相変わらず無軌道な食生活が続いている。青汁や各種サプリでバランスをとっていると思い込んでいるから、普段口にするのは好きなものばかりだ。
ウーバーイーツも我が日常のライフラインみたいになり、気分に応じてあらゆるジャンルの食べものを取り寄せる。
こんな鳥の丸焼きを頼んで一人黙々と食べていると、さすがに自分の健康面が心配になる。
とはいえ、たとえ自炊するにしても怪しい農薬や添加物だらけのテキトーな食材を買って塩分多めに味付けすればヘタなデリバリー飯より不健康だろう。
結局、何が良いのかはよく分からない。
さてさて、コンビニ弁当といえば、我々の世代から見れば「ダメな食べ物」というイメージが強い。
今はだいぶ進歩したからそんなことはないだろうが、その昔は大の大人はそんなモノは食べないという不文律みたいな風潮はあった。
弁当はともかく、イマドキの「コンビニ飯」の進化には驚かされる。オリジナルの冷凍食品の中にはビックリするほどウマいものは多いし、レトルト系にしてもセブンイレブンの「金の~~」シリーズなどはかなり満足出来る。
レンジでチンするだけの焼き魚の味も結構なレベルだ。レンチンの焼き魚なんて気持ち悪いし、ウマいはずがないと思うのが普通の大人の感覚だ。
私もそうだったのだが、試してびっくり、ちゃんと美味しい。きっと料理下手な奥さんが作る焼き魚よりマトモだ。
コンビニの食べ物の中でも特筆すべきはスイーツの進化だ。町のケーキ屋さんという存在が遠からず絶滅しちゃうと思えるほどレベルの高い商品が多い。
自宅の目の前のビルにセブンイレブンがあるため私は基本的にはセブンイレブン支持派だ。とはいえ、ウーバーイーツで配達を頼めるコンビニはローソンしかないので、そちらのスイーツもよく食べる。
ウーバーでローソンのスイーツを頼む場合、注文したはずの商品が欠品のケースが珍しくない。仕方なく多めに注文するのだが、欠品がない時は、幸か不幸か当然すべて届いてしまう。
シングルオジサマなのに冷蔵庫の中がスイーツだらけというシュールな事態になることも多い。
コンビニスイーツの中で最近のお気に入りはセブンイレブンの「バニラ香るチーズテリーヌ」なる一品だ。
ハヤリのバスクチーズケーキの変化球バージョンみたいな雰囲気だ。バニラアイス的な味とチーズケーキ的食感がミックスされたような官能的な味わい。
実に身体に悪そうな濃厚な感じが悪魔的で良い。紅茶とともに楽しめば退屈なステイホームの時間が魅惑のカフェにいるような気分になる。ちょっとオーバーか。
ステイホームなどしていない私が言ったところで説得力は無いが、どうでもいいカフェでウマくもないケーキとお茶で1500円ぐらい取られるなら自宅でコンビニスイーツを食べているほうが幸せだ。
最近のコンビニは、私のような絶滅危惧種の喫煙者にも優しい。喫煙室を用意している店舗まであるわけだから有難いったらありゃしない。
コンビ黎明期を知る世代の人間として、日々進化するコンビニの革新性や柔軟性には感心する。
現状に満足せず、絶えず創意工夫を心がけている姿勢には学ぶ点は多い。
なんだか大袈裟な結論になってしまった。世のオジサンオバサン世代は、ついつい「コンビニなんて・・・」と斜に構えて見てしまいがちだが、そういうクセは直したい方がいいと思う。
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