2021年3月15日月曜日

音質は大事だ

若い人と話していると「音質」へのこだわりが無い人が多くて少し驚く。たまたまかもしれないが、そういう話を立て続けに聞いた。

 

どうやらスマホですべて完結する習慣や海賊版ソフトで音楽を聴く習慣のせいで音質のことはあまり気にしない傾向にあるらしい。

 

私が若い頃は家のコンポやカーオーディオの音質にやたらとこだわった。あの執着心は若さゆえのものかと思ったが、時代が変われば若者の意識も変わるのだろう。

 



 ウオークマンの一号機が世に出た当時、私は中学生だった。早速手に入れて使いまくったが、当時はレコードの時代であり、カセットの時代だった。

 

カセットテープを聴くために必死に音質にこだわったわけだから今思えば何ともいじらしい世界である。

 

若い頃はカーオーディオを何十万もかけて新調したが、しょせんはカセットテープを聴くための努力だった。

 

その後、CDの時代が到来したときも、やはりウン十万かけてカーオーディオを専門ショップで音質向上に必死になった。

 

家庭人だった頃に建てた家でもホームシアターをせっせとオーダーして割と高価なスピーカーを天井に5個も埋め込んで臨場感を楽しんでいた。

 

10年以上前にはこのブログにもせっせとホームシアターの自慢話を書いていた。何とも懐かしい。十年ひと昔である。

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2007/11/blog-post_14.html

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2009/08/100.html

 

今はしがないジプシー、ボヘミアン生活なので、自宅の音響にさほどこだわっていない。それでも簡易的なホームシアタースピーカーをテレビにつないでいるため、それなりに迫力のある音で映画や音楽を楽しめる。

 



 

クルマに関しては、カーオーディオは昔より進化しているので、カスタマイズしなくても上質な音が楽しめている。

 

いま乗っているクルマには米国の人気メーカー「Harman Kardon」のスピーカーが10個も付いているし、前に乗っていたクルマにはBang OlufsenだったかBowers&Wilkinsだったか欧州製ハイエンドスピーカーが装備されていた。

 

やはり心地よく音楽を聴くにはそれなりの音質が必要だ。自分で撮った怪しい動画の音声?ならともかく、音楽はスマホのスピーカーではダメだ。

 

さきほどのクルマのスピーカーのようにマニアックなものでなくても、イマドキの音響機器は低価格帯でも結構なレベルの音質がウリだ。

 

私が散歩するときに使っているのが「TaoTronics」という聞いたことがないメーカーの安いBluetooth対応イヤホンだ。

 



 

3500円である。居酒屋で飲んでももっと取られる。そんな低価格なのに耳元で音量調整や早送り、巻き戻しも出来る。

 

音質もちゃんとしている。昭和の人間の感覚からすれば、ちゃんとしているどころかしっかりと高音質だ。

 

この種のイヤホンもハイエンドメーカー製ならウン万円単位の商品も珍しくないが、それらは一体どれほど音質が優秀なのか気になる。

 

気になるのだが、今使用している低価格モノで充分なので、つい高級機を買う機会がない。富豪を目指すなら高級イヤホンの一つや二つ、悩まずに買わないとダメである。今度買ってみようと思う。

 

家で時々使っているBluetoothスピーカーも「Anker」という聞いたことのないメーカーのスピーカーでそこそこ満足している。5千円もしないで買える。

 



 

SONY製のもっと高いスピーカーもあるのだが、音質はあまり違わない気がする。10万クラスのスピーカーなら随分違うのかもしれないから、やはり頑張って買ってみようか。


まあ、いずれにせよ、昔より“そこそこスピーカー”の質が上がっていることは確かだ。

 

音質にこだわるなどと大袈裟に書き始めた割には安価な商品で満足しているシャバダバな実情を書いただけになってしまった。

 

とりあえずスマホのスピーカーで満足するよりは一応こだわっているということである。

 

 

 

 

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