2011年12月14日水曜日

深夜の炭水化物

今年、個人的な変化があったとすれば睡眠時間が短くなった点だ。どちらかといえば、いっぱい眠りたいほうなのだが、最近は短い睡眠でもハツラツと行動している。

先に言っておくが、加齢ではない。単純に慣れだ。と思っている。

きっかけは初夏に行ったパリ旅行だ。現地でも時差ボケ、帰国後も結構長く時差ボケだったせいで、ヘタすると3~4時間睡眠で行動する日が続いた。

昼間に15分ぐらいうたた寝はするものの、慣れてしまえばなんとかなった。かえって、長く寝てしまうとダルさが残るようになった。

というわけで、以前は7時間は寝ていたいタイプだったのが、4~5時間で平気になった。自分自身でその程度の睡眠でも平気だと思い込むと不思議に身体は順応していく。

おかげで2~3時間の余裕が生まれた。1日24時間しかない中でこの差は大きい。

2時間、3時間という水準は決して短い時間ではない。勤め人の仕事なんて、正直、1日中難しい顔で座っていても、突き詰めれば2~3時間で済んでしまう程度の分量だったりする。

集中して読書すれば単行本の1冊も読めちゃうし、男女の同衾にしても、それだけの時間があればバッチリだろう。

飛行機に乗れば東京からソウルや上海に行ってもお釣りが来るほどだ。

さて、起きている時間が、毎日2~3時間増えたことで、自分の生活がどう変わったのだろう。

精神修養に費やす時間、自己啓発に費やす時間がまるまる増えたわけだ。事実、中央区あたりで夜の遅い時間まで一生懸命精神修養?に励んでいる。

20代の頃は、六本木でぶいぶい酒飲み大会をしていたのだが、ある時期から銀座に行くことが増えた。銀座のほうが好ましく思うようになった理由のひとつが夜が早いから。

朝型人間としては深夜零時を過ぎても空気がまるで変わらない六本木の宵っ張り具合に疲れちゃうことが多かった。銀座は客層のせいもあって比較的夜はさっさと終わる。

銀座でクラブ活動していれば、同伴だのアフターだの何かと誘われるが、私の場合、昔からアフターにはとくに縁がなかった。

基本的に眠くてしょうがない。普通の世界で生きていればそれが普通だろう。仕事終わりの女性の旺盛な食欲を満たし、帰り道はアッシー君にさせられる。たまったものではない。

でも、世の中にはそれを喜々としてこなす男性が多いから不思議だ。あの人達はいつ寝ているのだろう。

そうはいいながら私も最近はアフターには行かずとも遅い時間までダラ飲みすることが増えた。睡眠時間削減効果?だろう。

最近も旧友6名と飲んだ時に2時半まで歌っていた。

それに懲りずに先週も3時まで騒いだ日があった。そんな時間に野球拳で惨敗した幼稚園からの旧友の全裸を眺めていた。40年という時の流れを妙に実感したひとときだった。

そこまで遅いと次の日が使い物にならないが、寝ないで起きていられるだけで以前よりは進歩?した気分になる。

必然的に深夜に何かしら食事を摂取する機会も増えてしまった。これは問題である。

深夜1時過ぎだ。乾き物をつまむぐらいにすればいいものを、カツ丼とか、パスタを注文してしまう。

酔いも手伝って根っからの炭水カブラーぶりを発揮してしまう。それにしても「深夜の炭水化物」って何であんなにウマいのだろう。うっとりする。

食後は最低でも2時間は身体を起していないといけない。逆流性食道炎と付き合う上での宿命だ。深夜1時半に食べ終えたなら3時半までは横たわれない計算だ。

なので、深夜メシ終了後、とっとと帰っても寝られない。仕方なく読書に精を出したりする。

なんとか眠りに落ちると今度は6時頃に子どもがバタバタする音でうっすら目が覚め始める。7時過ぎにはベッドを脱出。また1日が始まる。そりゃあ眠い。こういうパターンは極力減らさないとダメだろう。

大学生時代は1日10時間は寝ないと調子が上がらない「ロングスリーパー」として暮らしていた。そんな私でも今ではピーク時の半分でなんとなかなる。

5時間寝られればハッピーである。それを計算したうえで行動すればいいのだろう。

ちなみに、たて込んでくると24時間だと何かと時間が足りない。あと2時間ぐらい余計にあれば、すべてうまく回る気がするのだが。

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