2021年3月29日月曜日

男の後ろ姿 白髪問題

この1~2年の自分の変化のひとつが白髪である。一気に増えた。加齢を痛感する。

 



 

と、悲しそうに書いてはみたが、白髪混じりのオジサマになったことを喜ばないといけない。ハゲチャビンになることに比べればラッキーだ。

 

ひとえに自分の努力の賜である。15年ぐらい前、薄毛が激しく進み、カツラ屋に行って型まで取って発注したあげく、ギリギリで踏みとどまってキャンセルし、それ以来は自助努力を続けてきた。

 

飲み薬や塗り薬、サプリやシャンプーまで研究してきたせいで、なんとかハゲ散らかさずにここまで来た。


毛髪活性化をめぐる涙ぐましい努力の話は7年前にも書いているが、この時に載せた画像に比べるとかなり白髪が増えていることが分かる。


http://fugoh-kisya.blogspot.com/2014/10/blog-post_15.html

 

白髪が増え始めた頃、鏡で見える前側はマメに抜いていた。この5年ぐらいで少なくとも1000本は抜いたはずだ。

 

本末転倒である。必死に減らさないように高いコストをかけて頑張っている一方で、白くなったら抜くなんて実にもったいない。

 

抜いていたのは前側だけだから、後ろ姿は冒頭の画像のような感じである。このぐらい白と黒が混ざり合えば悪くない。ぽつんぽつんと白いのが悪目立ちしていると抜きたくなる。

 

前側と後ろ側で白髪の交ざり具合が異なるのもヘンテコなので、いよいよ前側の白髪を抜くことを辞めた。

 

ついに戦い終了だ。お爺さんへの第一歩を歩み始めた気がする。

 

白髪もそうだが、自分の後ろ姿にはなかなか意識が向かない。コロナのせいで銀座あたりの飲み屋さんで綺麗どころに見送られることもなくなったから、後ろ姿に気を配る場面も減った。

 

男の背中には物語があると言われる。哀愁とともに語られることが多いが、果たして自分はどうなんだろうか。

 

憂いも哀しいこともないから、哀愁が漂っているはずはない。とはいえ、昔より疲れが溜まりやすくなったから弱々しい場面も多いのかも知れない。

 

平日の朝、仕事に向かう人波の背中はどれも皆ドンヨリした感じに見えるが、週末の繁華街の人波はどこか楽しそうだ。

 

気分は背中に表れるわけだから、哀愁を漂わせていることはちっとも自慢にはならない。不幸自慢みたいなものだ。

 

一昔前はそんな哀愁漂う男にも憧れたが、いま思えばそんな状態はイヤだ。この歳になってウジウジしていたらガン細胞が喜んで活性化しそうである。

 

こんなご時世でもあるし、陽気な背中を目指したいものだ。楽しいことを考え、バカみたいなこともいとわず、脳天気に過ごしていれば、後ろ姿もきっとドンヨリはしないはずだ。

 

ついでにこれまた7年前に書いた男の背中をめぐる話を載せてみる。

 

http://fugoh-kisya.blogspot.com/2014/06/blog-post_6.html

 

われながらなかなか面白いことを書いていた。やはり7年も前だと書く内容が今よりも若い気がする。

 

この頃は銀座で飲み歩いて女性陣の画像をバシャバシャ撮るのが普通のことだったわけだから、コロナ禍ですっかり変わった世相に今更ながら驚いている。

 

徐々に以前の日常に戻るためにリハビリに取り組み始めようと思う。



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