2009年9月8日火曜日

恐れているもの

昔から不思議で仕方ないのが私とアニサキスとの関係だ。なぜか一度も被害に遭っていない。有難いことだ。

アニサキスといえば、人の胃をかじりまくる寄生虫。それはそれは痛いし苦しいらしい。サバ、アジ、イカあたりに潜んでいることが多いタチの悪い奴だ。

胃壁を食い荒らす奴の画像はネットから勝手に拾ってきました。

加熱調理、冷凍保存なら死滅する。生で食べたらリスクは高い。ショウガやワサビ程度ではやっつけられないそうだ。

なぜ私は大丈夫なのだろうか?

サバ、アジ、イカ。どれもしょっちゅう生食している。ちょくちょく行く函館ではイカのはらわただって生で食べまくっている。

調べてみると、ウソかホントかアニサキスを食べても反応しない人もいるらしい。炎症を起こすのは一種のアレルギーで、大丈夫な人とそうでない人に別れるということ。

とはいえ、甲殻類アレルギーとか花粉症もそうなのだが、ある日突然、アレルギー反応が始まるらしい。いま現在大丈夫でも明日は分からないということになる。

大半は食べてから2時間から10時間のうちに発症するという。多くの場合、3~5時間で突然苦しみ出すらしい。サバやイカをつまみに酩酊して帰宅した場合、寝ている間に激痛だ。救急車を呼ぶハメになる。恐い恐い。

鮮度の良い魚ほど危険が高い。腐りかけを出すようなヤバい店に通えばいいのだろうが、そっちはそっちで別な菌にやられてしまう。困った話。

生食が好きだから仕方ない。それにしても函館あたりでイカの季節になると、地元の人も観光客もこぞって、活イカ、それも生のゴロ(イカワタ)をウハウハ言いながら食べている。私もだ。

それでも市内の病院が夜になるとアニサキス急患で混雑するなどという話は聞いたことがない。なんとも不思議だ。

あちらこちらで板前さんにきいてみると、魚をさばいている最中に割と頻繁に目撃しているとか。皿の上で動いているアニサキスを発見するお客さん側の話も聞くことがある。

そのぐらい身近に危険は潜んでいるわけだ。なのに毎週2度、3度と生でサバやイカを食べることもある私だ。気をつけよう。

ちなみにいつも思うのだが、「アニサキス」という名前の響きが妙に恐く感じるのは私だけだろうか。なんか猛烈に痛そうな印象がある。単なる思い込みなのだろうか。

カンジタ、ヘルペス、コンジローマ、クラミジア・・・。いわずと知れた性病関係の名前だ。どことなく言葉の響きが可愛く感じる。アニサキスのほうが尖っている感じのイメージで鋭敏な印象を受ける。痛そうで恐い。

クラミジアあたりだと子ども向けアニメの登場人物みたいな名前だ。ハイジに出てくるクララとか銀河鉄道999のメーテルみたいな優しそうな女性を連想してしまう。

そんな風に思うのは私だけみたいだから、この辺でやめておこう。

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