2025年3月26日水曜日

日本橋散歩

 

この季節は週末になると散歩欲が強まる。普段はグータラ暮らしなのに春の陽気に誘われてガシガシ歩きたくなる。ナゼか浅草ばかり行きたくなるのだが、先日は地元の日本橋界隈をじっくり歩いてみた。

 

日本橋の三越側、神田寄りのエリアが今の私のお膝元?である。三越から神田に向かうエリアといえば、各県のアンテナショップがいくつか集まっている。富山、新潟、三重、福島などのほか淡路島専門のお店もある。

 

それぞれ名産品が置いてあるのが嬉しい。三重は伊勢の「赤福」が有名だが残念ながら常備ではない。時折、店頭で赤福フェア?があるのでその際は手軽に入手できる。

 

淡路島専門の店も玉ねぎスープや玉ねぎチップをまとめ買いするのに好都合である。どの店も時期によってイベント的なノリで売り出したい名産品をPRしている。結構楽しい。

 

有楽町の交通会館に集まっている各県のアンテナショップにもよく行く。私にとってはこの2つのエリアをマメに散歩するだけで全国各地の名産品の存在やそれぞれの旬なども知ることができる。

 

ちょっと大げさだがアンテナショップ巡りは教養を高める効果がある。どこの地域は何が特産でどんな特徴があるのかといった知識は日本人として知っておきたいところだ。

 

ぶらぶら散歩しながら学べちゃうわけだから散歩にも意味がある。最近は兜町の方に宮城のアンテナショップが出来て、私の好物でもある「ずんだシェイク」も飲める。

 

さて日本橋界隈の話である。隣の銀座では週末の混雑具合はかなりのものである。まさに人ゴミである。入りたいお店にスムーズに入れることもなく、買い物をするにも人出が多くてゲンナリする。

 

それに比べて日本橋は穴場である。週末こそそこそこの人出だが、銀座など他の繁華街に比べれば実に余裕がある。

 



 メインの通りである中央通り沿いにある千疋屋総本店のオープンカフェですら並ばずにスンナリ入れたりする。銀座だったら中央通り沿いにオープンカフェがあったら常に順番待ちが絶えないはずだ。

 

コレド室町あたりの店舗も人混みが凄いという場面に遭遇したことがない。カフェもレストランも特別こだわりがなければどこかしらにはスムーズに入れる。

 

中央区民になって以来、日曜の夕飯は外食に困るというイメージがあったが、それも新富町や八丁堀界隈だったからで、今ではいくつもあるコレドやその界隈を覗けばちっとも困らずに済む。

 

三越本店はさすがに週末は混雑しているが、午後早めの時間に行けばデパ地下も意外にのんびり散策できる。銀座の三越とは不思議とビミョーに空気感が違うのが面白い。

 

銀座三越のほうが気のせいかワチャワチャしている印象があるが、日本橋三越は客層が高齢者ばかり?なのかちょっと静かめなイメージがある。

 

私にとってデパ地下のお楽しみは和菓子コーナー周辺だ。ウマそうな甘味を見ながらウロつくのが至福の時間だ。これからの季節は「たねや」の水ようかんがわが家の常備品になる。

 


 

店の人によると季節によってもろもろ配合が変わるらしいが、いつ食べてもここの水ようかんは絶品だ。世の中にあふれるさまざまなスイーツをむさぼり食べている私だが「たねや」の水ようかんを食べるとすべてがリセットされる気がする。ニッポンの甘味の原点、心のふるさとみたいな味がする。

 

今の季節は夕方になると三越エリアから神田方面に向かって街のアチコチがピンク色のライトアップで飾られる。桜のイメージである。三井本館あたりの石造りの重厚な建物がちょっとファンキーな雰囲気に変わる。

 

週末散歩にオススメだ。今週末もきっと私は小汚い格好でウロウロしているはずだ。






 

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