2018年8月31日金曜日

高級炊飯器に興奮する


時々、まっすぐ帰宅して家で飲むことがある。レトルトや冷凍モノが中心だが、私はかなりのストック魔なので、ツマミに困ることはあまりない。

今年になって知ったのが冷凍の枝豆がそこそこ美味しいということ。食べる前まではそんな気色悪いもの食えるかいって感じで敬遠していたが、ある日、ダメ元で試してみたところ、下手な居酒屋の枝豆よりマトモで感心した。以後常備品になった。

冷凍庫には常にスジコなんかもストックしている。枝豆にスジコ、それにツナ缶をあけてマヨ醬油でちょろっと味付けすれば、アッという間に小鉢3品である。


ふるさと納税に励むようになってから、冷凍物が増えたのでそれ用の冷凍庫を買った。ウナギから松屋の牛丼までてんこ盛りだ。

ちょっと値の張る高級冷凍シュウマイなども家飲みの際の強い味方になる。単純明快にウマい。他にもレトルトシチューやハンバーグもあるから、小鉢の後の重いツマミも何とかなる。便利な時代だと思う。


こちらは沼津の渡辺精肉店という店のオリジナルのコンビーフだ。結構な人気を集めているらしい。ふるさと納税の返礼品にもなっていたので、さっそく入手した。

以前、革命的にウマいコンビーフをここで紹介した(http://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/10/blog-post_26.html)が、こちらのコンビーフはまた違う種類の美味しさだ。

味が優しい。正直言えばちょっと薄いぐらい。脂のギトギト感もなく実にアッサリしている。逆にちょこっと好みの味付けを加えればいろいろな楽しみかたが出来る。オススメだ。

家飲みの場合、炭水化物までたどり着かないことが多いが、週末になるとせっせとコメを炊く。休日の私の楽しみはウマい米を食べることである。

コメの銘柄がどうだ、炊き加減がどうだとここでもアレコレ語ってきたが、より大きな喜びを手にするために高級炊飯器を衝動買いしてしまった。


なんでもイマドキの炊飯器は圧力系と非圧力系に別れており、主流は圧力系だという。難しい話はよく分からないが、硬めのコメが好きなら間違いなく非圧力系が最適だという話を耳にした。

圧力系のほうがもっちりした仕上がりになり、非圧力系のほうがしっかりと粒立った感じになるらしい。もちもちした炊きあがりは好きではない。当然私が気になるのは後者だ。

で、非圧力系で良さそうなものを探してみた。各メーカーのフラッグシップ炊飯器の中で非圧力系を採用しているのは三菱製だけだとか。結果、私の選択肢はそれだけである。

定価は10万円以上もするらしい。でもネットで見ると実売価格は5~6万だった。不思議なもので5~6万だと聞いたものをその値段で買うのは勇気がいるが、10万オーバーと聞いていたのが5~6万だと喜んで買ってしまう。

そんな流れで衝動買いである。なんだか興奮する。「高級炊飯器を買っちゃう自分」って結構いい感じだ。“こだわりの男”みたいで素敵だ!

コメを美味しく食べたいのは日本人の根源的な欲求である。いっぱしの顔をしたオジサマとしてその欲求には忠実であるべきだ。

もう何年も前に離婚して引っ越しする際に、他の家電とまとめて買ったテキトーな炊飯器を使い続けているようではコメ好きの名がすたる。

というわけで、おニューの炊飯器を日々研究している。驚くのはコメの銘柄があらかじめ30種類ぐらい登録されていて、それに最適な炊き加減をコントロールしてくれる機能だ。まあ、そんな機能がどれほど正しいかは分からないが、何だかワクワクする。



他にも炊きあがりに硬さが5段階、粘り気を3段階ごとに任意に選べる。私の場合は「硬めマックス、しゃっきり度マックス」で決まりである。残念なのは早炊き機能を使う際には、そうしたワザが使えないことだ。

これまでも早炊き機能ばかり使ってきたから、悠長に1時間もコメの炊きあがりを待つのがかったるい。ニュー炊飯器でも主に早炊きだが、それでも粒立ったコメの炊きあがり具合は私を幸福にしてくれている。

実際のところ、これまでの炊飯器と比べて10倍もウマくなったわけではないが、コメのツヤ感や甘味を以前より強く感じるのは確かだ。前の炊飯器より3倍ぐらいは美味しくなったと思う。

早炊きだけでなく、銘柄別炊き分け機能で「ななつぼし」や「つや姫」を炊いてみた。みずみずしいのにベチャっとはならないのが嬉しい。適度に冷めた時にコメの旨味を強く感じる。結論から言えば、買って正解だったと思う。

今度の休日には朝から晩までいろんなパターンでコメを炊きまくってみようと思う。

デブまっしぐらである。

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