2019年4月19日金曜日

移転の効果


気のせいか自分の「気」が少しづつ変わっているように思う。職場の移転がきっかけだ。

移転コストのうち、引越し代や移転先の造作などよりも高くついたのが廃棄費用である。いわば不要品の中にいたようなものである。



さすがに断捨離の効果はあるようで、どうしたってスッキリした気分になる。やはり動くことには意味がある。淀んだ「気」を振り払えるのは確かだろう。

で、考え始めたのが自分の家の引越しだ。いまは小石川エリアの静かな場所に住んでいるのだが、選んだ理由は職場に近かったことと子どもが遊びに来やすいという点だ。

今回の移転で職場が遠くなっただけでなく、最近は子供と外で会うことが多く、ウチに来る機会は減った。そうなると現在の場所に居続ける理由はないわけだ。

今のマンションに住み始めて4年が経つ。フロントサービスなんかもあって至極便利だし、周りには緑も多くて快適だ。

時々見てもらう謎の占い師さんには「隠居の家相」と指摘されたのだが、気にいった物件だったので躊躇なく住み始めた。

言われたことを気にしているせいもあるのだろうが、家にいると何となくドテ~っとダラけてしまう。

まあ、家なんてダラける場所ではあるが、まるで隠居ジイサンみたいである。家相のせいだとしたらちょっと問題だ。

一人暮らしだし、賃貸住まいだから、気軽に引っ越しができる立場である。人生後半戦だし、ジプシーみたいに放浪を気取るのも悪くない。

ちっとも富豪にならないし、いっそのこと「富豪記者」を「ボヘミアン記者」に変えてしまうのもアリかもしれない。

というわけで中央区で引越し先を物色中だ。中央区といえばタワーマンションばかりである。

高いところが大の苦手な私にとっては困りものである。そりゃあ30階とか40階に住めば、窓を開け放っても蚊が襲ってくることもないだろう。

でも私にとってのメリットはそのぐらいだ。エレベーターを待つのも嫌いだし、エレベーターに長い時間乗るのも恐い。

場所柄、低層のゆったりしたマンションは見つからないから、必然的に高層物件の下の方を中心に探している。

出来れば2階、せいぜい3階、頑張っても4階が希望だ。それなら階段も使える。

噂によるとタワーマンションにはアホみたいなヒエラルキーがあって、エレベーターで乗り合わせた高層階の住人は低層階のボタンが押されると舌打ちするとかしないとか。

ホントだったらビックリである。もしそんな事態に遭遇したら、舌打ちを10倍ぐらいやり返して途中階のボタンを全部押してダッシュで逃げようと思う。

京橋が職場だから銀座あたりに住んじゃうのもアリだ。自宅住所が「中央区銀座」になるのも結構ウケ狙いにはなる。

でも、「銀座」の住所表示で探せる物件はかなり少ない。築地や明石町あたりが中心だろう。あのあたりならタワーじゃなくても適当なマンションがありそうだ。

銀座エリアなら職場まで自転車通勤も可能だ。健康対策としても悪くない。でも、それならいっそのこと徒歩通勤可能な場所に住むほうが賢明かもしれない。

八丁堀、新富町あたりなら徒歩でも職場に行けそうなので、いろんな角度から楽しく検討中だ。

そんなどうでもいいことを考えているだけで気分は上がる。この歳になると、なかなか気分が上向きにならないから、そんなトピックにかこつけて運気を一気に上昇させようと思う。

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