2018年8月8日水曜日

ななつぼし スペシャル茶漬け


美味しいコメが食べたい。昔からコメには妙に執着心が強く、いろいろな銘柄を試してきた。

もちろん、どんなコメだって炊き方が正しくなければダメだし、炊飯器の個性によっても出来上がりは変わる。一般家庭レベルでは一概に良し悪しを判断できない。


最近私がハマっているのが「ななつぼし」である。北海道のコメだ。「ゆめぴりか」をイマイチだと感じていたせいで、北海道産を敬遠しがちだったのだが、ある時、「ななつぼし」が抜群にうまく炊けたので大好きになった。

ここ数年、「つや姫」を中心に食べていたのだが、浮気心は常にあって、ネットに出回っている品種ごとのコメの特徴などを調べていた。

多くの人が好む「コシヒカリ」は私の好みではない。粘っこい感じのコメにちょっと抵抗があるので、「ササニシキ」のようなアッサリ系を年柄年中探している。

食感の評価はなかなか難しい。人によっては粘りけが強くモチモチなコメを絶賛する。炊くときの水加減でも印象は変わるから、クチコミはあまり頼りにならない。

私の場合、言葉にするなら「粘りけが少なく粒感があってハリがある」ようなコメを求めて迷走し続けているわけだ。

「ななつぼし」を東芝製のわが家の炊飯器で炊く場合、コメ2合なら水を1.6合あたりの目盛りに留めて「早炊き」機能を使う。今のところこれでバッチリだ。

「つや姫」、「あきたこまち」あたりが主流だった我が家のコメストックはだんだん「ななつぼし」ばかりになってきた。

硬めに上手く炊けたコメの美味しさは“汁っぽく”味わう際にも際立つ。お茶漬けにしてもコメの粒感が負けないからグジャグジャした印象にはならない。


夏バテ対策でちょくちょく食べるスペシャル茶漬けの画像だ。見た目は美しくないが、これが結構ウマい。胃腸が疲れているときにも最適だ。

具材は、梅干し、海苔の佃煮、鮭のほぐし身、なめ茸、すぐきが基本だ。焼きタラコを載せることもある。

これらの具材は混ざり合ってもそれぞれの味を壊さない。混ざったら意味不明になっちゃう組み合わせとは違い、ミックスされてもそれぞれの味が台無しになる感じはない。

効能はよく分からないが、梅干しは夏バテ予防の王道だし、なめ茸はネバネバ効果がありそうで、すぐきも発酵食品である。きっとヘルシーだろうと勝手に思い込んでいる。

思い込みもまた大事である。

スペシャル茶漬けを食べる時は、お気に入りの唐津の抹茶碗を使う。結構な値段の作家モノなのだが、小どんぶりサイズで使い勝手が良い。何より「唐津の抹茶碗でお茶漬け」という贅沢感がお茶漬けのシャビー?なイメージを払しょくする。

これまた思い込みである。

ここ2週間ぐらいで朝食にこのお茶漬けを4回も食べた。朝からハンバーグでもカレーでも食べられるタイプの私だが、さすがに暑さのせいで弱っているみたいだ。

弱っていても食べないのは悪循環だから、サラッとかっ込めるお茶漬けがこの時期はオススメだ。


そういえば先日、酷暑の中、神宮球場で友人達と野球観戦という名の飲み会をした。汗を異様にダラダラ流しながらビールをカピカピ飲んでいたらプチ熱中症みたいにダルくなってしまった。

ダルさに加えて3時間ぐらいナゼか片耳が聞こえなくなるという体調不良に陥った。幸いにも野球観戦後の飲み屋で水ばっかり飲んでいたら復活できた。大事に至らなかったのはスペシャルお茶漬けのおかげだと思っている。

やはり思い込みは大事である。

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