2009年11月27日金曜日

耳そうじの話

今日はそれなりに汚物系の話です。ご容赦。

私は耳そうじをしない。厳密に言うと出来ない。耳の中に棒を突っ込んでホジくるなんて恐ろしくて不可能。

誰かにやってもらうなんてもっと恐い。どんなに素敵な女性の膝枕だろうと耳をいじられるのはダメ。

耳にキスされたり、舐められるのは声が出ちゃうぐらい嬉しいのだが、耳そうじはダメ。

癒し目的で個室にこもって女性に耳そうじをしてもらう変な商売があるらしい。私にとっては信じがたい。拷問と同じだ。

信頼関係の無い見ず知らずの若いお姉さんに耳の穴をさらすなんて、下半身をさらけ出すより恐いことだ。想像しただけでゾッとする。

そんな私は結局、不定期で耳鼻科に行く。


耳鼻科の医者「今日はどうしました?」

私「どうもしませんが、耳そうじをお願いします」

こういう感じだ。耳そうじのためだけに待合室で長く待たされるのはつらい。でも、耳そうじのためだけに来ているんだという変な自負もまた楽しい。「オレなんか病気じゃないだぜオーラ」を出しながら雑誌を読んで順番を待つ。

耳鼻科の耳そうじは何よりもホジくらないから嬉しい。恐くて目をつぶっているので、どんな道具を使っているのか知らないが、どうやら細い道具で耳垢をつまみとっている感じだ。だからゴソゴソと不快な音もしないし安心確実だ。

そうは言っても自己負担3割の健康保険を使っても1000円ぐらい取られる。耳そうじに1000円払って国家財政からもそれ以上の金額を支出させている。富豪っぽい感じだ。

私の場合、幼い頃、祖母にしつこく強引に耳そうじをされた時の恐怖の記憶が今も残っているのだと思う。それが耳そうじトラウマの原因だ。

ちなみに耳そうじに必ず行くのは潜水旅行の前だ。その昔、耳垢のせいで水が抜けないまま耳垢が膨張(汚い話でスイマセン)、片方の耳が完全に聞こえなくなった経験がある。

その時は薬で溶かしてすごい勢いの流水を耳に流し込まれて溶けた耳垢を除去した。結構厄介だった。

先月終わりに沖縄に行ったのだが、出発前に耳鼻科で耳そうじをしてもらった。にもかかわらず沖縄では片方の耳の水が抜けずにちょっと気になっていた。

その後、すっかり忘れていたのだが、先日、突然、ゴソゴソと小さな耳垢の固まりが出てきた。なんか色が変。血が混ざっているような感じ。奥方様と娘に聞いてみたら、やつらも「血だ!」とか「ヒエ~」とか言っている。

そういえば、沖縄の海でも相変わらずサイナス(副鼻腔)の抜けが悪く、無理やり抜いて潜っていたから炎症でも起こしたのだろうと想像する

近々、潜水旅行の予定があるので、耳から血を出しているようじゃ何かとまずい。血の臭いに敏感な鮫に喰われちゃうかも知れない。慌てて耳鼻科に行った。

医者は何やら道具を突っ込んでゴソゴソ。結局血ではなかった。海での汚れとか、そんな程度の話だった。

耳鼻科の医者が言う。「こんなにたくさん取れました」。おいおい、先月アンタがちゃんと耳そうじしたはずじゃないか!と言いたいところを我慢して、もう一方の耳も見てもらう。

「こっちは全然汚れていませんね。先月取りましたもんね」。

そりゃそうだ。結局、問題の耳は1か月前にその医者が取り損ねた耳垢が尋常じゃないほどの量だったということ。

それでも再び1000円ぐらい払わされた。ちょっとシャクだ。

耳垢の話を長々と書いてスイマセン。

1 件のコメント:

Kobe さんのコメント...

僕は全く逆で、耳掻きがたまらなく好きです。

25ぐらいの時に、急に耳に激しい痛みに襲われ、耳鼻科に駆け込んだら、「耳掻きのやりすぎで炎症を起こしている」と診断されたことがあるぐらいで。

でも、20年近くやり続けてはじめて炎症が起こったので、耳掻きをは止めないで、20年に1回の痛みを我慢する方を選びました。

そういえば、そろそろ来るかなあ。