趣味というには大げさかも知れないが、私は散歩が大好きだ。とくに夏の炎天下に汗ダラダラで歩き回るのが楽しい。
潜水旅行もせいぜい1年に2回ぐらいしか行かなくなり、30代の半ばまで結構真面目にやっていた草野球もメンバー全員の衰えにより活動休止中。
一応エースピッチャーだったので、メンバーの誰よりもカロリーを消費していた。健康のためにも、また再開したいが、きっと今度は骨折とか心臓麻痺とかのリスクが高まりそうだから無理かも。
散歩とはいえ、運動不足解消にそれなりに役立つ。私の場合、最低1時間は歩く。猛暑の中だと、プチ熱中症にもなる。
先週末は、散歩後、猛烈にだるくなり、短時間のうち水を2リットルぐらい飲んだ。それでも喉の渇きがおさまらずに困った。
腰痛持ち、ヘルニアンな私が散歩の際に気をつけているのが、道路の高低。歩くときは道のどちらか一方に寄っているわけだが、気付かないようで道路には高低がある。
水はけのために道路の両サイドは低くなっており、真ん中を歩かない限り平坦ではない。どちらかに身体を微妙に傾かせて歩いているわけで、腰や膝に悪い。
左側をしばらく歩いたら、同じぐらいの距離を今度は右側に寄って歩く。こんな涙ぐましい努力をしながら散歩をしている。
散歩は知らない場所がとくに楽しい。住宅街であっても、初めて歩くと、色々な家があって飽きない。軒先に飾られた花、置かれている自転車の様子、無造作にころがっている子供用グッズなんかを見ながら、住人の姿を勝手に想像するのが面白い。
古い町だと住宅街の合間にも結構由緒ある史跡が混ざっていたりして感心する。何百年も前に同じ場所で人々が行き交っていたことを想像するのも面白い。
先日、目白方面を散歩した。自宅から割と近いので、ジグザグに住宅街を放浪して迷子になりかけながら歩いていたら、「目白庭園」という看板と立派な門構えが目に入った。
入場料が無料だったので迷わず突入。回遊式庭園というジャンルらしく、池にそってさくっと一周してみる。さほど大きくはないが、静かでゆっくりした時間が流れている。
昔のエライ人の屋敷跡かと思っていたら、公務員住宅の跡地にわざわざ作ったらしい。豊島区もなかなか粋なことをする。
「目白」と聞くと高級住宅地としてのイメージがある。ただ、「豊島区目白」と「文京区目白台」には、知る人ぞ知るビミョーな格差?が存在する。
5年ほど前、私は新宿区民から豊島区民になった。「目白」をめぐる文京区と豊島区の“覇権争い”では、やはり豊島区を応援しないといけないだろう。
ちなみに、幼稚園から高校まで同級生だった男がなぜか文京区の区長をしている。サンシャインとかビックカメラとか騒々しいものは文京区にあげるから、目白台とか小日向や六義園なんかを豊島区に寄こせと今度会ったら陳情してみよう。
2008年7月11日金曜日
散歩
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