済んでいる。進歩である。
汗の出方が変わってきたことも驚きだ。ウン十年眠っていた我が身の細胞が活性化してきたような気がする。身体の表面ではなく奥のほうから汗がドバドバ出る感じだ。
高校時代に格闘技経験が少しあったせいで、キックボクシング独特の身体の使い方に慣れるのに時間がかかる。ようやく少しはそれっぽくなってきたが、最初は独特の動き方を覚えるために身体よりも脳が疲れた印象がある。
格闘技を昔に少しかじった身としてはちょっと納得できない動きもあるのだが、そこは還暦近い初心者である。言われたことを謙虚に黙々と身につけようと頑張っている。
セミプライベートなので、ウロウロしている数人のトレーナーさんがマメに声をかけてきて指導してくれる。一人でサンドバックに向かうよりアレコレ細かい指示を受けたほうがバテやすい。だからどんな指導も喜んで受け入れている。
不自然にフォームを直されたりすると姿勢がキツイから汗がバンバン出る。困ったことにトレーナーさんごとに指導にクセがあるから人が変われば言ってくることも変わる。若い頃なら文句の一つも言いたいところだが、今の私はいちいち違ったことを言われてもニコニコと受け入れる。
なんてったって目的は体力増強である。無駄に?動き回ることが大事である。それぞれのトレーナーさんに何度もアレコレ修正をされると身体を必要以上に動かす効果があるからヘロヘロに疲れる。すなわち運動量がアップしているわけだ。
いま私に必要なのは「ヘロヘロに疲れる」ことである。別に試合をしたいわけでもない、ダイエットが目的でもない。もちろん痩せてくれるならハッピーだが、とにかく体力をアップさせたい一心で真面目に頑張っている。
たいして減っていなかったら泣きたくなるから体重計には載っていない。でもネクタイを締めるワイシャツの首周りがラクになってきた。今年の初めにはキツくて着られなかったスーツが何とか着られるようにもなった。これは経済的な意味でも朗報である。
ジムのそばに鳥貴族があるのだが、練習後にそこに立ち寄るのが当面の目標である。今はフラフラになって帰るので鳥貴族の階段すら見たくない状態だ。コンビニに立ち寄るのも一苦労である。
とことん疲れるメリットは空腹を感じないことだ。ジムの日はろくに夕飯を食べずに一日が終わる。予想外の副次的効果だろう。ジム前に食べちゃうと練習中が苦しいから事前にはせいぜいイチゴやみかんを食べてから向かう。
帰宅してから何か食べるつもりで出かけても帰宅する時は病人のようにヘロヘロだ。空腹を感じない。せいぜいプリンを食べてオシマイである。
こんなパターンを週2回キチっと続けたらきっとシュッとした体形になるのかもしれない。でも目標はそこではない。昨年後半あたりから続いていた謎の倦怠感や息苦しいまでのバテやすさが改善できれば充分である。
ここ最近、朝起きてからの体調が少しスッキリし始めた。キックのせいなのかは不明だが、少なからず影響はあるだろう。キックでの運動量、キックの日の食事量の激減ぶりが悪いはずがない。
でもキックを始めたのと同時ぐらいにコンビニの菓子パンをやめ、テストステロンのサプリを飲み始め、毎朝ヨーグルトにキウイを入れて食べ始めた。はたしてどれが効果を発揮しているのかは謎だ。
ちなみに体調が良くなりつつある原因がキックのせいじゃなかったら大変だ。ヘロヘロに疲れることが単なるバカな行動になってしまう。
ちなみにジムに行ったら最初の15分ぐらいはストレッチをするのだが、実は出発前の自宅でも同じぐらいストレッチに励む。変な話、30分ぐらいは準備運動しないと何となく怖い。ウン十年も運動をサボっていた私の身体は思った以上に硬直化している。気をつけないとケガをしそうだ。
ジムで30分もストレッチしている人はいない。私だけ延々とストレッチばかりしていたら悪目立ちしそうだから仕方なく自宅でも準備をするわけだ。年齢には勝てないことを痛感する。
とりあえず8月あたりまで続けることを目標にしている。もし達成できたらきっと年末まで続けられるような気がする。
このブログで書いたり、宣言することも大事だ。自分を律する場面、体力的に頑張る場面ってこの歳になると無理やり作り出す必要がある。老骨にムチ打って日々の暮らしに爽快感を取り戻したいと思う。